13日の『速報!バトル☆メン』出演は、

前日(12日)夕方に急遽、決まった。


木曜レギュラーMCの豊本明長(東京03)さんが、

お休みということで、MCはミラノコレクションA.T.。

ゲストは、真壁刀義。


ミラノさんはMC体験2度目ということで、

多少の不安もあったようだ。

そこで、助っ人解説に私の名前があがったらしい。


おもしろかったのは、

その旨をサムライAP(アシスタント・プロデューサー)のKさんと、

新日本プロレスで選手のブッキングを担当しているSさんが、

電話で話し合っている、その半径2メートル以内に、

私も真壁もいたこと。


こちらは、テレビ朝日の収録で一緒になり、

たまたま休憩時間に2人で雑談していたのである。

というわけで、2日連続で真壁と一緒。


もっとも真壁は新日本の中でも、

新日本のパブリシティやプロレス以外のタレント活動において、

IWGP王者・棚橋弘至に負けない売れっ子ぶりなので、

ほんの少しのオフ期間でも仕事が舞い込んでくる多忙さ。


当然その間、道場での練習もこなしているわけだから、

休む間もない忙しさなのだろう。


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話題は、やはり1・4東京ドームの柴田勝頼戦に絞られてくる。

真壁のしゃべりは、実にストレートで歯切れがいい。


「あの柴犬、いや豆柴は新日本に喧嘩売りにきたって言ったな?

だったら、オレが買うまでだろ?

タッグで2連敗って、あんなもの負けたなんて思っちゃいない」


「過去に、柴田が棚橋、中邑とともに新闘魂三銃士として

会社のプッシュを受け未来のスター候補だった時代、

真壁選手はまったく日の目を見なくて…悔しかったんじゃないですか?」


「それはしょうがない。

あの頃のオレはしょぼかったもんな。

悔しいなんて、それはただのジェラシーだったし。

今はそう言えるからな。

今の新日本に喧嘩を売りに来たら、

買うのはオレしかいねえだろ!」


「桜庭選手をどう見ています?」


「たしかに総合格闘技で一時代を築いた男だよ。

その実績はスゲェ―と思う。

だけど、新日本に上がってきたあいつには、

まったくオ―ラがないだろ?

なんか疲れ切った顔して。

まあ、オレには関係ないけどな」


「この1年、驚異のスピードで台頭してきたオカダは?」


「驚いたな!

スゲェ―と思う。

だけど、オレは絶対認めないからな!」


「1・4で桜庭と闘う中邑真輔は?」


「オレのポイントポイントでは、いつも対戦相手に中邑がいた。

こいつだけは絶対に認めないっていう気持ちでやってきたし、

それがオレを奮い立たせたよな。

だけど、この1年でイチバン成長したのは中邑じゃないのか?

ちゃんと試合が見えているっていうか、本当にいい試合するよな」


真壁のしゃべりは、相変わらず冴えている。

当の真壁こそが、新日本マットをイチバン的確に

捉えているのかもしれない。


ところで、1・4ドームの前に興味深い一戦が実現する。

12・23後楽園ホ―ルの第5試合。

真壁刀義vs石井智宏。


このカード編成が組まれていることを、

真壁は本番前のスタジオで初めて知った。


「この石井って言うのはかなり評価してるよな。

パワーとかそういうところに目がいきがちだけど、

基本がしっかりしているんだよ。

なによりここ(※胸を叩いて)が強いよな!

絶対に退かないもんな」


「石井は雑草以下というか、苦労しましたからねえ。

ある意味、真壁選手と同じ匂いがするようなね?」


「かもしれねーな!

楽しみだよ、この試合は」


多忙な真壁は、前半30分の出演。

最後に視聴者からのメッセージが読み上げられた。


「真壁さんからは、いいヒト感が滲み出ているんですけど?」


それに真壁は、精いっぱいワル顔で応える。


「おい、いいかテメー、

オレは悪い人間だからな!」


やっぱり、逆効果?

ワルぶっても、いい人ぶりが滲み出てしまう。

テレビ画面というのは、恐ろしいのだ。


それにしても、12・23後楽園ホールは必見だ。

12・2愛知で桜庭&柴田を向こうに回し

一歩も退かなかった石井と、

柴田潰しを誓う真壁の一騎打ち。


まる10年ぶりの獣神サンダー・ライガーvs鈴木みのる戦(第6試合)

と並んで、新日マット充実の1年を締め括るような闘いとなることだろう。