昨日(24日)発売された『燃えろ!新日本プロレス』第4号の中身は、
スゴイ!の一言に尽きる。
大物好敵手たちとの猪木”血闘録”!と題した
DVDの収録試合(ノ―カット/103分)は、次の通り。
・国際プロレスのエースとプライド勝負!!
アントニオ猪木vsストロング小林
(1974年3月19日、蔵前国技館)
・執念の頭突き連発も両者感涙の大抱擁!!
アントニオ猪木vs大木金太郎
(1974年10月10日、蔵前国技館)
・坂口大流血!凶悪タッグが黄金コンビを襲う!!
タイガ―・ジェット・シン&上田馬之助vsアントニオ猪木&坂口征二
(1977年4月1日、蔵前国技館)
もはや解説不要といった感もある。
スーパースター、アントニオ猪木誕生の幕開けとなった
大物日本人対決路線の先がけともいうべき大勝負。
猪木vs小林は”昭和巌流島決戦”と称されたように、
殺伐とした空気の中での決闘。
あの「こんな闘いをやっていたら10年持つ選手生命が…」の名セリフまで、
しっかりと収録されている。
それに続く、大物日本人対決となった猪木vs大木戦は必見。
私がファン時代に観たプロレスの中では文句なくベストバウト。
いま現在に至っても、ベスト3には入るだろう。
試合というより、喧嘩。
つまり、力道山が言うところのプロレスの原点。
男と男の喧嘩である。
技ではなく、感情と気迫の闘いは今、改めて観ても震えがくるほどの凄まじさ。
だからこそ、あれから37年の歳月を経ても、
まったく色褪せることがないのだ。
アントニオ猪木という稀代の名選手がなぜ大スターたり得たのか?
この2試合を目撃すれば、自ずと答えが出てくるだろう。
それでは一つ、マニア向けにチェックポイントを教えておこうかと(笑)。
猪木vs小林戦のグラウンドでの攻防に注目してほしい。
猪木がアキレス腱固めを極めているシーンがあるのだ。
当時は見過ごされてしまった地味な攻防であるが、
UWFの出現によってアキレス腱固めがポピュラーになったのは、1984年のこと。
その10年前に猪木は裏技を使っていたことになる。
そして、遂に”世界の荒鷲”坂口征二が『燃えプロ』初登場。
猪木とゴールデンコンビを結成し、シン&上田の最凶タッグと激突する。
若いファンにとっては、坂口憲二のお父さんというイメージしかないのかもしれないが、
日本人最強とも言われた”ビッグサカ”のド迫力ファイトを堪能してもらいたい。
なお、『燃えプロ』では現在、定期購読キャンペーンを実施中。
期間中(2012年2月29日まで受付)に定期購読を申し込まれたかた全員に、
以下を収録した秘蔵映像集DVDをプレゼント。
①日本プロレス時代のアントニオ猪木vsドリー・ファンクJr.
(1969年12月2日、大阪府立体育会館)
②アントニオ猪木vsマサ斎藤の巌流島決戦
(1987年10月4日、山口県下関市巌流島特設リング)
③藤波辰爾×長州力×初代タイガーマスクの撮り下ろしスペシャル対談
★詳細は『燃えろ!新日本プロレス』特設サイトまで(パソコンのみ)
http://weekly.shueisha.co.jp/moero/
それでは、最後に恒例のアレで締めてみよう。
隔週木曜日は“燃えプロの日”ダァー!!