昨日(12日)午後、江東区のスカパー!東京メディアセンターで、
サムライTVの人気番組『Versus』の収録が行なわれた。
今回の主役は、来たる10・3後楽園ホール大会で
『猛牛祭~天山広吉デビュー20周年興行~』を開催する天山。
当の天山の強い要望により、10・3のメインカードで
蝶野正洋&天山広吉&ヒロ斉藤の”狼群団”が再結集。
金本浩二&西村修&大谷晋二郎の第3世代トリオとの対戦が決定した。
そこで、伝説のユニットともいうべき狼群団がスタジオに集合。
75分間、ノンストップの対談を行なった(※番組は60分)。
当日、私は構成とナビゲーターを担当していたが、仕事でありながらも
実に楽しく懐かしい時間を共有できたことが、何よりも嬉しかった。
番組前半は、蝶野vs天山の2人トーク。
蝶野が天山の幼少時代から新日本プロレス入門に至るまで
根掘り葉掘り聞きだすという形式。
「子どものころは病弱で、顔も丸顔だったんですよ」という天山に、蝶野は爆笑。
さらに、鉄板ネタともいうべき、天山の新弟子時代のエピソードで盛り上がった。
橋本真也に、ボウガンで仕留め調理したスズメを3羽食べさせられた話から、
ライガーにオンボロの中古車を50万円で売りつけられ、
とんでもない目に遭った話など、何度聞いても飽きないおもしろさ。
後半から、ヒロ斉藤も参加しての座談会へ。
狼群団→nwoジャパン→チーム2000と変遷していった歴史を懐かしく振り返った。
初耳だったのが、蝶野が語ったnwoジャパン結成時のエピソード。
実は、先に米国WCW(崩壊)のエリック・ビショフ代表の方から声が掛かったという。
「北朝鮮に行ったときにビショフに言われたんだよ。
こっちで狼群団をやれないか!?って。
『それはさすがに無理だ』って言ったんだけど、
そのあと、向こうで(反体制ユニットの)nwoができた。
だから、あれは反対にオレらのパクリだったんだよね!」
確かに、日本マット界において、
タッグチームではなくトリオで活躍するケースは珍しい。
「その草分けがヒロさんのカルガリー・ハリケーンズ
(S・Sマシン&ヒロ斉藤&高野俊二)なんだよ」
そう蝶野が言うと、さすがにヒロ斉藤も顔をほころばせる。
「プロレス大賞の(最優秀)タッグチーム賞をこの3人で獲ったときは、
さすがにオレも嬉しかった。いつも下から壇上を見ている立場だったからね」
最後に、天山から強引なお願いごとも出た。
「10・3は天山の日ということなので、また来年もお願いします!」
それには、曖昧な笑みを浮かべていた蝶野&ヒロ。
だが、蝶野がキレイに締め括ってくれた。
「天山には、小島を始め第3世代といわれる同世代のライバルがいっぱいいる。
今度やる西村は区議会議員、大谷はZERO1の社長だし、金本も頑張っている。
そこにエリ―トのレスリング出身者、中西、永田、カシンがいて…。
そういう意味で羨ましいし、天山は恵まれていると思うよ!」
さすがに、蝶天コンビの兄貴分だけあって、含蓄のある言葉。
実は、今回の対談では出てこなかった”狼群団”結成への裏話はまだまだある。
それはまた、後日、このブログで公開してみたい。
◎サムライTV『Versus ♯52 蝶野正洋vs天山広吉vsヒロ斉藤』
10月1日(土)、23:00~24:00放送。 ※リピートあり。