鶴橋駅の近鉄電車その2 あをによし・伊勢志摩ライナー・しまかぜ | まだだ、まだおわらんよ・・・

鶴橋駅の近鉄電車その2 あをによし・伊勢志摩ライナー・しまかぜ

これまで見たことのない紫色の車体が近づいてきました。

 

あをによし,

 

由来は奈良にかかる枕詞、漢字で書くと「青丹よし」

「あをによし 奈良の都は咲く花の…」

 

そういえば昔、綾瀬はるか主演の「鹿男あをによし」ってドラマがありましたね。

奈良が舞台で劇中にも近鉄電車が映っていました。

 

大阪から奈良経由で京都までを結ぶ、

昨年2022年に運行開始したばかりの内外装とも豪華装飾の新型観光特急。

果たしてその正体は、

これは2012年に撮影したものですがかつての姿です、

往年の近鉄特急の看板列車ともいえる1220系スナックカー、

これの魔改造版なのです。

 

この車両、昨年国葬が執り行われたことがまだ記憶に新しい、

エリザベス二世女王陛下の訪日時に、落成直後だったこの車両がお召列車として使用されたことでも有名なのですが、

 

実際にその時に乗車された車両そのものがこの編成の1号車として使われているのだそうです。

 

 

しばらくして折り返し、さっき来たのは回送で、こちらが始発便です。

 

 

 

 

次に紹介するのは、

伊勢志摩ライナー

 

赤色バージョンが来ました。

2013年にしまかぜがデビューするまでは伊勢志摩観光特急のフラッグシップだった車両。

 

難波方面に向かっていきました。

 

折り返してきたところで阪神電車との横並び。

 

ならしかトレインとひのとり、顔が半分切れてしまいましたが普通の近鉄電車との競演。

朝の複々線ならではの光景です。

 

同じく伊勢志摩ライナーですがこちらは黄色。

 

伊勢志摩ライナーには赤と黄色の2色あって、各3編成ずつ計6編成いて、

車両番号の奇数が赤で、偶数が黄色なのだそうです。

 

個人的にはサンダーバード3号が赤で、サンダーバード4号が黄色なのでおぼえやすい。

サンダーバードといっても北陸特急ではなく、ジェリー・アンダーソンの往年の特撮人形劇のことです。

ある一定の年齢層から上にしか分からないネタですが。

 

 

ところで、

赤、黄と来てここで青い伊勢志摩ライナー

 

ではなく、この間大阪環状線の西九条で見かけたJR西日本のオーシャンアロー、

前からこのオーシャンアローと伊勢志摩ライナーはよく似ているなと思っていたのですが、

 

製造時期も近く、単に当時のデザイントレンドだったのもあると思いますが、共通点はイルカ顔。

 

オーシャンアローは南紀白浜のアドベンチャーワールドのイルカショーを、

伊勢志摩ライナーは鳥羽のイルカ島のイルカショーを、

それぞれイメージしているのではないかと、個人的見解ですがそう見ています。

 

 

そしてこちらが、本家近鉄の青い伊勢志摩ライナー、

しまかぜ

 

言わずと知れたひのとりと並ぶ現在の近鉄特急のフラッグシップ、

 

ひのとりはビジネスユースも視野に毎時運行ですが、

 

こちらのしまかぜは観光特化で

大阪、京都、名古屋から賢島までのそれぞれ1日1往復のみの運行。

 

以前難波駅のホームで見かけた時には、

この時は瑞風は無理でもこっちならすぐにで乗っても行ける!みたいなことを言ってましたけど

あれからはや2年、いまだ果たせていません。

 

半日くらいでICカードチャージ無しでちゃちゃっと行って帰ってこれるようなスタンプラリーなどしかできなくなってしまいました。

 

起点の大阪難波へと向かっていきました。

 

そして、折り返してきました。

 

 

停車しているだけで風格が、佇まいがいいですね。

 

このアングルで反対側のホームからゆっくりと動き出したのち、加速していくのを見るのが楽しい。

 

伊勢志摩、賢島に向かって出発して行きました。

 

 

つづく。

 

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