2024年もあと数日となりましたね。
皆様にとって、この1年はどのような1年でしたでしょうか?
年末年始は、何かと忙しく過ごされる方も多いかと思いますが、ゆっくりと振り返りをする時間でも持てたら良いですね。
毎年のことですが、多くの新たな方々との出会いと元々のご縁ある方々との変わらぬお付き合いを頂きながら、とても楽しく過ごすことが出来ました。
総じて、「感謝」の1年だったと思います。
本当に「ありがとうございました。」
そして、来年もますますのご愛顧のほど、宜しくお願いいたします!
さてさて、今年最後のブログは、『弥栄(いやさか)』という言葉をご紹介させて頂こうと思います。
『弥栄』と言う言葉をお聞きになられたことがある方も多いと思いますが、その意味と使い方については、あまり詳しくは知らない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご紹介をさせて頂きたいと思います。
この『弥栄(いやさか)』と言う言葉は、『より一層栄えること』『繁栄を願う』という意味があります。
『弥』は、「いよいよ」や「ますます」「一段と」などの意味があり、『栄』は「価値を認める」や「名誉」などを表す意味があるそうです。
この言葉を合わせて、『弥栄(いやさか)』・・・つまり、「より繁栄を願う」とか「更なる発展を」などの意味になり、とても縁起の良い言葉になります。
古(いにしえ)の日本人は、おめでたい時に、この『弥栄』という言葉を良く使っていたそうです。
元々は、「大和言葉」でもあったようです。
「生きとし生けるものすべてが、益々栄えますように」と神に祈る言葉として、また、感謝の気持ちや、お祝いの言葉として使われたこともあったようです。
また、戦前には、旧漢字(旧字)が使われていましたので、「弥」は「彌」、「栄」は、「榮」を使用していましたので、『彌榮』と表記されていました。
『榮』は、先に火がついたたいまつを組み合わせ、盛んに輝く意味を持ちます。
大いに、榮える姿が想像できますよね。
そして、お酒などを酌み交わす際の掛詞は、『乾杯(かんぱい)』が当たり前になっていますが、本来は、『弥栄!』とみんなで唱えていたそうです。
戦後のGHQの指導などにより、『乾杯』が当たり前になりましたが、この『かんぱい』は、「完敗」という同じ響きを持ちますので、ぜひ、「弥栄!」と唱えてお酒を酌み交わすことをお勧めします。
古くは、ヘブライ語の「イ・ヤーサカ」とも共通するこの『弥栄』と言う言葉、「イ・ヤーサカ」は、神ヤハウェを示すヘブライ語と共通するとともに、古代文明の叡智の詰まった、縄文から続く言葉(言靈)です。
古来より続く、素晴らしい日本人のアイデンティティー日本語の言靈を使う時に、私たち日本人のDNAに刻まれた魂の記憶を呼び覚ます(!?)かも知れません!
皆様が益々素晴らしい1年をお過ごしになりますよう、『弥栄!!!』