お、奥様、ご覧になられましたか、今日の竜王戦
凄かったですね……。いいものを見たような気がします(;`・ω・´)

急戦矢倉の先手良しと言われていた局面から、後手の渡辺竜王が新手。
そこから駒得の森内名人を押し切り、難解な終盤戦で即詰みに討ち取りました。
図は詰みの初手6九角です。

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これで森内名人が先手番を落としたため、第4局が大勝負になりますね。
楽しみです。



文責 ギズ
最後の万能人と呼ばれたライプニッツには、モナド論というものがある。
このモナド論に筆者が出会ったのは、高校の倫理の教科書なのだが、
その説明はさっぱり分からなかった。大学生になって岩波文庫で読み、
その後フランス語版とドイツ語版を読んだが、やはり分からない。

ネット上での説明も、どこかしらお茶を濁した感が否めなかった。
かくして最初の出会いから10年以上経過したわけだが、
先日いきなり「分かった」気がしたので、ここに備忘録として書いておきたい。
正確に言うと、モナド論が分かったというよりは、
「ライプニッツの言いたかったこと」が分かったという意味である。

さて、1行にまとめよう

モナドとは古典ユークリッド幾何学で言う「点」である


これがライプニッツの着想だったと思う。
モナドとは「延長のない実体」であり、「世界の基本的な構成要素」なのだが、
これは点の説明と非常に類似している。
すなわち、点とは「部分を持たないもの」であり、あらゆる図形の構成要素である。
線も面も立体も点からできているが、点自体は延長を持たない。

要するに、モナド論とは、

古典的な幾何学の理解を現実世界に直接適用する


そんな試みだったのだ。
幾何学上の立体が「延長のない点」からできているように、
現実世界も「延長のないモナド」からできている。
これがライプニッツの基本的なテーゼであった。

さて、なぜこんなことを考えついたのか。
もはや憶測を出ないが、ヒントは微分積分学にあると筆者は考える。
ニュートンとは独立して、ライプニッツは微積法を確立した。
微積法が単なる数学上の発明ではなく、現実に適用可能なツールであるとすれば、
現実世界も幾何学と同様の構造を持っていなければならない。
つまり、「延長のない何かの集合でなければならない」。

これがモナド論の背景にあったのではないだろうか。
そう考えれば、ライプニッツが実体を「延長のないモナド」としたのは、
近代科学勃興における基本思想「世界の数学的記述」の一貫であり、
その成否はともかくとして(物理的に言ってしまえば、原子論を捨てた以上、間違いである)、
納得のいく発想だと言えるだろう。



文責 ギズ
さて先日、第2局が行われたわけですが……。

森内名人強いですね。圧勝です。
今回も渡辺竜王にポカがあり、14歩同飛を読んでいなかったとのこと(参照図)。

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お互いに矢倉を避けないのは、竜王および名人の維持という感じでしょうか。
第3局も矢倉になるのか、それとも森内名人が横歩を受けて立つのか。
戦型が気になるところです。



文責 ギズ
久しぶりに将棋の記事です。

実は最近周りで将棋が流行るようになってきました。
話を聞いてみると、やはり電脳戦が大きかったようですね。
10年以上将棋ファンをやってる身としては、嬉しい限りです。

まあ私は見る専なのですが^^;

さて、というわけでいよいよ開幕した第26期竜王戦7番勝負。
将棋ファンの方にとっては当たり前ですが、「名人・竜王」は、
囲碁の「大三冠」と同様、非常に重みのあるタイトルです。
これを同時に取る人が出るのは、およそ10年ぶりでしょうか?
前回の名人・竜王は、実は森内名人です(在位は半年くらいでしたが)。

かくして注目の集まる第1局
後手番の渡辺竜王が勝てば、そのまま防衛かなという雰囲気です。
しかし先手番森内名人の矢倉はやはり強い。
126手目の81飛のという微妙な手も出てしまい、あっさり押し切りました。

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どうやら渡辺竜王、今期は調子がよくないみたいですね。
熱戦を期待します。 
2013年10月7日をもって、宝塚花組のトップ蘭寿とむさんがご退団となりました。
お疲れさまでしたm(_ _)m

さて、以前行った宝塚100周年トップ予想を長らく放置していたので、
ここいらで少しばかり総括してみたいと思います。

予想

以下に予想のURLをまとめます。


もう2年以上経ってるんですね(;´ω`)

当たり外れ

※予想部分は過去記事の引用です。

宙組編


予想:いずれにせよ、2012年1月から3月の間に、宙組ではトップ交代があり、
可能性としては1月から凰稀さんというのが最も高いんじゃないでしょうか。
※個人的には、根拠ありませんが、2012年1作目凰稀さんのお披露目の可能性60%、
2作目にお披露目の可能性30%、それ以外の仰天人事の可能性10%くらいかと。

現実:2012年7月に大空祐飛さん→凰稀かなめさん

予想が数ヶ月ズレました。
まあまあと言った感じでしょうか。

月組


予想:あるいは、ここまで条件が揃っているならば、
霧矢さんがちょうど3年目で、かつ龍さんがちょうど30歳を迎えるとき、
すなわち2012年12月付近に絞り込んでのも、そこまでおかしくはない、
というような気がしないでもないです(´・ω・`)?

現実:2012年4月に霧矢大夢さん→龍真咲さん。

これも予想が数ヶ月ずれました。ヒットって感じですね。

星組


予想:ちなみに、紅さんの最速トップは、年齢上は、まさおさんやテルさんと同じで、2012年です。
但し、紅さんは2番手をまだ経験なさっていないので、
2012年内にトップに就任する可能性はかなり低いと予想します。
2012年内に2番手に昇格なさるんではないでせうか?

現実:2012年8月、涼紫央さんの退団後、紅ゆずるさんが星組2番手スターになる。

今のところ正解な予想。

花組


予想:とりあえず、2012年前半くらいは上3人がこのままで、
後半から2013年前半にかけて、大規模な異動があるような気がします。
もしかして、下から爆上げあるいは他組の気鋭を引き抜きですか?
爆上げパターンですと、2013年-2015年にご退団を想定して
そのときに、30歳から32歳あたりの番手になってそうな人と言えば、
朝夏まなとさん(1984年9月15日)ですか?

現実:2013年3月に明日海りおさんが組み替えで2番手。2013年10月に蘭寿とむさんがご退団。

引き抜きが正解でした。
こればかりは予想が無理なのでご容赦を(´・ω・`)

雪組


予想:
うーん、この組はほんとに分からないです。
単純に考えても、

1、音月さん体制でそのまま100周年。
2、早霧さんに引き継ぎ。
3、100周年には既に下級生の路線が就任している(沙央くらまetc.)。
4、その他

どれもありそうです(-ω-;)
年齢理論で見ても、2013-2014年の段階でみな基準をクリアしてるんですよね。
これではちとお手上げです(´・ω・`)

というわけでギズの冴え渡る勘もとい妄想力により、

100周年の雪組トップは音月桂さんかなあ

現実:2012年12月に音月桂さん→壮一帆さん。

これはやらかしましたね(´・ω・`)
言い訳させていただくと、音月さんの就任年数を考慮し忘れてました。
これでは当たりようがありません。
音月さんが100周年まで健在だと、トップを5年もやってるという……。



というわけで、年齢理論(トップ就任は期数より年齢に左右される)は、
そこそこ優秀だったのではないでしょうか?

年齢理論については、以下の記事をご参照ください。


いずれにせよ、これからの宝塚の発展が楽しみですね。

ではでは。



文責 ギズ