「あれから何十年…
今も探している『枯葉』」
私が初めてこの曲に出会ったのは、
小学校5年生か6年生の頃でした。
秋が深まり、冬が近づいている頃だったかな。
夜の8時頃だったかな?
ラジオのニッポン放送で、
15分ほどの短い音楽番組があったんです。
その番組が始まると、いつも流れてくる曲がありました。
高く澄んだ、どこか淋しげな口笛の音色。
その口笛を聴くたびに、
まだ幼かった私の心に、
何ともいえない切なさが広がっていくのです。
なんて悲しくて、
なんて美しい曲なんだろう…。
曲の名前も知らず、
誰が演奏しているのかも知らず。
ただ、その口笛が流れてくるのを
毎晩楽しみにしていたように思います。
それから2年か3年が過ぎた頃。
今度はNHK-FMの音楽番組で、
イヴ・モンタンが歌う、ある曲に出会いました。
聴いた瞬間、胸が高鳴りました。
「あっ! あのときの曲だ!」
あの秋の夜、ラジオから聴こえてきた
あの口笛の曲だったのです。
そのとき初めて、
この曲が「枯葉」という名前だと知りました。
それ以来、もう何十年も過ぎました。
けれど、少年だった私が聴いた、
あの口笛の「枯葉」には、
いまだに再会できずにいます。
今でも、ときどき思い出すんです。
秋から冬へと移りゆく夜の静けさと、
ラジオから流れてきた、あの切ない口笛を。
不思議なものですね。
曲の名前さえ知らなかったのに、
その音色だけは、何十年たっても
心の中から消えないのです。
そして、これまで数えきれないほど
いろいろな「枯葉」を聴いてきましたが、
私がとりわけ好きなのは、
1968年、パリのオリンピア劇場で
イヴ・モンタンが歌った「枯葉」。
そして、ロジャー・ウィリアムスが
ピアノで奏でる「枯葉」です。
今日は、その2つと、
年齢を重ねたイヴ・モンタンが歌う
もうひとつの「枯葉」を、
皆さんにもご紹介させてください。
もしかしたら、この曲を聴いて、
皆さんの心にも、
遠い昔の懐かしい風景が
よみがえってくるかもしれませんね。
☆ 円熟したイヴ・モンタンが歌う「枯葉」
年齢を重ねても失われない色気と渋さ。
いえ、年齢を重ねたからこそ生まれる、
あの何ともいえない魅力。
↓↓
https://youtu.be/5OxyLKzMYyY?si=iRjfVdZ5VQhcHhqZ
☆ 1968年 パリ・オリンピア劇場「枯葉」(イヴ・モンタン)
何度聴いても胸に沁みる、
私の大好きな「枯葉」です。
↓↓
https://youtu.be/1S_7Nl5EPLI?si=ij910QQ1yobiNdKM
☆ ピアノで奏でる「枯葉」(ロジャー・ウィリアムス)
↓↓
歌詞がなくても、ピアノの音色だけで、
こんなにも心が揺さぶられるんですね。
https://youtu.be/wz6w-AETZjg?si=y7Nt-4rZx9YQn7Um
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