いきなりだが、前回のブログにも高山善廣選手がコメントを寄せてくれた。


「GKのblogはブレずに今日も長かった」


こういうのをブレないというのかどうかは分からないが(笑)、

私の場合、どうしても物書きの性(さが)が出てしまう。


今日は短く、今日こそ短く…と心に決めて書き始めたはずなのに、

気が付くと、また存分に書きこんでしまう。

そこで一度、とんでもない事態(!?)が起こった。


8・27『ALL TOGETHER』(日本武道館)の観戦リポートをブログに書いたとき。

おそらく私の長~いブログの中でも、最長文だったと思う。

書きあげてから”下書き保存”を何度試みても上手くいかない。


どこかに不具合が生じたか、アメブロが点検中なのかなと思って、

よく見てみると、「保存ができません」の下に注釈が付いている。

「半角で4000文字以内にまとめてください」記されていたのだ。


なんてこった!

私の文章は、ブログの許容量を超えていたのだ。

そこで若干文章を削ってみたところ、今度はしっかり保存された。


すげぇー!

誰に聞いても、ブログの許容量を超えたという話は聞いたことがない。

これって、世界一長いブログとしてギネスに申請できないかな?

そう思いながら、ただ苦笑いするばかりだった。


まあ、冒頭からこんなエピソードですでにここまで書いてしまっているのだから、

これはもう自分の責任であり、性として諦めるしかないだろう(笑)。


さて、今回のテーマは、今週開催されるZERO1の名物シリーズ、

『天下一ジュニア・トーナメント』の話題。


2009年、2010年の同大会で優勝している日高郁人の3連覇なるか?

そこが、最大のテーマとなるだろう。


というわけで、一昨日(9月9日)のサムライTV金曜『Sアリーナ』は天下一ジュニア特集。

MC=元井美貴さん(※歌って踊れる気象予報士/小学生のころ一輪車クラブの部長!)。

解説=私、ゲスト=日高郁人(ZERO1)でお届けした。

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写真は、番組終了後の記念撮影。

日高のフィニッシュム―ブである

「ショーン・キャプチャ―!!」を決める前のポーズ。

決して、モッキ―は手ブラで胸を隠しているわけではない(※ホントにゴメンよ!)


今年で9回目を迎える『天下一ジュニア』であるが、

たとえば、新日本プロレスの『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』、

全日本プロレスの『ジュニア・ヘビー級リーグ戦』との決定的な違いは、

基本的にトーナメント形式で優勝を争うこと。


第2回、第3回大会のみ2ブロックに分けてのリーグ戦形式を採用したが、

今年も含めて、計7回がトーナメント。


周知のとおり、リーグ戦なら取りこぼしからの挽回が可能であっても、

トーナメントは取りこぼし=脱落であり、1戦必勝が義務付けられる。

それによって、Ⅴ本命が1回戦で脱落したり、思わぬ選手が勝ちあがったりと、

つねに波乱含みなのがおもしろく、魅力的…。


だからこそ、Ⅴ予想が実に難しい。

今年は、参加10選手。

例年以上にバラエティに富んだメンバーが集結した。


・日高郁人(ZERO1)

・藤田峰雄(ZERO1)

・菅原拓也(フリー)

・澤 宗紀(バトラーツ)

・怪人ハブ男(沖縄プロレス)

・伊藤崇文(パンクラスism)

・フジタ”Jr”ハヤト(みちのくプロレス・九龍)

・横須賀享(ドラゴンゲート)

・スペル・クレイジー(メキシコ)

・ロビー・ハート(NWA:AUS)


3大会でのトーナメント組み合わせは、次の通り。


●9月13日(火) 東京・新宿FACE (19:00)


☆天下一ジュニア・トーナメント1回戦

 日高郁人vsスペル・クレイジー


☆天下一ジュニア・トーナメント1回戦

 菅原拓也vs怪人ハブ男


●9月14日(水) 東京・新宿FACE (19:00)


☆天下一ジュニア・トーナメント2回戦①

 藤田峰雄vs(日高vsクレイジーの勝者)


☆天下一ジュニア・トーナメント2回戦②

 フジタ”Jr”ハヤトvsロビー・ハート


☆天下一ジュニア・トーナメント2回戦③

 澤宗紀vs(菅原vsハブ男の勝者)


☆天下一ジュニア・トーナメント2回戦④

 伊藤崇文vs横須賀享


●9月17日(土) 東京・後楽園ホール (18:30)


☆天下一ジュニア・トーナメント準決勝

 9・14 ①の勝者vs9・14 ②の勝者…⑤


☆天下一ジュニア・トーナメント準決勝

 9・14 ③の勝者vs9・14 ④の勝者…⑥


☆第9回天下一ジュニア・トーナメント決勝戦

 準決勝⑤の勝者vs準決勝⑥の勝者


組み合わせを見れば一目瞭然。

本来であれば1回戦をシードされてもいいはずのディフェンディング王者・日高と、

インターナショナル・ジュニア王者・菅原の2人が1回戦から登場。

このあたりも、ZERO1らしさといっていいのかもしれない。


もちろん、2人が1回戦から出場することには、ちゃんと意味合いがある。

日高の相手は、久々にZERO1マットにカムバックするS・クレイジー。

いまさら説明の要はないかもしれない。


日高とクレイジーは、米国ECW時代からのライバル。

いわゆる破天荒な飛び技を駆使する”EーSTYLE”の申し子であるクレイジー。

日高にとっては、ECWでこのクレイジーに出会ったことが

自分のスタイルを確立するうえで大きな財産になったという。


両者は日米をまたにかけ、タッグマッチではそれこそ数えきれないほど、

シングルでも10戦ほど肌を交えている。


日高は、このEーSTYLEとバトラーツ時代のバチバチ・ファイトを融合させて、

ZERO1ジュニアのエースにまで上り詰めた。


また、約1年弱、NWAライトタッグ王座を保持していた菅原&ハブ男は、

8・7後楽園ホールでタッグ王座を失うと同時に完全分裂。

この一戦は、互いにオトシマエをつけるための必然的カードとなった。


それにしても、スペル・クレイジーのZERO1マット登場は嬉しい限り。

ECW崩壊後、バトラーツを始め、日本の各インディー団体、

さらに新日本プロレスにも来日経験のあるクレイジーだったが、

なかなか注目を浴びることがなかった。


しかし、2003年~2005年にかけて、ZERO1に参戦するや大ブレイク!

飯伏幸太が世に出る前の時代だから、そのインパクトは凄まじいばかり。


二階席からのケブラ―ダは当たり前。

その他、後楽園ホールの壁の羽目板をよじ登ってから、

また鉄梯子をよじ登ってからのケブラ―ダ…など、

驚愕の空中殺法は世界№1と称された。


当然のごとく、これを黙って見ているWWEではない。

2005年6月に、WWEにスカウトされてメジャーデビュー。

約3年半、クレイジーはWWEで活躍している。


まさに、彼をスターダムへと押し上げたZERO1への凱旋である。


それにしても、このトーナメントは予想が難しい。

というか、予測不可能である。


日高の3連覇にも期待しているが、

その相棒であり、バトラーツ最終興行(11・5新宿FACE)のあとに、

引退することを発表した澤に有終の美を飾ってもらいたい気持ちも強い。


また、先の『火祭り』リ―グ戦で、田中将斗を破る大金星をあげている

ハヤトも間違いなくⅤ候補といえるだろう。


昨年度、準優勝のハブ男の実力は証明済みだし、

シングル王者・菅原のインサイドワークは抜きん出ている。


和製ジェフ・ハーディーこと藤田の大物食いをあり得るし、

ドラゲー代表の横須賀はオールラウンドの本格派だ。


もう挙げていたらキリがないので、勝手に私的Ⅴ予想。


・本命=澤宗紀

・対抗=日高郁人

・穴=ハヤト


本当に、我ながら情にもろいなあと思う。

だが、ファイナルのリングに澤が立っている姿を想像するだけで、

今からもう涙腺が危うい感じ(笑)。


その他、3大会の見どころとして、デスマッチ・ジーザスこと

ネクロ・ブッチャーのZERO1マット初登場も注目だろう。

しかも、最終戦では田中将斗との初一騎打ちが決定。

デスマッチ王vsハードコアの達人という趣である。


以下、3大会の注目カード。


●9・13新宿FACE

☆タッグマッチ

田中将斗&橋本大地vsネクロ・ブッチャー&スティーブ・コリノ


●9・14新宿FACE

☆NWAインターコンチネンタル・タッグ選手権

佐藤耕平&KAMIKAZEvs田中将斗&ゼウス(大阪プロレス)


☆タッグマッチ

大谷晋二郎&崔領二vsネクロ・ブッチャー&スティーブ・コリノ


●9・17後楽園ホール

☆スぺシャルシングルマッチ『Wrestling is Drug』

田中将斗vsネクロ・ブッチャー

                                          

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なお、917後楽園ホール大会、ZERO1『第9回天下一ジュニア決勝戦』の模様は、

当日のサムライTVでニアライブ中継が決定!


9月17日(土)=サムライTVにて、23:00~26:00までニアライブ放送。

10個のクリスタルボールを集め、ジュニアの頂点に立つのは誰か?


お見逃しなく!