昨日(17日)の夜、サムライTVの『速報!バトル☆メン』に解説者として出演した。
同番組は『Sアリーナ』の後続として、10月1日からスタート。
新装開店の同番組には初出演なので、新しいスタジオセットが珍しくてたまらない(笑)。
サブスタジオがあったり、ゲストの入場ゲートなんかも設置してある。
昨夜は、ニュースがテンコ盛りでゲスト選手はなし。
その代わり、あべ由紀子さん(以下、あべちゃん)がリポーターとして初登場だという。
サブスタジオに、あべちゃん、シンぺ―さんが控えているところが、また興味深い。
もともと、サムライTVの”ニュース番組”は、『Sアリーナ』からスタートした。
そこから、『生でGONG!×2』→『ニュース侍!』→『Sアリーナ』と名称が変わり、
現在の『速報!バトル☆メン』に至ったと記憶している。
間違っていたら、スイマセン!
では、過去、私が出演したときの思い出としてインパクトのあったプログラムをいくつか。
まず、超大物のヒクソン・グレイシーが初めてゲスト出演したとき。
船木誠勝戦を控えているとあって、
当日スタジオに押し掛けてきた取材陣の数が半端ではなかった。
まるで公開生放送といった感覚。
また、ヒクソンと私は身長、体重ともにほぼ変わらないのに、
顔のデカさの違いに驚いた。
引き締まって精悍なヒクソンの小顔。
その隣には、さらに小顔の三田佐代子キャスターがいる。
もう、3人並びのモニターを見てうんざり。
自分だけデブに見えて仕方がない。
そのときばかりは、「酒をやめよう」と思った。
もちろん、そのときだけ(笑)。
二番目は、三田さんが夏休みのときに、
ヒップホップミュージシャンの城南ウォーリアーズ(G.K.Maryan&UZI)がMCを務め、
解説の私と3人で番組を回したこと。
城南ウォーリアーズは個々の活動においても、
いまやヒップホップ界の重鎮なのだが、
お2人とも熱烈なプロレスファン。
特に、Maryanが同じGKつながりのせいなのか(?)、私のファンだということで、
共演ということになった次第。
もう、しゃべりはぜ~んぶ、ラップだぜぇー♪
これは視聴者にも、かつてないインパクトを与えたらしい。
三番目は、またまた三田さん不在のために、この身に降りかかった災難(笑)。
当日夜、『ひな祭りバトル』というイベントが開催された。
イケメンレスラーだけを集め、観客は女性限定という企画である。
その進行を平川健太郎アナ(日本テレビ)と三田さんが務めることになったため、
急遽、私がMCを頼まれたのだ。
ゲストは、四代目タイガーマスク。
もう番組スタートからエンディングまで、ずっとタイガーと一緒。
あのときのタイガ―は、本当に伊達直人に見えた!
あれほどタイガーに感謝したことはない。
番外編では、月曜『生GON』だろう。
『生でGONG!×2』時代、月曜日だけが1時間30分枠。
MCは、浅草キッド、解説はターザン山本氏、アシスタントが笹田道子さん。
私も、何度かゲストに呼ばれたが、当時のターザンとは犬猿の仲。
それを知っている浅草キッドの2人が、とにかく焚きつけて面白がる。
番組の最後には、今日のターザンの一言(金言?)というコーナーがあった。
ターザンが当日の番組の感想を、その場で色紙に書いて公開するのだ。
「呉越同舟」
私との関係を指して、ターザンはそう書いた。
「どうです、金沢さん。今日のターザンの言葉は?」と水道橋博士。
そこで、私がポツリと呟いた。
「と言うより…呉越長州かな?」
その瞬間、ターザンのノックアウト負けのゴングが鳴り響いて、
「やられたー!」と叫んだターザンは色紙を放り投げた(笑)。
また、後日談として、ターザンがある問題発言をしたせいで、
突然、番組を休むことになった。
そのときも急遽、駆りだされたのが私だった。
もちろん、弁の立つ浅草キッドとの絡みは楽しいから、
1時間半の長丁場でもまったく苦にはならなかったのだが…。
ただ、こうして振り返ってみると、
やっぱり私という存在はコンビニなのかなあ、と思う。
つまり便利屋だ。
でもまあ、平穏無事にソツなく終わる番組よりも、
多少のプレッシャーを感じつつ出演する生放送のほうが、
ずっと楽しいし、思い出として残っている。
それに出演者の自分が楽しいと感じないようでは、視聴者が楽しいわけはないのだ。
そんなわけで、昨日の放送終了後、ゲストもいないのに、
4人で記念撮影。
MCの三田さんが広げているのは、あべちゃんの友人こと、「あべカボス」のマスク。
私が持っているのは、ふだん使っている制汗スプレー。
スモークが焚かれる中、ゲートから入場できるのはゲストだけ…
そう聞いたら悔しくなってきたので、自分のために用意したスモーク代わり(笑)。
あべちゃん、シンぺ―さんとは番組で絡むのは久しぶり。、
なにより、ちょっとした進行の行き違いにより、
エンディングで約4分も時間があまってしまったのが楽しかった。
こういったときのアドリブ、フリートークがいちばん面白い!
だから、みんな笑顔…つうか、人それぞれか(笑)。
ところで、じつはこの日、一番の事件は舞台裏にあった。
私の場合、ふだんスタジオには車で行くことが多い。
あらかじめ、駐車カードの発行を頼んでおくシステムとなっているのだが、
月曜日は異常に込むとも聞いていた。
午後9時前、メディアセンターのビルの地下駐車場に入ろうとしたところで、
初めて見る顔の女性スタッフが立っていた。
「お疲れさまです!どうぞ」という誘導に従い、車を止めて駐車番号を知らせた。
事前に聞かされていた通りで、駐車場はほぼ満杯である。
さらに、彼女は地下の入り口を開けてくれて、
スタジオに入るためのセキュリティ・ゲートにもタッチして通してくれた。
随分と気の利いたスタッフだなあ、と感心した。
いつもの楽屋へ向かうと、控室の周辺には知らない顔がいっぱい。
こんなに人で溢れている光景は見たことがない。
なんでも、同時刻にBS放送の音楽番組の収録があって、
ミュージシャンたちがわんさか来ているらしい。
番組が終わって、車の駐車カードを回収するために、
サムライTVのディレクターさんがついてきてくれた。
ところが、駐車カードがフロントのワイパーに挟まれていない。
「あれっ、ないですね? たしかに女性スタッフに話して入れてもらったのに…」
「あ、今日ウチ(サムライTV)は女性スタッフは誰も来てないんですよ」
どうも、あの親切な女性はBS関連の人だったようだ。
ということは、明らかにミュージシャンと間違えられたのか?
そうでなければ、あそこまで親切に応対してくれるわけがない。
あ、そう言えば、その女性はセキリュティ・ゲートを通った私に向かって、
最後にこう言っていた。
「大丈夫ですか? 控室わかりますか?」
何十回と来ているのだから、分からないわけはないのだが、
初めて見る人なので、「はい、大丈夫です」と答えておいた。
やっぱり、互いに勘違いだったのだ(笑)。
確かに、いつもラフな服装だし、年齢不詳の怪しい風貌と言われがちの私だが、
今回はミュージシャンときたかあ……(苦笑)。
ちなみに、あべカボス……もとい、あべちゃんは立派な(!?)ミュージシャンです!