月経不順・不妊症の西洋医学的考え・・・
脳下垂体や卵巣からでるホルモンの分泌異常や、卵巣の機能低下による排卵障害が原因
治療・・・
ホルモン剤や排卵誘発剤で卵巣機能を刺激
低用量ピルで周期を整える など
東洋医学的な考え・・・
生殖機能は「腎」機能が関与しているため、「腎虚」の状態と考える。しかし、腎虚には「脾胃虚」や「気虚」「血虚」が連動しており、「瘀血」や「気滞」も原因の一つとして病態を構成している。
腎虚→内分泌・代謝不全→脾胃虚
～体力減退、四肢の冷え、のぼせ、焦燥、不眠、めまい
血虚→ダイエット→脾胃虚
～貧血、めまい、しびれ、夢を多くみる、焦燥、皮膚乾燥
血行不良＝瘀血
～月経困難、肌荒れ、腹痛
ストレス＝気滞
～不安感、不眠、食欲不振、怒りやすくなる
治療
鍼灸で各種の「滞り」を解消、漢方薬で足りない（虚）ものを補い、全身のバランスを整える
婦人科医からのアドバイス
西洋医学が必ずしも悪いわけではありません。
東洋医学でも月経が順調になるまでに時間がかかる事があります。
なので、西洋医学+東洋医学で考えてください。
特に妊娠に関しては、年齢というタイムリミットがあります
どんなにご自分が頑張っても、お相手（男性）の精子に問題があったり、お互いの相性が悪いこともあります。その場合には、人工授精や体外受精が必要になってきます。
まずは、ちゃんと検査をお受けください（不妊治療専門のクリニックでご夫婦でご受診ください。）それで、治療をしながら、卵子の質を高めたり、着床率を上げるために東洋医学で体調を整える、と思っていただけると、きっといい成果が得られると思います