2016年まとめ・・・映画編 | まだだ、まだおわらんよ・・・

2016年まとめ・・・映画編

ネタ切れ時の場繋ぎで書いていたら、

いつのまにか更新記事の主軸。

 

ということで後編は映画。

 

 

・・・とその前に、

スターウォーズシリーズでレイア役を演じてこられた

キャリー・フィッシャーさんが逝去されたというニュースがありました。

昨年新章が始まったばかりなので、なおのこと残念でなりません。

慎んで哀悼の意を表します。

 

 

では、ここからは毎年恒例?

今年観た映画ランキング

 

今年1年間で劇場で鑑賞したのは計27本

(リピートで行ったフォースの覚醒は除く)

内訳は洋画が17(うちアニメ1)、邦画が6(うちアニメ4)、OVAイベント上映作品が4

 

今年は本数こそ減ったのですが、

例年に増してよい作品に出会えましたので、

 

昨年は上位4作品を紹介しましたが、

今回は上位10位までを発表することとします。

 

それぞれのレビューについてはリンクを、

リアルタイムで紹介しそびれた作品と

上位3作品については、

あらためてここで感想を付け加えておきます。

 

10位

シン・ゴジラ

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12185742428.html

 

9位 

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12175714033.html

 

8位 

クリード チャンプを継ぐ男

 

あのロッキーシリーズの最新作、

 

“クリード”とはご存じロッキーの宿敵“アポロ・クリード”の忘れ形見が

今回の主人公となるため。

 

同シリーズは続編が出るたびにイベント感や蛇足感が増していっていたのですが、

今回は1本の作品としての完成度も高く、

特に本物のタイトルマッチの中継を観ているかのようなリング上の緊迫感は

同シリーズの過去作のどれよりもリアルに感じました。

 

あと、あの有名なロッキーのテーマを序盤からむやみに乱用せず、

ここ一番の場面のみに使用したのも効果的でした。

 

また、毎回キャラが前に出すぎるスタローンですが、今回は脇役に徹していて、

これまでで一番よい演技を見せてくれたのではないでしょうか。

 

7位 

映画 聲の形

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12203248534.html

 

6位 

この世界の片隅に

 

先の大戦時の広島、呉を舞台にした物語なのですが、

 

これまでフィクション、ノンフィクションの如何を問わず、

戦争映画といえば、戦場の兵士に軍部や政治家目線のものが多い中、

 

今回はごく普通の民間人である主人公の目線をとおして

終始、戦時下の庶民の日常を淡々と綴っていくという手法で、、

 

普通の当たり前の生活が徐々に浸食されていく様子が、

直接的な戦争描写以上に訴えかけてくるものがありました。

 

“あのような時代”にもし自分が存在していたとしたら、

戦場の英雄や政府の高官たりえる可能性は著しく低く、

おそらくはこの物語の目線で戦争体験をすることになるでしょうし、

 

実際、祖父や親から伝え聞いた戦争も、

戦場の話ではなく戦時下の物資不足や空襲の体験談であって

あきらかにこちら寄りのものでしたから。

 

また、主人公のすずが飄々としたマイペースで弛いキャラクターであったことで、

(のん=能年玲奈さんのCVがまた秀逸でした

反戦をテーマにしながらも押し付けがましさや悲壮感を強調することなく、

後からじんわりくる作品でした。

 

5位 

ブリッジ・オブ・スパイ

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12120086233.html

 

4位 

君の名は。

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12198005659.html

 

ではここからベスト3!

 

3位

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12229301388.html

 

去年エピソード7を1位にしていたので、今回がダメだったというのでは無く、

例年だと間違いなく年間1位レベルです。

 

事実、過去のスターウォーズシリーズ中においても屈指の出来だと思っています。

ちなみに自分の中でのSWランキングは以下のとおり、

4章→7章→ローグワン→1章→5章

 

マニアの間で比較的評価の低い1章と7章、自分はわりと好きなんですよ。

これから始まる旅のワクワク感というのが過去のノスタルジーにも増して、

好きな性分でして、

ロード・オブ・ザ・リングでも“旅の仲間”が

ガンダムUCでも“ユニコーンの日”が今となっても一番好き、

 

答えが出ちゃう最終章よりも色んな可能性に思いを巡らせられるような

新章の第一弾に一番惹かれるんですよね。

 

 

2位

オデッセイ

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12127332370.html

緻密な科学的考証による設定のリアルと

娯楽性を追求したフィクションとのバランス、

 

危機感の中でのユーモアといった、

観る者を飽きさせない緩急の付け方が絶妙だったので

2位とします。

 

 

1位

ハドソン川の奇跡

http://ameblo.jp/giulia3182/entry-12203248534.html

 

ごく最近に起こった記憶に新しい、

しかもあまりにも有名で多くの人にとって既知のテーマ、

比較的短い時間内での出来事で結末までわかっていて・・・

 

そんな大幅な改変もできないというノンフィクションの枷をものともせず

時間軸の再構築や心理描写の妙で物語として

フィクション以上に見せてくれた作品。

 

ということで1位に選ばせてもらいました。

 

 

・・・

 

 

 

いずれも製作者のカラーが色濃く出ていて創造的、

それでいて娯楽性も失っていない。

 

なにより

自分の映画に求める二大要素

大画面で観るための映画の最重要ファクターである視覚効果と

世界観のスケールの大きさ

感情に響くような心の描写

この両者を高次元に満たした作品が今年は特に増えたような気がしました。

 

このロジックとエモーションの両立、

ここは模型においての

自分の嗜好とも共通しているように思います。

 

そして、日本のアニメーション映画の“美しさ”を

再認識させられた年でもありました。

ここで言う美しさとは先述の二大要素と重複しますが、

技術的視覚的な映像美は勿論のこと、

それらとシンクロする繊細な心の描写の美しさも含めてです。

 

 

・・・

 

 

こうやって書いていると

まるで映画観てプラモ作ってただけのようですが、

そんなわけ無いです。

 

そんな自分にとって今年の漢字は

“終”でした。

 

炊飯器にエアコンをはじめ家電が相次いで寿命がきてしまい買い換えに、、

そしてお気に入りの食料品売場にパン屋さんなどの買い出し先の閉店撤退・・・

 

GBWC日本大会への連続出場も4年でストップ、

そういえば思い出深いお台場のGFTとガンダム像の撤去の報もありました。

 

そんな中でも歴代最長

18年の長きにわたる付き合いだった愛車との別れ。

 

他にもなにかと諸々これまで続けてきたことが終わりを告げた1年でした。

 

それでもうさすがに打ち止めだろうと思っていたら、

12月の際々にパソコンまでがお逝きになりました。

 

そういえば、今年は初っぱなから自分にとっての初詣の定番だった

阪堺線住吉公園の廃駅廃線という“終”からの幕開けでした。

ああ、おみくじも凶だったな・・・

 

漢検の公式では“金”

お金は出ていく一方で、ご縁がありませんでしたな。

 

・・・でもまあ、

終わりは始まりの序章とも言いますし、

予定外の出費にはなりましたが、おかげでいろいろ新品になりましたから。

 

まだだ まだ終わらんよ!

です。

 

 

それではまた来年、よいお年を!