国内でダメ出しと呼ばれているけど
国外ではノート(気づき)とよぶことを
知ったのは小川さんがきっかけでした
個人的にダメ出しってことばが
好きではないので
ノートとはすてきな言葉だなと
思っていたところに
きのうのアフタートークでも成河さんが
お稽古の様子をお話ししてくださった際にも
ノートということばが登場しました
4週間と短く限られたお稽古期間でも
ルヴォーさんは多くを語らず待つ(waiting)
そして言いたいことがたくさんあっても
多くを伝えず(忍耐はルヴォーさんが
すきな日本語のひとつだそう)
ぽつりぽつりとノートを
お話ししてくださったそうで
殆どはbeautifulであったとか
どこがbeautifulなんだって
俳優さんは困惑しますよね
でもそれが考えることにつながって
気づきとなりいい方向に向かって
豊かなお稽古になったのだろうなと
拝聴してあたたかい気持ちになれました
盆についてのお話も
たいへん興味深かったです
最近は豪華絢爛な舞台装置が多いですが
本来の盆とはきらびやかなものをのせて
回すものではなくシンプルな作りで
俳優さんにとってはごまかしの効かない
高度なものであることも
わたしにとっては豊かな気づきとなりました
そして素舞台の方が役者が
映えるとおっしゃったという
平田満さんの言葉を三度思い出しました
他にもたくさんすてきなことを
お話ししていただいたので
ちょこちょこ更新できたらいいなと思います