先週の17日(土)は実に慌ただしい1日だった。
まず、午後1時半にスカパー!東京メディアセンターへ。
2時半からサムライTV『ニュ―ジャパンライン』(12月26日、23:00~24:00放送)の収録。
内容は、2012年の1・4東京ドーム大会特集。
MCは清野茂樹アナウンサー、解説が私で、
ゲストは、もちろんIWGP王者にして、『2011年プロレス大賞』MVPの棚橋弘至。
1・4のメインイベント(vs鈴木みのる)に、
IWGP防衛レコードのⅤ11を懸けて臨む棚橋。
「オレは鬼(藤原喜明)から生まれて、神(カール・ゴッチ)に育てられた男。
棚橋、ライオン面してんじゃねえ!」(鈴木)
「ちゃんちゃらおかしい!」(棚橋)
戦前から、激しい舌戦を展開している両雄であるが、
今回のテーマは、やはりストロングスタイルとなってくる。
昭和の新日本を知る最後の男。
アントニオ猪木の付人を務めると同時に、
キャリア1年未満で猪木とシングルマッチを闘った経験を持つ鈴木。
一方、猪木と新日本の象徴的フレーズであるストロングスタイルに背中を向け、
それを呪いであり呪縛と称し、棚橋時代を確固たるものにしつつある棚橋。
棚橋はキッパリと言い切った。
「1・4ドームでストロングスタイル論争に決着をつけます!」
今年、『ニュージャパンライン』に何度も出演している棚橋だが、
今回はまた進化した…さらに自信を増した王者らしい発言が目立った。
この1年、こうやって棚橋と話をしたり、番組で共演するたびに、
「立場は人を変える」という言葉を思い知らされる。
それにしても、背中のライオンマークと燦然と輝くIWGPヘビーのベルトは、
今の棚橋によく似合っている。
鈴木みのるが「何もかも奪い取ってやる!」と言いたくなる気持ちが、
余計に分かるというものだ。
さて、『ニュージャパンライン』収録後、すぐに六本木のテレビ朝日本社へと移動。
棚橋と一緒に、私も新日本プロレスの営業車に同乗させてもらった。
今度は、12月24日の深夜に放送されるテレビ朝日のプロレス特番
『イブ真夜中のプロレス祭り”メリー☆愛してマース!”』の収録。
出演メンバーは、豪華絢爛。
ファンの夢をかなえるサンタクロースとして棚橋弘至がMCを務め、
司会は古澤琢アナウンサー。
夢の大討論!『俺たちのプロレス名場面座談会』のプレゼンタ―となったのが、
真壁刀義、獣神サンダー・ライガー、4代目タイガ―マスク。
さらに、お笑い界を代表して神奈月、ユリオカ超特Qのモノマネ名人のお2人。
マスコミ代表の解説として、吉野真治アナウンサーと私。
その他、新日本のヤングライオンズ(三上恭佑、高橋広夢)と、
野上慎平アナ&三上大樹アナも参戦。
また、スタジオには、抽選によって選ばれた
『Team NJPW』の会員たちが集って観覧した。
一番手のタイガ―マスクがプレゼンしたのは、
『初代タイガーマスク 珠玉の名勝負』と題した3試合。
初代タイガーのスピード感溢れるパフォーマンスと空中戦の映像が流れると、
改めて感嘆の声があがり、その凄さをワイワイガヤガヤと改めて検証。
続いて、ライガーのプレゼンは、『俺もシビれた!華麗なる必殺技』。
当然、ライガー自身が開発したシュ―ティング・スタープレスは
エントリーされていた。
だが、なぜかライガーは、
1997年の『第4回ベスト・オブ・ザ・ス―パーJr.』優勝戦で、
エル・サムライが初優勝(相手は金本浩二)したときに
試合で繰り出した大技を選出。
ところが、そのVTRを観ながら、壮絶な闘いにも関わらず
最後はスタジオが爆笑に包まれる。
ファンのかたはご存知だろうが、
試合中にマスクを破られたサムライは後半、素顔で闘い続けた。
そして、試合後にサムライが被ったマスクは、
なぜかミル・マスカラス風のまったく似合わないマスク。
では、なぜこんな事態になったかを検証してみたところ、
なんとあのマスクを持ってきた”犯人”がついに明らかとなった。
14年越しに解けた謎と、その真犯人(?)が分かったことで、
またまたスタジオは爆笑に包まれた。
最後に、プレゼンしたのは”甘くて悪いスイーツレスラー”こと真壁刀義。
題して、『鳥肌立ちまくりシ―ン』。
もちろん、ユリオカ&神奈月のご両人が黙って見ているわけがない。
討論会の途中で、藤波、長州、棚橋、武藤…と様々な大物レスラーに変身し、
勝手にモノ真似プレゼンを始めてしまう。
収録スタート時間は午後8時で、終了が午後11時。
約3時間の収録だったが、もちろん、その間ずっとトークを展開していたわけでない。
とんでもないハプニングやら、夢のシーンがその場で実現してしまった。
その中身も書きたいところだが、ここまでにしておく。
果たして何が起こったのかは、24日のオンエアをお楽しみに!
上の写真は、『俺たちのプロレス名場面座談会』のワンショット。
実は新日本のオフィシャル・ウェブサイトさんから借りたのだが、
お見事である!
そう、見事に私の存在が切られており、名前と左足しか写っていない(笑)。
私の右隣に座っていた吉野アナに至っては、影も形もない。
な~にがやりたいんだ!タコ、コラッ!!
……と言いたいところだが、他人頼みの私が甘かった、スイ―ツだった(笑)。
まあ、驚愕のコスプレを披露してくれた吉野アナの活躍ぶりは、
ぜひ放送で確認していただきたい。
これは、テレビ朝日の入り口ボードに貼ってあった楽屋への案内表。
なぜか、私の名前が堂々と一番上に書かれている。
吉野アナによると、プロレスをよく知らない女性スタッフの1人が、
「この金澤克彦さんもプロレスラーの方ですよね!?」と確認してきたとか(笑)。
確かに、この並び順だと、まるで超大物レスラーのようではないか?
証拠写真を撮っておいて、よかったー!(笑)。
◆放送日
12月24日(土)、深夜3:25~4:10
テレビ朝日『イブ真夜中のプロレス祭り”メリー愛してマース!”』
◆番組情報はコチラ↓
http://www.tv-asahi.co.jp/wrestling_nsp/
(※『ワールドプロレスリング』オフィシャルサイト内)