大和川を渡る近鉄最古参の16000系など南大阪線の汎用特急たち | まだだ、まだおわらんよ・・・

大和川を渡る近鉄最古参の16000系など南大阪線の汎用特急たち

 

下高野橋、

府道26号大阪狭山線旧道、旧下高野街道が通る道路橋。

 

この辺りの大和川南岸は大阪府松原市なのですが、この下高野街道周辺だけは大阪市東住吉区、河川敷の名称も住吉大和川グラウンドとなっています。

 

奥に見えるのが矢田第5号踏切、

橋の向こう側の護岸にも踏切があってそちらは矢田第4号踏切、

 

橋の北側も南側も矢田、先の遠里小野と同じく江戸期の大和川付け替えによって村が南北に分断されたという形跡がここにも残っています。

 

午前の順光、踏切を渡って川の上流、線路の東側で電車が来るのを待ちます。

 

一級河川の看板、

 

最初に来たのは普通藤井寺行き、

今回は近鉄南大阪線の大和川橋梁です。

 

今回も時系列とは関係なく車種別に、

先ずは南大阪線の汎用特急から紹介していきたいと思います。

 

吉野行き特急、

前2両が30000系ビスタⅢ顔の12400系サニーカー似(狭軌仕様)の16010系。

16010系はこの1編成しか在籍していません地味ですがレアな車両。

 

そして後ろ2両が近鉄最古参の汎用特急16000系、

 

 

今度は16000系2両のみで来ました、

さっきのが16009Fで今度のが16007F、現存するものは4編成のみなのでそのうち半分の2編成が来たことになります。

 

かつての南大阪線特急といえばこの16000系でしたが、今では大井川鐡道への譲渡車両のイメージが強いですね。

また、配色が変わったので一瞬違う型式のように見えますが、1965年製とかなり古い車歴だけにあとどれだけの期間走るのかわからないので見ておくならば今のうちです。

 

22000系ACE似(狭軌仕様)の16400系

 

こちらは22600系Ace似(狭軌仕様)の16600系、

 

この前の橿原線でも紹介したよく似たこの汎用特急ACEの新旧2形式、

見分け方として一番わかりやすい相違点は識別灯の位置とパンタグラフ、

識別灯が下部についていてシングルアームパンタなのが新しい方の22600&16600系。

ちなみに愛称の標記も小文字入りのAceが新しい方。

 

このようにここ南大阪線系統は狭軌路線のため、近鉄の他のほとんどを占める標準軌の路線とは運用される車両が独立しています。

そこで車両の型式名である○○系も一見同じ形をしているにもかかわらず全然違う数字が充てられていてややこしい。

 

また、ここまで見てきてこれまで河内国分や大和朝倉での大阪線と比較してひとめでわかる相違点、

 

こちらはまた別の日に大和川の支流にあたる石川河川敷、

石川河川公園 駒ヶ谷地区、

古市-駒ヶ谷間で撮ったものですが、

 

16400系と、

 

16600系、

このように特急の2両運用が多いこと。

 


通勤型電車はそこそこ連結していて混雑もしていて、全国百貨店売上げランキングトップ10常連のあべのハルカスを擁するターミナルである大阪阿部野橋は奈良線や大阪線の大阪難波や鶴橋を凌いで近鉄全駅の中で最大の乗降客数を誇っています、にもかかわらずここの特急は短編成にも関わらず空席が目立ちます。

 

それは南大阪線系統はベッドタウンが多く通勤通学需要の路線であること、

末端はローカル線で名古屋や京都といった大都市間輸送が無い、

メインの観光需要が吉野という桜シーズンに限定特化された場所であること

に起因していると思われます。

 

 

 

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