15日、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で開催された

『ワールドプロレスリング3D 第6弾 1・4東京ドーム2013』

先行プレミア上映会に参加し、99分の作品を鑑賞してきた。


昨年のプロレス3D・第5弾『G1クライマックス2012』が、

プロレス3Dの完成形だと思っていたが、

今回はその上を行くためにオプションが付いた。


試合とは別に、テレビ朝日のスタジオにリングを設置して、

棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ、真壁刀義、飯伏幸太の

5選手がそれぞれの必殺技を公開。

それを3Dカメラが試合では不可能な位置から撮影しているのだ。


棚橋のハイフライフロー、中邑のボマイェ、オカダのレインメーカー、

真壁のスパイダー・ジャーマン、飯伏のファイヤーバード・スプラッシュ

などが目前のカメラに飛びこんでくる。


大技を受ける高橋広夢などヤングライオン勢は、

本当に気の毒になってくる。

その思いがイチバンにくるほど、トップ選手たちの大技は強烈。


「棚橋さんのハイフライフローを食って、

1発で終わりかと思ったらまた別の角度から撮りますと。

すいません、30分休ませてくださいって…

本当にボクらの辛さも見てほしいです!」


舞台挨拶に参加した広夢クンも、

切実にそう訴えていた。


今回、舞台挨拶に登場したのは、

棚橋、真壁、永田裕志、中西学、後藤洋央紀、高橋、渡辺高章の7選手。

司会進行を務めたのは、細腕ラリアットでお馴染みの

テレ朝・野上慎平アナウンサー。


前売チケットが早々に完売ということで、ご覧のように

器の大きなワーナーマイカル板橋がギッシリのファンで埋まった。


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では、肝心の内容のほうだが、

第5弾となった昨年のG1クライマックスは、

両国国技館での優勝戦へ向けてのドラマ仕立てになっていた。


ある意味、プロレスラーたちの人間ドラマ。

これは頂点を目指すリーグ戦を日々追っているからこそ

1つのドラマとなり得たと思う。


今回の1・4東京ドームはまったくテーマが違う。

連続ドラマとはならないものの、

東京ドームという巨大空間、2万9000人の大観衆、

その舞台設定そのものがスペシャルなのだ。


やはり、入場シーンが抜群に映える。

中村あゆみさんが熱唱する『風になれ』で颯爽と入場する鈴木みのる。

オカダ1万ドル札が降り注ぐ中、メインのリングへ向かうレインメーカー。

入場はこの2人に尽きるかもしれない。


試合で光ったのは、永田vs鈴木戦、

IWGPジュニア3WAY選手権(プリンス・デヴィットvs飯伏vsロウ・キ―)、

IWGPインターコンチネンタル選手権(中邑vs桜庭和志)の3試合。


もちろん、私見なのだが、

やはりライブ観戦、テレビ観戦で観たときと同様に、

この3試合には釘付けとなった。


ダブルメインのトリを飾ったIWGPヘビー級選手権、

棚橋vsオカダは33分34秒の試合をノ―カットで見せる。

現・新日本プロレスの玉座を争う最高峰の攻防を

じっくり堪能してもらいたい。


では、個人的にもっとも印象に残ったシーン。

まずは、肉を打つ打撃音がしっかりと響いてくること。

とくに、桜庭が中邑に見舞う掌底攻撃など、

ビシッ、ビシッと鈍い音がして痛みまで伝わるかのようだった。


もうひとつが、鈴木みのるが見せた

鮮やかなカウンターのドロップキック。

食らった永田が、こう証言している。


「みんな、オカダのドロップキックのことばかり言うけど、

鈴木のドロップキックは強烈だよ、悔しいけどね。

オレ、あの1発で首がズレたもん」


確かに、鈴木のドロップキックは痛烈。

オカダは両足踏み切りの蹴りだが、

鈴木の場合は片足踏み切り。


そういえば、昨年、『東スポ大賞』以外のプロレス関連アワードで、

年間ベストバウトを総なめにした感のある10・8両国大会の

棚橋戦でも意外なシチュエーション、素晴らしいタイミングで

矢のようなドロップキックを決めている。


考えてみると、新日本プロレスのヤングライオン時代、

鈴木が使う唯一の派手な技がドロップキックだったし、

新生UWFへの移籍第1戦(安生洋二戦)でも、

意地の串刺しドロップキックを決めている。


鈴木にとっては、隠し技であると同時に、

プロレスラーとしてこだわりの技でもあるのだ。


性格の悪い男の、正確無比なドロップキック。

見逃さないでいただきたい!


完成形にプラスアルファされた今回のプロレス3D第6弾。

1・4ドームの感動がまた違ったかたちで甦ること請け合いである。


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                  ※追加でもう一丁! 撮影=三田佐代子

では、2月23日(土)からスタートするプロレス3D第6弾の

選手舞台挨拶の予定は、次の通り。

なお、板橋に登場する中邑真輔のトークの相手は、

ワタクシ金沢が務めます。


真輔に是非ここを聞いてほしいという希望などがあれば、

当ブログにコメントを寄せてください。

参考にさせてもらいますので!


■2月23日(土)新石巻
登場選手:棚橋弘至
15:30上映回~
※レッドカーペットイベント付舞台挨拶を行います。 

■2月23日(土)茨木
登場選手:オカダ・カズチカ&外道
14:00上映回~
※本編上映終了後に舞台挨拶を行います。 
 
■2月23日(土)浦和美園
登場選手:天山広吉&小島聡
16:00上映回~
※本編上映終了後に舞台挨拶を行います。 

2月23日(土)市川妙典
登場選手:永田裕志&中西学
16:00上映回~
※本編上映終了後に舞台挨拶を行います。 

2月23日(土)港北ニュータウン
登場選手:飯伏幸太(DDTプロレスリング)
16:00上映回~
※本編上映終了後に舞台挨拶を行います。 

2月23日(土)板橋
登場選手:中邑真輔
16:00上映回~
※本編上映終了後に舞台挨拶を行います。 

★2月24日(日)みなとみらい
登場選手:オカダ・カズチカ&外道 
16:00上映回~
※本編上映前に舞台挨拶を行います。
 
★3月2日(土)春日部(3/1より上映)
登場選手:棚橋弘至
15:30上映回~
※レッドカーペットイベント付舞台挨拶を行います。    
  
※舞台挨拶の参加には、鑑賞チケットのご購入が必要です

★ワーナーマイカル、プロレス3D特設ページはコチラ!!


最後におまけ。

15日のプレミア上映会には、

1・4ドーム大会でゲスト解説も務めた

AKB48の小森美果さん(以下、こもりん)も来場。


選手、テレ朝関係者とともに

99分の作品を鑑賞した。


その上映前の控室で、こもりんからバレンタインデーの

チョコレートをいただいた。

しかも、手作りなのだ。


「すげぇー、こもりん、そんなことできるの!?」


「私だってチョコぐらい作れますよー」


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で、いただいたのが、コレ。

さて、お味の方はと……これが正直美味しかった。

どうだい、タイチ、羨ましいだろう(笑)。


もちろん、こもりんは選手たちにも配っていたのだが、

その中でも異常に喜び、記念撮影から即行でツイ―トしていたのは、

言うまでもなく我らが永田さんなのであった(笑)。

ゼアー!