本日(9月13日)発売のDVDマガジン『燃えろ!新日本プロレス』vol.25は

プロレス史に残る藤波辰爾vs長州力、名勝負数え唄の大特集。


『長州vs藤波、永遠の名勝負数え唄!』と題しており、

全試合ノ―カット収録(108分)DVDのメニューは次の通り。


①プロレスの歴史を変えた、革命戦士の反逆!!

藤波辰巳vs長州力 WWF認定インターナショナル・ヘビー級選手権

(1982年11月4日、蔵前国技館)


②掟破りの逆ラリアット&逆サソリに大熱狂!!

長州力vs藤波辰巳 WWF認定インターナショナル・ヘビー級選手権

(1983年7月7日、大阪府立体育会館)


③ライバル闘争極まれり!ベルトなんかいらない!!

長州力vs藤波辰巳 WWF認定インターナショナル・ヘビー級選手権

(1983年8月4日、蔵前国技館)


④”俺たちの時代”の頂上プロレス!!

アントニオ猪木&藤波辰爾vs長州力&天龍源一郎

(1993年5月3日、福岡ドーム)


※10・8後楽園ホール「噛ませ犬」事件ダイジェストも収録


金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba


①長州が藤波に噛みついた、いわゆる”噛ませ犬事件”は、

82年10・8後楽園ホールで勃発した。

それ以降の両者の初一騎打ちは、10・22広島でノンタイトル戦で開催。

結果は、ノ―コンテストに終わる。


この11・4蔵前決戦では初めてベルトを賭けての再戦が組まれた。

結果は長州の反則負けに終わったものの、

長州の反逆が一過性のものではなく、本気であること、

同時に長州の実力を満天下に示す記念すべき一戦となった。


②83年の4・3蔵前で長州はついに藤波を破り、王座奪取。

序列を覆すことに成功し、4・21蔵前でのリターンマッチにも勝利。


2連敗を喫した藤波は、5~6月のシリーズを欠場しメキシコ遠征。

現地でカネックを破り、UWA世界ヘビー級ベルトを巻いた。

これは反逆を前に長州が通った道程をそのまま体感した格好。


もう2人のあいだに出来上がったライバル関係は崩しようもなくなった。

館内は挑戦者に立場を代えた藤波を支持し、

アグレッシブに攻める藤波は、なんと長州へラリアット、

さらに掟破りの逆サソリを仕掛けていく。


結果は、藤波の反則負け。

それまでタブー視されてきた相手の必殺技をあえて使用する

「掟破りの××」が認知された試合でもある。


③両者の抗争がピークを迎え、

またレスラーとして脂の乗り切った2人が見せつけた名勝負。

2人の代表的名勝負をアンケートで募ったとしたら、

おそらく長州が藤波からベルトを奪取した83年4・3蔵前大会、

この83年8・4蔵前大会のどちらかがトップとなるだろう。


結果は藤波のリングアウト勝ちだが、両者の闘いは場外でもスリリング。

勝者である藤波が自ら再戦を要求するほどに、熱い闘いである。


④93年の1・4東京ドームからついに天龍が新日本へ本格侵攻。

5・3『レスリングどんたく』では、タッグマッチながら猪木と初対決。

猪木が延髄斬りを放てば、天龍が掟破りの卍固めを仕掛ける。


さらに、猪木→天龍、藤波→長州と師弟卍固めの共演も。

四天王が織りなす夢のような闘い絵巻。

この一戦がキッカケとなり、翌94年の1・4東京ドームで

猪木vs天龍の最初で最後の一騎打ちが実現するわけだ。


さて、雑誌の『魂が震えた新日ベストバウト!』第5回には、

獣神サンダー・ライガーが登場。


ライガーが選出したベストマッチの№1は、なんとガイジン決戦。

その他の2試合に関しても、ライガーの実体験を踏まえた解説があるので、

これは非常にオモシロイ!

必読だ。


燃えろ!新日本プロレスvol.25

『長州vs藤波、永遠の名勝負数え唄!』

本日(9月13日)、木曜日発売

発行元=集英社

定価=1680円


さあ、隔週木曜日は、まだまだ続く燃えプロの日!