◆ ちょっとした行動が小さな小さな命を救うこともできるんだよね | 人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

人生を変えた魔法の言葉 〔こ~ちゃんの気まぐれ日記〕

サンジュネス勝俣工一(旧姓せきや)が日々の何気ない出来事や気づいたこと。生きていく中で気力が尽きて崩れかかりそうになったとき、方向を失い迷っていたとき、さまざまな場面に出会い支えられた言葉、感動させられた言葉を送り続けたいと思います。

ある朝、出勤する際、隣の家のドアの前で

メスのカブトムシが仰向けにひっくり返って

足をバタバタして起き上がれないで困っていた。

 

私はその状況を見かけながらも、

虫が大の苦手であることと、

隣の家の敷地内だということから、

そのままにして通り過ぎたんです。

 

しかし、サンジュネスに向かって歩いている間

そのメスのカブトムシの様子が頭から離れず、気になって仕方なかったんです。

 

私が助けてあげたら命は助かるのに、あのままにしてたら、

力尽きてしまうかもしれないし、

家の人がドアを開けて

カブトムシが足元にいることに気づかないで

出てきたら踏まれてしまうかもしれない。

 

助けてあげることができるのに

何もしなかった後ろめたさが私の胸を締めつけていました。

 

 

私は歩いて3分くらいしたところで引き返して、

虫が苦手で直接触ることができないから

自宅に短い柄のホーキを取りに行ってから

再び隣の家のドアの前に立ち、

足をバタバタしているメスのカブトムシにそっとホーキを差し出しました。

メスのカブトムシはホーキにしがみつきました。

 

カブトムシをホーキにしがみついたまま自宅に戻り、

砂糖水を吸い込ませたティッシュペーパーをカブトムシの前にそっと置きました。

 

するとカブトムシはティッシュの上に

トコトコ歩いていき

とても嬉しそうに砂糖水をチューチューと吸い始めたんです。

なんだかすごく嬉しい気持ちになりました。

 

でもあのままにしていたら死んじゃったかもしれなかった。

 

私はそれから、カブトムシが乗ったままの

砂糖水を含んだティッシュペーパーを持ち上げ、

河岸の草むらまで行ってそこにティッシュと一緒に置いてあげました。

カブトムシは、砂糖水をまだチューチューと吸っていました。

 

私は彼女がもう大丈夫だと確信し、

ほっとした気持ちで再びサンジュネスに向かって歩き始めました。

ほんとうに小さな出来事だけど

とっても大せつな出来事なのかもしれないよね。

 

ちょっとした行動がひとつの命を

救うことが出来るんだなぁ~って思った出来事でした♪