宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇・・・
旧作では複数艦ひっくるめて主力戦艦という
これからやられますよ!感満載なネーミングだったのですが、
今回は超弩級戦艦の語源ともなったドレッドノート級
購入スルーの予定だったのですが、
飾ってあったこの完成品を見てしまうと惹かれますね。
ただ、このサイズと価格設定で全艦マルチ隊形ごっこは一般家庭では到底無理なので
メカコレ待ちかなあ・・・
波動砲を備えつつも、如何にも簡易量産型といったデザイン、
ガンダム世界でいうところのジムというべくポジション、
旧作当時から萌えておりました。
今回のリメイクでは
アンドロメダ級が5隻に増産されたことで
存在そのものがボツにならないか心配していたのですが。
出てきてよかった。
2~3年前まで虫の息だった地球がどこをどうしたら、
あんな短期間で復興して、大艦隊まで量産できるんだ?
なんて旧作公開当時子どもの浅知恵でも思っていたものですが、
さすが新説、
ヤマトやガンダムだけでなく、
いまやハリウッドの実写アメコミなどでも定番となっている
この辺りの後付け言い訳・・・
否・・・現代解釈での論理的理由付けもされていました。
ただここでの理屈だと、その陰で、関与した技術者とか
インターステラーで見た親子のように
年齢が逆転・・・なんて現象も起こっちゃってるんだろうな・・・
などといった妄想なども広げつつ・・・
個人的評価・・・4 ☆☆☆☆★
前回の第1章でいろいろ不満書いてましたけど、
今回の第2章、飛躍的によくなっていたと思いました。
一話完結4話分の編集なので
各話間の継ぎ目が気になるなどあったのですが、
OVAイベント上映作品でここを指摘するのは野暮なので、
減点とは言いませんが、
あくまで素人考えなんですけど、
あの、パパパ パーパ パー♪という
いかにも終わりですよっていう定番のBGMを
ちょっと別のに差し替えるだけでも
マシになるような気がするのですが、
結構面倒なんでしょうね。
国家や軍隊としては緩すぎる規範意識など気になる部分もありますが、
ガミラスとの国家間のしがらみなども交えつつ、
軍拡に突き進んでいく様子など、
旧大戦時をモチーフにしていた旧作と違って、
今回は直近の国際情勢を意識したように思えたり。
まあでも、
そんなことよりやはりヤマトはカタルシスこそが命
ご都合主義であろうとも、
次はこう来るな、そろそろ来るなとわかっていても
危機一髪で現れる救世主的な演出に心躍らせる
また今回は、
藤堂や山南といった上層部だけでなく、意外なところでキーマンまでも、
組織としての建前を尊重しつつも、
最後は男前な対応をする、
漢気というか心意気を示す場面もよかったと思います。
そして今回のエンディングテーマ“月の鏡”
テレサ役としての神田沙也加の起用なのですが
これがいい。
心地よいラストの余韻に浸れました。
これまで一番お気に入りだった2199第1章の結城アイラと並び
シリーズ中随一のマッチングだと思いました。
“あんないい女、この基地にいたっけ?”
“今朝の便で来たんじゃない?”
うーん、中の人が中の人なので・・・
気になりますね。