15日、横浜市のイオンシネマみなとみらいで開催された

『ブシモpresents プロレス3D 第7弾 ワールドプロレスリング G1 CLIMAX 2013』

の先行プレミア上映会に参加してきた。


プレミア上映会の目玉は、G1覇者の内藤哲也、準優勝の棚橋弘至、

さらに永田裕志、真壁刀義の新日本主力4選手による舞台挨拶があること。


当日、台風の接近で天候と集客が心配されたものの、

午後からは横浜方面も見事に晴れて、

大きな”みなとみらい”劇場に満員のファンが詰めかけた。


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どうだい?

凄まじいばかりの熱気が伝わってくるでしょ!?

内藤が手にしているのは、もちろん栄光のG1優勝トロフィー。

その面積は天山の顔の大きさとほぼ同じと言われている。


棚橋がギターのごとく抱えている謎のしゃもじ(?)は、

今回の3D作品の前説で大活躍することになる特注の一品。

それは映画を観てのお楽しみということで、ここではヒミツ。


右端で少し切れてしまった人物は(※スマン!)、

舞台挨拶の司会進行を務めた野上”ジャスティス”慎平アナ(テレビ朝日)。

しゃべりにかけては業界№1と言っていい真壁にからまれまくっていたが、

その噛み合っていないようで実は噛み合っている掛け合いが爆笑を呼んだ。


左端は、最年長の永田裕志。

永田はちえこ夫人と長男の裕生クンを同伴してきたゼア。

裕生クンももうすぐ4歳の誕生日を迎える。

ほんの少し見ないうちに、

成長して男前になっていたゼア。


それよりも、ヒヤヒヤものだったのが永田のトーク。

リング上ではアンチエイジングを地でいく

若々しいファイトを披露しているのに、

トークでは中年オヤジまるだしゼア。


G1最終日で実現した高橋裕二郎戦では、

周知のとおり、裕二郎&セクシーガール2人組に

「エ×チが下手な男」とさんざんコケにされた。

それをまだ根に持っているようで、

我が子の前でまたも「エ×チ」に関する話を全開。


他にも小さなお子さんを連れた親子連れの姿もちらほら見られたので、

舞台挨拶終了後、ちえこ夫人にお灸をすえられたらしいゼア(笑)。

まあ、ある意味この開けっぴろげトークもまた

永田サンの真髄と言えるかもしれないゼア!


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では、私が観た第7弾となるプロレス3Dの感想。

もちろん、過去すべてのプロレス3Dを鑑賞している。


簡単に言うなら、進化しているとか、

完成形だとか、もうそういう言葉は必要ない。

そのさらに先のステージ……

つまり映画作品になっているということ。


私流に表現するなら、今までは3Dでプロレスを見せてきたが、

第7弾にしてついにプロレスラーを表現する作品にまで仕上がったと思う。


G1 CLIMAX2003が見事に一つのドキュンメンタリ―作品、

物語、大河ドラマに仕上がっているのだ。


11日間で全9大会。

最終日(8・11両国)へ向けて闘う選手たち。

バス移動を含めた旅の風景。

8・7仙台で負傷し、途中リタイアを余儀なくされた

天山広吉と後藤洋央紀のドラマ。


また、途中で注目選手たちをクローズアップしている。

柴田勝頼、中邑真輔、内藤哲也などへのインタビュー。

飯伏幸太のロケ映像(※爆笑のオチもある)。

永田、小島、天山の第3世代の絆。


前説はもちろん棚橋が務めているが、

今回はスタジオから飛び出し初のロケを敢行。

そこで思わぬ伏兵が目立ってしまうなど、こちらにも注目。


試合をしっかり見せながらも、

終わってみればプロレスラーの生きざまが印象に残る。


もちろん、3D映像、音響と文句のつけどころがない。

3台の3Dカメラがベストポジションで激闘を追っているし、

飯伏の場外ケブラ―ダなど3方向から見せてくれる。

スロー再生もじつに効果的。


リング上の攻防はよりリアルで、

たとえば小島のマシンガンチョップによって、

オカダの胸板が波打つ瞬間まで見ることができる。


音響効果も抜群。

映画館の後方のお客さんが拍手・歓声を送っているのでは…

そう錯覚するほどの臨場感を味わうことができる。


会場の熱狂ぶり、リング上の打撃技の打撃音などがしっかりと聞こえる一方で、

実況・解説の声もクリアにかぶさってくる。


もう、余計な注文はなにもないという感じ。

そして、なにより各試合の素晴らしさに釘付けとなった。

ファイナルの内藤vs棚橋は、リングサイドで解説しながら観たときよりも、

テレビ放送で観たときよりも、完成度の高い好勝負だと痛感した。


3Dはすべてを映し出すからゴマカシなど効かない。

攻防だけではなく、感情まで浮き上がってくるかのようだ。

それも併せて考えると、やはり優勝決定戦に相応しい名勝負だった

と改めて言い切れる。


それ以外で印象に残ったのは、

矢野通vs鈴木みのるの最終公式戦。

こちらは、本当におもしろい試合。

試合巧者同士による読み合い、化かし合いと、

最初から最後までまったく目が離せない。


そこで、結論。

もう今回ばかりは水野晴郎さん(故人)に

ご登場願うしかないだろう。


「いやぁ、プロレス3D映画って、ホンットにいいもんですねえ~」


というわけで、今回のプロレス3Dは

私が自信と確信を持って推薦したい。

同時に、3Dカメラを持参してG1を追い続けた、

私もよく知っているスタッフの皆さんに敬意と感謝の意を贈りたい。


素晴らしい作品をありがとう!

皆さんもぜひ映画館に足を運んでください。

G1 CLIMAX2013の感動が甦ると同時に、

プロレスの素晴らしさとプロレスラーの魅力を

堪能できること請け合いです!


【上映内容】
「ブシモpresentsプロレス3D第7弾ワールドプロレスリング G1 CLIMAX 2013」(上映時間:約101分)
 
【日時】
9月28日(土)~10月11日(金)
※上映時間は各劇場にお問い合わせください。
 
【上映劇場】
※全国 イオンシネマ45劇場
 
=北海道・東北・北陸=
小樽、江別(北海道)、弘前(青森県)、北上(岩手県)、名取、石巻(宮城県)、米沢(山形県)、福島(福島県)
 
=関東=
守谷(茨城県)、羽生、浦和美園、大宮、春日部(埼玉県)、板橋、むさし村山(東京都)、市川妙典、千葉ニュータウン(千葉県)、つきみ野、港北ニュータウン、みなとみらい、海老名、茅ヶ崎(神奈川県)
 
=中部=
新潟西、県央(新潟県)、金沢(石川県)、各務原(岐阜県)、大高、豊川(愛知県)
 
=関西=
桑名、津(三重県)、近江八幡(滋賀県)、高の原(京都)、西大和(奈良県)、茨木、大日、りんくう泉南(大阪府)、明石、加古川(兵庫県)
 
=中国・四国=
広島(広島県)、防府(山口県)、宇多津(香川県)
 
=九州=
戸畑 福岡 大野城(福岡県) 熊本(熊本県)
 
【鑑賞料金】
2,000円 (一般・大高生)/1,300円 (3歳以上中学以下)
※別途3Dメガネ代100円 (持参の方は不要)
 
【チケット販売】
2013年9月25日(水)21:00~
e席リザーブで販売開始