本日(12月22日)発売のDVDマガジン『燃えろ!新日本プロレス』も豪華版。

”新日マット来襲、THE最強外国人!”のタイトル通りに、

過去、新日本マットに上陸したガイジン選手の中でも

横綱クラスの強者4選手が登場する。


付録の全試合ノ―カット収録(95分)DVDのラインナップは次の通り。


・若き大巨人の怪力が、燃える闘魂を追い詰める!!

アントニオ猪木vsアンドレ・ザ・ジャイアント

(1976年10月7日、蔵前国技館)


・”超獣”吠える!両国に轟く大興奮の雄叫び!!

アントニオ猪木vsブルーザー・ブロディ

(1985年4月18日、両国国技館)


・最凶外国人タッグが、大物新人に血の洗礼!!

アントニオ猪木&谷津嘉章vsスタン・ハンセン&アブド―ラ・ザ・ブッチャー

(1981年6月24日、蔵前国技館)


                  金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba

1976年の10.7猪木vsアンドレ戦は、両者のシングルマッチ史上

もっともインパクトのある名勝負となった。


同年2月からスタートした猪木の異種格闘技戦シリーズは、

『格闘技世界一決定戦』と銘打たれていた。

まず、2.6日本武道館で、ミュンヘン五輪二階級制覇の世界最強柔道家である

ウイリエム・ルスカに壮絶なTKO勝利を収めた猪木。


続く、6・26日本武道館では”今世紀最大のスーパーファイト”と称された

モハメド・アリ戦に挑む。

結果は、15ラウンド、フルに闘ってのドロー。


同日、ニューヨークのシェア・スタジアムでは、

アンドレが映画『ロッキー』のモデルにもなったプロボクサー、

チャック・ウェップナーと異種格闘技戦を行ない快勝している。


その結果を受けて、猪木vsアンドレもプロレスラー同士ながら 

異例の”格闘技世界一決定戦”として激突。


キーロックを決めた猪木を、アンドレが左腕1本で担ぎあげるシ―ンは圧巻。

また、アンドレのカナディアン・バックブリーカーを

猪木がリバーススープレックスで叩きつけた瞬間、国技館は大爆発する。


「猪木はアンドレと試合ができるからスゴイ!」


選手、関係者が、猪木を語るとき、必ずそこを絶賛する。

アントニオ猪木の類まれなファイト、集中力も注目ポイントだ。

猪木vsブロディは、通算シングルで7度相まみえ、猪木の1勝2敗4分け。


この両国決戦は、両者の初遭遇マッチであり、

猪木が自ら新日本の危機を救った試合として位置づけされている。


前年9月、長州以下10選手以上が離脱し、ジャパンプロを結成。

戦場を新日本マットから全日本マットへと求めた。


翌1985年、新日本のパワーが急降下する中、

突如、現れた男が”超獣”ブロディ。

3・21後楽園ホール。

館内が暗転する中、べ―トーベンの『運命』をBGMに

スーツ姿のブロディが登場。


「おーっと、右手に花束、左手にチェーン!」


この古舘伊知郎アナの絶叫が今も我々の耳に焼き付いている。

その4週間後、超満員に膨れ上がった両国国技館。

すでに限界説も流れはじめていた猪木が、

最強のブロディを相手にキラーぶりを見せつける。


結果は、26分20秒、両者リングアウトの引き分け。

しかし、「猪木は死なず!新日本は死なず!」を

満天下に示した記念すべき死闘だった。


1981年、蔵前で行なわれた大物ルーキー谷津の国内デビュー戦は、

破格というより、あまりに無謀なマッチマイクでもあった。

対戦相手は、全盛期のハンセンと、IWGP構想に共鳴して

全日本から新日本へ移籍してきたばかりのブッチャー。


2人の凶獣によって額を叩き割られ、血ダルマと化した谷津。

悲鳴を上げる谷津と、凶器を奪い荒れ狂う猪木。

ハンセン&ブッチャーの合体は、すでにそれ自体が反則という趣き。


とにかく、今回のDVDでは、新日本マットを席巻する

全盛期の怪物ガイジンたちを堪能できるはずだ。


    DVDで甦る闘いのワンダーランド

   『燃えろ!新日本プロレス』

    至高の名勝負コレクションvol.6


    12月22日(木)発売

    発行元=集英社

    価格=1680円(税込)


なお、燃えプロでは現在、定期購読キャンペーンを実施中。

期間中(2012年2月29日)に定期購読を申し込まれたかた全員に、

秘蔵映像集DVDをプレゼント。


★詳細は『燃えろ!新日本プロレス』特設サイトまで(パソコンのみ)

  http://weekly.shueisha.co.jp/moero/


それでは、今回も恒例のアレをいっちゃうぞー!!


隔週木曜日は”燃えプロ”の日!