1月29日、サムライTV『NEW JAPAN ROAD ♯5』の収録を行ない、

31日には、同『速報!バトル☆メン』生放送に出演した。


1・4東京ドーム大会の振り返りと、

来たるビッグマッチ、2・10広島サンプラザホール大会の

展望、見どころなどを語り尽くす『NEW JAPAN ROAD』。


今回のゲストは、初登場の”ファンキーウェポン”田口隆祐。

2・10広島で、田口は盟友のプリンス・デヴィットが保持する

IWGPジュニアヘビー級王座に挑戦する。


APOLLO55によるパートナー対決は、

2011年6月の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr』

準決勝で対戦して以来。

そのときは田口が勝って決勝に駒を進めたものの、

ファイナルで飯伏幸太に敗れ優勝を逃した。


翌2012年6月の同大会では、

準決勝で田口がPAC、ロウ・キ―がデヴィットを破り、

決勝でロウ・キ―を下した田口が初優勝を飾ったのは、

記憶に新しいところだろう。


と言いつつも、それほど記憶に新しくなくなってしまったのは、

直後に大阪でロウ・キ―のIWGPジュニア王座に挑戦したものの敗れ、

9月には新王者の飯伏に挑戦し、またも敗れてしまったから。


その後、10月にベルトは再びロウ・キ―へ。

11月にはデヴィットが奪還と、

ベルトに関してはデヴィット、ロウ・キ―、飯伏の3選手による

目まぐるしい覇権争いが展開された。


それを受けて、1・4ドームのタイトルマッチは

IWGPジュニア史上初の3WAYタイトル戦となった。

スーパーJr覇者である田口の存在感は霞んでしまったわけだ。


今だから言えるという感じで、

「デヴィットが勝ったら挑戦表明しようと思っていた。

2年前のスーパーJrで勝っているし、

飯伏、ロウ・キ―には負けたばかりだから、

彼らがベルトを巻けば挑戦権はないと思った」

と、計算をしたうえでの挑戦表明であったことを告白した田口。


このあたりが、すでに戦略家なのだ。

ご存知のとおり、将棋の実力はアマ五段。

ドーム直前の『大プロレス祭り』で開催された

カードゲーム”キンプロ”大会に2連覇と

頭脳明晰で戦術に長けている田口。


「デヴィちゃんとはお互いにすべてを知り尽くしているから、

新しい技を考えています。

ただし、それは本番まで温存したい」


すでに、デヴィット攻略プロジェクトは進んでいるのだ。

……と、クレバーそのものかと思えば、

表情を変えることなくボケをかますことも多々あるのが、

ファンキーウェポンらしさか(笑)。


「今年の田口はひと味違うというところを、

まず見た目から始めてみた!」


色白の田口がいきなり日焼けマシンで日焼けに挑んだ。

ところが、慣れないことをしたものだから、

小麦色どころか、赤くなってしまったのだ(笑)。


「えー、ちょっと一杯ひっかけてきました」


そう言って誤魔化す。

ファンキーだぞ、オイッ!


また、田口は今年に懸ける壮大なプランも明かしている。

なんと『G1クライマックス』出場を目標に掲げたのだ。

その心は…ぜひ番組を観ていただきたい。


まず、野望遂行への第一段階として、

IWGPジュニア王座を獲得した暁には、

”十人十色の逸材”として、

「広島のみなさ~ん、大好きでーす!」

を絶叫する予定だという。


金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba


つまり、こんな感じ。

収録後、「大好きで~す!」と

三者三様にポージング。


ファンキーだけど、パクリやないかい(笑)。

それにしても、田口節はかなりおもしろい。

おそらく広島では、

デヴィットの閃き(シャイニング)vs田口の戦術(タクティクス

の闘いとなることだろう。


そこでどういう結果になろうと、名勝負は必至。

他にも、田口が語るレインメーカー評なども興味深い。


番組は今晩、21時からのオンエア。

サムライTV『NEW JAPAN ROAD ♯5』

ゲスト=田口隆祐

2月2日(土)21:00~22:00、他

お見逃しなく!


なか1日おいて、31日には

『速報!バトル☆メン』に解説で出演。

MCは、東京03の豊本明長さん。

じつは豊本さんがMCのバトル☆メンに出演するのは初めて。


番組で共演したのは、約2年前まで遡る。

2010年11月3日にオンエアされた特番

『プロレスの哲人~ゴールデンタイム・トーク~』に出演したとき以来。

そのとき豊本さんはサムライTV初出演にして、

番組MCを担当していた。


あのときは、豊本さんを随分と困らせたなあ。

「金沢さんの扱い方がわからない!」と、

豊本さんも半ばサジを投げていたよなあ、確か…(笑)。


まあ、そんなこともあったのだが、

さすがに超プロレスマニアにして、

売れっ子芸人の豊本さん。


トークは的確だし、解説者にしゃべりやすい

方向へと話を進めてくれる。


控室でも気配りが垣間見られるし…

そのへんは経験がものをいうのだろうなあ(笑)。


ゲストは田中将斗。

この人も注目対決を控えている。


2月3日の後楽園ホール、ダブルヘッダー。

12時からのZERO1興行では、

旧FMW軍vs旧W☆ING軍の6人タッグ戦に出場。


大仁田厚&田中将斗&サブゥ―vs

金村キンタロー&レザー・フェイス&BADBOY非道。


マニア、オールドファンには堪らないカードだ。

まして、サブゥーはバリバリに元気だという。


「サブゥ―とは日本でタッグマッチで何回かやったけど、

アメリカでは試合したことがなくて。

だけど、自分がECWに行ったとき、

ECWでの闘い方というのを熱心にアドバイスしてくれた。

自分にとって日本の師匠が大仁田さんなら、

アメリカの師匠はサブゥ―だと思ってますから」


田中はそう言い切った。


さらに、同日午後6時半からの新日本の興行ではメインに出陣。

NEVER無差別級王者として、石井智宏の挑戦を受ける。


田中将斗vs石井智宏。


この一戦は昨年11月、『初代NEVER無差別級王座決定トーナメント』

準決勝で実現したカード。

両者とも望んだ初一騎打ちは凄まじいタフマッチとなり、

年末のプロレス大賞のベストバウト部門にノミネートもされた。


今回も、両者が望んで再戦を行なう。

新日本マットでは同じCHAOSに所属しているが、

闘いとなれば、関係ない。


「石井ちゃんとなら、

オレはナンボでもやったる」


そう田中は言い切った。

なお、新日本の後楽園ホール大会は、

サムライTVで生中継される。


また、2月9日深夜放送のテレビ朝日『ワールドプロレスリング』でも、

田中vs石井のNEVER無差別級選手権を放送予定。

私が解説を務める。


あ、もうひとつ。

2月8日(金)、18:30開始の『なにわ大花火』

(大阪ボディメーカーコロシアム)は、サムライTVの生放送。


メインは大仁田vs曙のノ―ロ―プ有刺鉄線電流爆破なにわ地獄デスマッチ

             (↑スゲェ―な、オイオイ!)


スぺシャルタッグマッチとして、

大谷晋二郎&田中将斗vsサブゥー&レザー・フェイスが実現。


ご存知だろうか?

サブゥ―が新日本に移籍した1995年当時、

第24代IWGPジュニア王座に就いているが、

そのとき大谷と因縁が生まれている。


大谷が新日本スタイルではありえない

サブゥ―の破天荒ファイトに怒り心頭でクレームをつけたのだ。

すでに大谷にとっては青春の1ページに過ぎないのかもしれないが、

私はあの日の岡山での一騎打ちを今でも鮮明に覚えている。


そういった過去の因縁を頭の片隅に置いて見るからこそ、

試合への興味も倍増するのだと思う。

みなさんも、過去に相容れなった両選手がどう交わるのか、

そこを楽しみにして見てもらいたい。


金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba   


もちろん、FMW時代以来の田中vsサブゥ―にも注目だ。

というわけで、最後にNEVERのベルトを前にして記念撮影。

なぜ、私が「鬼神」と書かれた札を持っているのか?

その理由は永遠の謎ということで(笑)。


つまり、番組中には使われなかったということ。

鬼神といえば、そうあの方。

田中にとっては、もう1人の師匠格。

本番で、この札は出なかったから、

話は楽屋で盛り上がったのであーる。