萎縮性膣炎、というのは閉経後女性ホルモンが足りなくなると起きる現象です。

特に、病気ではなくホルモンの問題です

(逆に、お若い方だとおりものが多い様に感じることがあります。)

現状、治療としてはエストロゲンの膣錠を週2~3回自己挿入することをお勧めしております。

これで、潤い=水分は補えるので、乾燥でひりひりした痛みは改善できます。

 

でも、膣壁が薄く、弱いことから性交痛の改善にはいまいちなことが多いです。

若い人の膣壁みたいに、弾力性があり、収縮する膣壁が性交渉を快適なものにするのに必要です。

 

また、経腟分娩の回数が多いと、どうしても膣が広がってきます。

これも、物理的に仕方のないことです( ノД`)シクシク…

3㎏の赤ちゃんを3回もあの狭い膣から出産するのです。

膣が広がっても不思議ではありませんよね。

 

でも、膣が緩むことで、男女とも性交時に「快感」を感じにくくなってくることがあります。

女性に対してとても失礼な表現ですが、「膣がゆるくて締め付けられる快感がない」「膣内で射精できない」「性交渉したくない」と、なってきます。

パートナーがはっきり伝えてくる場合もありますが、「手 or  口でしてくれない?

」と言われたら、結構な確率でお相手はあなたの膣に不満がある可能性があります。

 

では、膣のゆるみはどうしたらいいのでしょうか?