昨日(20日)、正午から都内の試写室において”奇跡のプロレス3D”第3弾、

『ワ―ルドプロレスリング G1クライマックス3D 2011』の試写会が開催された。


昨年の『G1クライマックス2010』、今年の『1・4東京ドーム大会』に続き

三作目の3Dプロレスをこの目で確認しようと、多くの関係者が詰めかけた。


新日本プロレス・菅林直樹社長をはじめ新日本のスタッフ、

テレビ朝日の三雲薫スポーツ局長、篠原弘光プロデューサー、古澤琢アナウンサー。


選手では、”世界一性格の悪い男”鈴木みのる(鈴木軍/パンクラスMISSION)、

飯伏幸太(DDTプロレスリング)が新日本の巡業先、神戸から帰京してのゲスト参加。


もちろん、『ワールドプロレスリング』解説陣も全員集合している。


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本編87分にわたる今回の3Dプロレス(5.1chサラウンド)。

収録内容は、次の通り。


☆8・14両国国技館、G1クライマックス優勝決定戦(中邑真輔vs内藤哲也)を完全ノ―カット収録。

☆8・14最終戦・公式戦をダイジェスト収録。

☆史上最高の空中3Dバトル! 2010年『ベストバウト賞』獲得試合の再戦

 IWGPジュニアタッグ選手権(プリンス・デヴィット&田口隆祐vs飯伏幸太&ケニー・オメガ)も収録。

☆8・1福岡から開幕するG1の激闘、選手のプライベート、バックステージも密着3D撮影。

☆衝撃のオープニングCGに登場するのは、まさかのあの男! 

 恒例の前説&エンディングは、100年に1人の逸材。


というわけで、私自身も3度目の”3Dプロレス”体験となるが、

正直なところ、過去二回とは比較にならないほど進化している。


なんといってもカメラワークが素晴らしい。

2階からの固定カメラ、コーナーからのクレーンカメラ、リングサイドのハンディカメラが

三位一体となって、最高のアングルからリング上を映し出しているのだ。


たとえば、コーナーからの空中殺法も、クレーンカメラが上から飛ぶ瞬間を捉えておいて、

直後にスイッチして、ハンディカメラが飛んでくるレスラーを下から捉えるなど、

編集の妙は魅力的。

飛ぶ側と、技を食らう側の両方の選手の目線が分かるから、より感情移入できる。


飯伏の十八番である、その場飛びの空中技を3Dで、

しかもスローで捉えた映像には驚嘆するばかり。


特に、その場飛びカンク―ン・トルネードのスロー再生を観れば、

おそらく、誰もが彼の驚異の身体能力と天才ぶりを認めることだろう。

もう、この1発を見るだけでも価値がある。


また、これは3Dならでは…意外におもしろいのは、

地味なグラウンドの固め技や丸めこみ技などをリングサイドから撮影したもの。


くっきりと浮き出てくるので、技の決まり具合がよく分かる。

つまり、ごまかしが効かないのだ。

いかに、G1戦士たちが過酷で、非情なせめぎ合いを展開しているか、

ライブ観戦以上のキツサが伝わってくる。


「3回目でこの領域まできたか!」が私の率直な感想。

前半のプライベート映像なども踏まえて考えると、

87分のドキュメンタリー作品として、完成形に近いと思う。


なにか普通にプロレスを見たとか映画を見たではなく、

良質のスポーツ・ドキュメンタリ―作品を鑑賞したような感覚にとらわれた。


その証拠に、87分がまったく長く感じられなかったし、初めて観る映像、

初めて観る試合のように、新鮮な気持ちで”G1のドラマ”を観戦することができた。


では、ゲストとして来場した選手の反応は?


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まず、前日の9・19神戸大会で井上亘を破り、翌朝の新幹線で、

この試写会に参加するため帰京した鈴木の感想。


「二日酔いだから寝ちゃうんじゃないかと思ったけど、おもしろくて寝られなかったよ(笑)。

そりゃあ、プロレスはライブ観戦が一番だと思う。

だけど、この3D映像で観ると、リングサイドから見るプロレスとはまた違うね。

リングの輪郭がクッキリ出ていて、その中の選手の存在感がよく出てる。

全体的な立体感が鮮明に出ていた。

オレは3Dだから、もっとドーンと飛び出してくるのかって思っていたけど(笑)。

まあ、一言で言うなら、オレはカッコイイなあと。3Dでも、オレ最高!

あとは、オレらがあんなに骨身を削って闘った10日間を90分ぐらいで

まとめられるとムカつくけど(苦笑)、ファンは喜ぶんじゃないの。

だけど、こうG1を見てたら、やっぱり決勝に行けなかったことにムカついてきた。

あとは、あのオープニングのCG野郎! 

試合で目立てないから、あんなところで目立ちやがって!

オレが主役だったら、CGでもなんでも協力してやるからな」


どうも、鈴木はオープニングのCG映像で度肝を抜いた男のことだけが気に入らない様子。

もう、25年間も気に入らないらしい(笑)。

あ、まずい! 

ヒントを与えてしまったようだ。

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そして、もう一人の主役、前IWGPジュニアヘビー級王者の飯伏幸太は?


「今回、3Dプロレスの映像は初めて見ました。

前回の1・4ドームのときも呼んでいただいたんですが、寝坊しちゃって、

ホント、一生の不覚だなあと落ち込んだぐらいですから(笑)。

一言でいうなら、酔いました。

不思議な感覚ですね、3Dで観るプロレスは。

自分が3D向きとか、3Dプロレスに一番似合うとか言われることは嬉しいです。

ただ、自分の試合というか、自分を画面で観るのってあんまり好きじゃないんです。

それに、あんまり他の人の試合っていうのもふだん観ないんで、

今日はG1の試合をじっくり観られておもしろかったです、凄いなあって。

感動したし、メインなんかヤバかったですね!

ファンの人たちにも是非みてもらいたいです」


そう、前回の寝坊騒動(笑)では、本当に飯伏は落ち込んで、

「こうなったら、お金をちゃんと払って劇場に行きます!」と言っていたほど。

「いやあ、酔いました」と連呼していたところをみると、よほど響くものがあったのだろう。


それでは、上映(全国32館)劇場と日時のご紹介。


●ワーナー・マイカルズ・シネマズ 上映劇場(30館)

・10月1日(土)~10月10日(月・祝)

北海道(小樽、江別、釧路)/青森県(弘前)/岩手県(北上)/宮城県(名取エアリ)/山形県(米沢)/福島県(福島)/茨城県(守谷)/埼玉県(浦和美園、羽生)/千葉県(市川妙典)/東京都(板橋、むさし野ミュー)/神奈川県(港北ニュータウン、つきみ野、茅ヶ崎)/新潟県(新潟)/石川県(金沢)/

愛知県(大高)/大阪府(りんくう泉南、茨木)/奈良県(西大和)/兵庫県(明石)/広島県(広島)/山口県(防府)/香川県(綾川)/福岡県(福岡ルクル、大野城)/熊本県(熊本クレア)


【ワーナー・マイカルズ・シネマズ 鑑賞料金】

一般・大高生  2,000円

小人(中学生以下、3歳以上) 1,300円

※3D専用メガネを御持参でない場合、別途メガネ代100円。

※「e席リザーブ」の利用方法、詳細に関してはワーナー・マイカル・シネマズHPで。

http://www.warnermycal.com/event/g1_2011/

※劇場のチケット販売開始時間は、各劇場にお問合わせください。


【ワーナー・マイカル・シネマズ チケット販売(※舞台挨拶回以外の回】

e席リザーブ:9月28日(水)21:00~

劇場窓口:9月29日(木) 各劇場オープン~



●東京(TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)

10月1日(土)~10月7日(金)


●群馬(プレビ伊勢崎)

10月2日(日) 10:00開場 10:15開演

(料金:一律2,000円 ※3Dメガネ代金込み)



☆10月2日(日)、選手による舞台挨拶(8劇場)の情報


〔登檀選手・実施劇場・時間〕


 (ワーナー・マイカル・シネマズ6劇場)

・中邑真輔(茅ヶ崎/16:00~舞台挨拶)※中邑選手は優勝記念レッドカーペットを入場!

・内藤哲也(板橋/16:30~の上映回終了後、舞台挨拶)

・永田裕志(市川妙典/16:30~の上映回終了後、舞台挨拶)

・真壁刀義(つきみ野/16:30~の上映回終了後、舞台挨拶)

・後藤洋央紀(浦和美園/16:30~の上映回終了後、舞台挨拶)

・田口隆祐(宮城・名取エリア/16:30の上映回終了後、舞台挨拶)


◎以上の舞台挨拶回のチケットは「e席リザーブ」にて9月21日(水)21:00から発売開始。

 劇場窓口でも9月22日(木)から発売します。



(群馬県・プレビ劇場 伊勢崎)

・小島聡の来場が決定(※開演10:15)


(TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)

・棚橋弘至の来場が決定(※19:00より舞台挨拶&本編上映)

 チケット発売日は後日、新日本websiteにて。

   http://www.njpw.co.jp/

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〔最後に鈴木軍のBOSSよりメッセージ〕


3Dプロレス、サイコ―! オレって、超カッコイイ~!!

よい子は観に来るんだよー!