こんばんは。
私が通っている英会話教室の英国人先生が大の映画好きで、その先生とはよく映画の話になるのですが、その先生から小林正樹監督「怪談」KWAIDAN)(1965年)がものすごくいいよと言われたので、観てみました。
たしかに、ものすごくよかったです!
「怪談」とは、ご存知、小泉八雲原作ですが、この映画に入っているのは、その中でも、「耳なし芳一」「雪女」「黒髪」「茶碗の中」の4作です。トータルで、大体3時間程度の長さの映画です。
ちなみに、私は、「黒髪」と「茶碗の中」というお話は正直知りませんでした。でも、ストーリー的には、「黒髪」と「茶碗の中」が私の好みでした。
この映画は、上に挙げた4作のオムニバス作品なのですが、全体を通す雰囲気や色調、そして語り言葉が落ち着いていて、日本の昔の美を感じさせます。
そして、音楽は武満徹さんが担当されているのですね。特に、「耳なし芳一」の琵琶の音色は印象的で、鬼気迫るものを感じました。
また、この映画のキャスティングはまさに豪華で、それも見ごたえがあります。
例を挙げると、三國連太郎さん、仲代達也さん、中村嘉津雄さん、岸恵子さん、新珠三千代さん、志村喬さんなどなどですが、私よりもご年配の方ならもっとご存知の役者さんが多く出ておられるのでしょう。
この映画「怪談」を肝だめしで観てみようとしても、おそらく昨今のホラームービーの怖さは極限レベルまで行っているのでしょうから、その点では物足りないかもしれません。
むしろ、映像や音楽の美しさ、ストーリーの面白さ、日本の昔の装束等にご興味のある方は、楽しめる作品なのではないかなと思いました。