今年は本当に結婚披露宴ラッシュという感じ。
しかも、業界（プロレス界）では掟破りと言われる真夏の８月に２件。
１１日には、中嶋勝彦が披露宴を行ない、
２５日にはテレビ朝日のスポーツ・ディレクターである
山田健史（たけとし）さん、いや山田クン、いーや山田が
超・超・チョ―”金星”の齋藤寛子さんと都内で披露宴を催した。
ちなみに、なぜ８月の披露宴がタブーなのかというと、
暑いのにタキシードを着なければならないから。
特に、プロレスラーは暑がりなので、これを苦手としている。
その中でも、超暑がり男の橋本真也が、
新日本の選手会長時代に、
「８月に結婚披露宴をやった人間は、選手会から追放する！」
と、お触れを出したのである（笑）。
選手の中には、ライガー、タイガ―などマスクマンもいる。
彼らも夏はマスクの中が蒸れるからシンドイし、
この橋本の断固たる一言は、かなりの支持を集めた。
そのせいか８月の披露宴というのはここ数年、
めっきり減ったように思う。
橋本真也が選手会長として残した最大の功績がこの不文律…
今でも私はそう思っている（笑）。
しかし、時代は流れて、若者たちにそんなタブーは通用しない。
それに山田ディレクターは、ベタ惚れした寛子さんと早く挙式、
披露宴を開催したくてウズウズしていた。
もう、誰も山田健史をストップさせることはできないのだ（笑）。
さあ、どうですか!?
皆さん、このカップルをどう思いますか？
新婦の寛子さん、上原多香子（ＳＰＥＥＤ）に似ていませんか？
山田ディレクター、アニメに登場する主役の少年っぽくないですか？
ええいっ、もうハッキリ言ってしまおう！
女優かモデルさんのサイン会に並んだファンが
記念撮影をしてもらっているみたいでしょう（笑）。
うーし、今度は少し褒めておこうっと。
山田ディレクターはいつも笑顔を絶やすことなく、
元気にスタッフ間を走りまわる働き者。
打ち上げ＆反省会の会場も、
いつも山田ディレクターがしっかり押さえて仕切ってくれる。
『ワールドプロレスリング』班においては、
最高のムードメーカー。
レインメ―カ―とはレベルが違うのだろうが、
ワープロチームからも新日本のレスラーズからも本当に愛されている。
ホラ、我らが永田さんも笑顔全開で自ら記念撮影。
当日、１２０名以上の招待客がやってきたが、
永田、真壁刀義、後藤洋央紀、内藤哲也など、
新日本本隊の主力選手も９名が出席。
残念だったのは、新郎と仲のいい棚橋弘至が
メキシコ遠征に出て不在だったこと。
ただし、棚橋はＶＴＲのほうで目いっぱい出演していた。
カンパイの発声をしたのは、独身会長の真壁。
あの真壁が緊張していたのが実におもしろかった。
なぜ真壁なのかというと、新郎にとって真壁はよき兄貴分だから。
真壁も新郎のことを、いろいろな意味で可愛がっている。
そのキッカケは、『Ｇｅｔ sports』にある。
過去、同番組で真壁、棚橋の特集が組まれたことを
覚えているだろうか？
あの特集を手掛けたのが山田ディレクター。
特に、真壁のときは『Ｇｅｔ sports』で
プロレスラーの特集は初となるから力が入った。
山田ディレクターは真壁本人にインタビュー取材を行なう前に、
私に会いたいと言ってきた。
真壁が入門してからの練習生時代、デビューしたての若手時代、
海外修行から凱旋しても芽が出ずに苦悩していた時代…
それらをリアルタイムで見てきたのが私だからだ。
私の話を２時間近く聞いて、細かくメモを取っていた山田ディレクター。
もちろん、番組は”雑草レスラー”真壁の生き様を見事に表現していた。
それ以降、真壁と山田ディレクターの関係は親密になった。
カンパイの発声、スピーチだけではなく、
お色直しした新郎の入場では、
真壁と後藤が騎馬を作っている。
上の高砂でのスリーショット。
明らかに真壁はブログ用に撮影しているのだが、
撮影者は後藤。
この光景、以前も見たことがある。
洋央紀は真壁ブログの専属カメラマンなのか？（笑）。
あ、肝心のことを忘れていた。
新郎新婦の馴れ初めである。
これがまた、我々『ワープロ』班とも少し関わってくるのだ。
まず、新郎新婦は同学年。
健史クン＝３０歳、寛子さん＝２９歳。
２人は本当に偶然出会った。
ともに大学４年時に、テレビ朝日の入社試験を受けたのだ。
その試験が終わったあと、友人と歩いていて、
偶然に寛子さんの姿を見つけた健史クンは声を掛けた。
「さっき一緒に入社試験を受けていた人だよね？
ちょっとお茶でも飲んで行きませんか？」
偶然出会ったいうより、ナンパに近いだろうがぁー！
そこから友人関係となったが、
健史クンはテレビ朝日に入社、
寛子さんは結局、地元の仙台で、
東北放送（ＴＢＣテレビ、ＴＢＣラジオ）に就職した。
それ以降は普通の友人関係で、
寛子さんが仕事で上京したときに食事をしたりする程度だった。
２人の関係が急速に接近したのは、
昨年の２・２０仙台サンプラザホール大会の日。
東日本大震災直前の”奇跡の興行”といわれた、
あの大会だ。
あの日、山田ディレクターは妙にはしゃいでいた。
いつにも増して表情が生き生きしていた。
試合後の打ち上げ＆反省会が終わったあと、
「こっちにいる友人の女の子と久しぶりに会うんです！」
と嬉し気に、正直に話してくれた。
普通なら、そういうことを黙って許すワープロ班ではない。
「よし、オレもついていく！」とか、
「偶然会ったふりするから、会う店を教えて！」とか、
必ずみんなが言いだすはずだ。
ただ、なぜかあのとき、そういうことを言う人間が誰ひとりいなかった。
「よし、山田がんばってこい！」という空気になったのだ。
あれって、おそらく感動の仙台大会の余韻が心の中に残っていて、
みんなが優しい気持ちになっていたからじゃないのかな？
仙台、宮城県の人たちはみんなイイ人ばかり。
そんな思いに浸っていたから、仙台在住の女友達と聞いて、
みんな応援したくなったのではないのかな？
そして、山田ディレクターにも、
その夜、仙台の奇跡が起きた。
彼女のハートをがっちりと捉えたのだ。
その後、仙台は震災に見舞われたものの、
７月にプロポーズして、ついに婚約。
１年かけて、この日に至った。
ああ、エエ話や！
それにしても、山田ディテクターのデレデレぶりは、
想像以上だった。
なんせ、いきなり新郎の挨拶から披露宴はスタートしたのだが、
そのとき彼はこう言ったのだ。
「妻の寛子は本当に綺麗なんです
私はお酒が飲めないんですけど、
そんな美しい妻を見ながらデレデレしているボクの様子を、
みなさんで楽しんで行ってください！」
なんじゃ、そりゃ！
なんか思いだしたらムカついてきたので、
あとは、もう写真だけの説明にする（笑）。
これは、いきなり会場のカーテンが開いて、
みんなで屋外の庭へ出たときのひとコマ。
そこで行なわれたのが、
”鏡開き”ならぬ”スイカ開き”。
要はスイカ割りなのだが、
新郎は広島県出身、新婦は宮城県出身だから、
どちらかの地方にそういった風習、行事があるのかと思ったら、
「特に、ありません！」だって。
つまり、お酒を飲めないから、鏡開きの代わりに、
スイカ開き（割り）をやってみただけということ。
司会の大西洋平アナにマイクを向けられた新郎は、
「いろんな声がまわりから聞こえてきましたが、
妻の声だけを信じて聞いていたので無事に成功しました」
だって。
なんじゃ、それ！
ここからは二次会の写真。
二次会ではケーキカットではなく、
ローストビーフカットからスタート。
見てよ！この顔。
おまけに…やっちゃったあ。
しかも「新婦の顔が見えるように！」と
私がリクエストすると、その通りにやってくれた（笑）。
カンパイの発声は篠原弘光プロデューサー。
ワープロ班の親分で、こちらも新婚さん。
「なぜ、山田があの日、仙台大会に前日入りしたのか…
そういうことだったのかと、ようやく分かりました」
ちなみに、篠原プロデューサーは、
プロレス３Ｄ映像の仕掛人でもある。
はい、こちらは二次会の司会進行を務めた
大西アナと『報道ステーション』でお馴染みの
小川彩佳アナウンサー。
小川アナは、大西アナ、野上慎平アナと同期。
美人で明るく、とってもイイ人。
青学出身だから、オイラの後輩にあたる。
これは、新日本プロレスのセルリアンブルーのリングに見立てた
特製のウエディングケーキ。
最後に…山田クン、寛子さん、本当におめでとう！
山田クンがこんな素敵な金星を射止めることができたのも、
彼の優しさの本質が寛子さんにしっかり伝わったからだろう。
地方大会の打ち上げ＆反省会のあと、二次会で先輩が酔いつぶれたら、
必ずタクシーに乗せて一緒にホテルまで送り届けるのが山田クン。
仕事は終わっているのに、その気配りは変わらない。
こういうところに、いつも彼の本当の優しさや男気を感じる。
◎追伸；特に、Tさんは生涯、山田クンに頭が上がらないことだろう（笑）。
Ｔさん、お風呂と部屋のドアを間違えちゃ、ダメだよ！