永田裕志プロデュース興行「BLUE JUSTICE.3」
8・30後楽園ホール大会で事件は起こった!
永田に青義の精神をとことん叩きこまれた
テレビ朝日『ワールドプロレスリング』実況アナといえば、
野上JUSTICE慎平アナウンサー。
大会当日、当然のように自腹で購入した青義軍Tシャツを着用し、
ホールの片隅から試合を見守っていた。
セミファイナルの6人タッグマッチ(後藤&内藤&トンガvs飯塚&裕二郎&石井)を迎え、
いよいよ野上アナの表情も険しく固まってきた。
だが、当日はサムライTVの中継なので、
そこに油断がなかったかといえば、なかったとは言い切れまい!
試合は本隊の勝利。
敗れたCHAOSの中で、1人とっとと退場していく飯塚。
野上アナの存在に気づく様子もなく通り過ぎて行く…
と思いきや、振り向いて野上アナに猛突進。
青義のTシャツをビリビリ、ズタズタに引き裂きながら
リングサイドまで連行していく。
あわれ上半身まる裸とされた野上アナ。
さらに、その薄い胸板めがけて裕二郎が水平チョップをブチ込んだ。
たった1発で、野上アナの胸には赤いミミズバレがくっきり。
なんとかキング・ファレが救出したものの、
恐怖と怒りにうち震える野上アナ。
その姿をなんとかカメラに収めることができた。
怒りと痛み、恐怖に包まれながら、
その背中に哀愁さえ漂わせる野上慎平、26歳。
妻は美人女子アナの八木麻紗子さん。
そして、メインイベント終了後のこと。
秋山準と9年半ぶりに越境ライバルコンビ再結成し、
見事な勝利を収めた永田裕志に野上アナは訴えた。
「永田さん、青義軍のTシャツを飯塚選手にビリビリに破られてしまいました!」
それを聞いた我らがブルージャスティス、永田さんの口から放たれた言葉は…
「おお、そうか! まだ売店で売ってるから買ってこいよ」
ああ、野上慎平、26歳。夏の思い出の1ページ。
ところが、この事件(!?)には、伏線があった。
3日前の8・27日本武道館大会。
『ALL TOGETHER』のセミファイナル終了後の出来事。
武藤敬司&小橋建太の”天才&鉄人”コンビに敗れたCHAOSの飯塚&矢野。
なぜか、2人は入場花道ではなく、
テレビ朝日の放送席が設置されているステージの方向へ引き揚げてきた。
セミの実況を担当したのは、古澤琢アナウンサー。
続くメインイベントの実況と解説のため、
ステージの下では吉野真治アナウンサーと私が待機していた。
野上アナ、大西アナ、三上アナの3名は
バックステージの取材に向かっている。
飯塚がこちらに視線を走らせながら通り過ぎていく。
と、次の瞬間、飯塚が何事か喚きながら突進してきた。
吉野アナの尻を狙って思いっきりフロントキック一閃!
その衝撃で吉野アナは目の前の階段にも激突。
まさに、ダブルインパクト!
「イッテェ―!」と悶絶する吉野アナ。
私が心配して駆け寄ると、
「オイシクネェー!! カメラ回ってないし…」
さすがはプロ中のプロ、吉野アナ。
もちろん大会終了後のテレ朝控室は、その話題でもちきり。
「野上、飯塚さんはオマエの担当だろ?
ちゃんと待機していろよ!」
とんだトバッチリを食った吉野アナは、
正論のようで八つ当たりでもあるかのような言葉で後輩を諭していた。
ああ、吉野真治、33歳。夏の思い出の1ページ。
その3日後に勃発したホール襲撃事件を思うと、
やはり武道館でも飯塚は、
野上アナを探し求めテレ朝の放送席へとやってきたに違いない。
いまごろ、事件の話を聞いて、吉野アナは嬉々としているかも…(笑)。
そんなわけで、こんな秘蔵写真も特別公開。
じつは、このショット、8・14両国国技館大会
『G1クライマックスⅩⅩⅠ』優勝戦のあとの光景。
大会終了後、テレ朝『ワールドプロレスリング』チームは恒例の打ち上げ&反省会。
このあとにも仕事が控えている吉野アナはアルコールには手をつけず、
帰社するために途中退席した。
何名かのスタッフが「悪いけど、この荷物持って行ってくれるかな?」と
吉野アナに荷物を託した。
「ああ、いいですよ。他にはありませんか?」と吉野アナ。
この機に乗じて、すかさず野上アナが手渡そうとしたのは、
例のアメーバブログ『俺達のプロレス』の看板。
「ああ、いいよ……って、そんなわけないだろ!」
吉野vs野上、先輩vs後輩の”師弟対決数え唄”は今後も続くであろう(笑)。
ていうか、このお二人の関係、
なんとなくアニメ『トムとジェリー』のように感じるのは私だけだろうか?