その後の映画鑑賞など・・・2 | まだだ、まだおわらんよ・・・

その後の映画鑑賞など・・・2

まずは
 
"実写版"進撃の巨人
前後編まとめて、

前編はジュラシックパークとバイオハザードを合わせたような
パニックもので、
後編は・・・
エヴァンゲリオンぽいものでした

まず"進撃の巨人"の舞台となる世界といえば、

教会を中心に構成された街に要塞型城壁、
連続するオレンジの煉瓦屋根、

モータースポーツオタクとしては、
エレン・イエーガーなんていうとエレン・ロールとかイエーガーマイスター
といった往年のドイツツーリングカーレース、
アルミンといえばアルミン・シュバルツというWRCのドイツ人ラリースト、

他にもアッカーマンとかキルシュタインなんて完全にゲルマンの固有名詞、

さらにアニメ版主題歌の冒頭までドイツ語。
それを最初日本人キャストで実写と聞いた時点で覚悟していたのと、

その他ネット上でもいろいろ書かれていたので、
ハードルを下げて観にいったせいもあるかもしれないですが、

日本映画の予算で撮られた漫画原作モノとして観れば
そんなに悪くもなかったかなとは思いました。
 
ただやはり尺の短さは如何ともし難く、
それを前後編2本で収めるには無理があると思いました。

特にこの作品のキモである
登場人物の心理描写が浅くなってしまい感情移入しにくい、
特に今回はエレンの巨人や壁に対する怒りの道義付けの
説得力に欠けていた点が最も痛かったかなと…

去年まで全7編で展開したガンダムUCでさえ原作を読んでいなかったら
ロニはただの復讐鬼でリディは駄々っ子にしか見えなかったと思います、
今回はそれ以上の時短。

思うに映画化では巨人の謎に迫るところまで行かず
訓練を受けて兵団に入るまでとか、壁外調査であるとか、
エピソードを限定し深く描いた方がよかったように思いました。
そして当たれば続編に繋げる…では駄目だったのかなと、

ちょっと極論を言うと、
レッドクリフという映画では赤壁の戦いだけを描いていました。
これを三国志全編を二本の映画として纏めようとしたら
確実に失敗しますよね、それと同じなんじゃないかと…

ただしそれでも過去に観たいくつかの残念なアニメ実写化とは
一線を隔していたとは思いましたけどね。

それと進撃繋がりで
 
こちらにも行ってきました。

 
珍しく場内は撮影可、


このゴーグルを見たら、今回の実写版は石原さとみ嬢の独壇場だったな…
とか思い返しながら。

 
中でも360度体感シアターがなかなかのもので、
文字どおり左右上下はもとより
真後ろまでちゃんと再現されていました。

そんな物珍しさに、
ストーリーの進行とは無関係にあちこち頭動かしてたので
スタッフさんには挙動不審者にしか見えなかったかも知れません。

続きまして、
 
Ted2

 
洋画には珍しく入場時特典も、

ご存知かわいい外見のテディベアがオヤジ化して、下ネタに薬物と、
よい子は見てはいけないことをやりたい放題するコメディの続編ですが、
SWを始めとしたいろんな懐かし映画のパロディもそこかしこに散りばめられていて
その辺りも楽しめます。

特にポリスアカデミーやTAXIのようなノリがお好きな方には
合うんじゃないかと思います。

ただ、初見のインパクトのせいもあるかも知れないですが、
前作の方が勢いがあったような気がしました。
本人役のサム・ジョーンズ=フラッシュ・ゴードンも今回は出番少なめでしたし…

それでも一箇所だけ不覚にも涙流して笑っちゃった場面があるのですが、
ここがツボか?と思われると恥ずかしいので、どこかは敢えて書きません。

お次は
 
キングスマン

これ予告編の刷り込みでコメディタッチなのかと想像していたら、
実はガチなスパイ映画、
現在本家ダニエル・クレイグ版ボンドがハード志向になっているので、
昔の007を観ているような雰囲気でした。

オスカー俳優であるコリン・ファース主演で話題になっていますが、
脇役でマーク・ハミルが出ていたのにびっくり、
しかもさえない人質役であえなく退場という、
往年のSWファンとしては涙無くしては見られないものでした(T▽T;)

脚本もテンポもよく、先の読めない展開に中盤から後半にかけてのどんでん返し、
後継者となる若い方の主人公が養成所で課せられるミッションに、
アクションシーンの身のこなしやカメラワーク
英国紳士然とした物腰にウィットの利いたセリフなど
映画としてのクオリティはすごく高くて
正直観るまでノーマークだったので、すごい掘り出し物に思えたのですが、

ただ・・・

これはあくまで自分個人的な好みの問題かもしれないのですが、
唯一残念というか、これで一気にチープな雰囲気にさせてしまっていたのが、
この作品がR-15指定になっている原因と思しき、血飛沫たっぷりな殺戮描写、
スプラッタ映画でもあるまいし、折角の格調が台無しというか

自分は映像作品、特にフィクションでの残虐シーンは必然性がある場合のみ肯定派で、
不要に死をビジュアルとして表現するものは好きではないんですよね。

アニメ版進撃の巨人や北斗の拳などでの残虐描写は、
主人公の怒りや復讐の動機であるとか
悪に報いを受けさせるための道義として必要性があると思うので
受け容れられるといった感じなんです。

そして
 
アントマン、

自分ら世代にはアントマンというと
魔人ドルゲ配下のグルグル渦巻き模様の人たちを連想してしまうのですが、
れっきとしたマーベルのアメコミヒーローものです。
身長1.5センチの蟻サイズに小型化できることからこのネーミング、

これも予告編でオモチャのトーマス(機関車)にひかれたりして
完全なコメディ映画かと思いきや、ガチなヒーローものになってました。

そして、某マーベルオールスター映画から2人がカメオ出演、
新しくなったスターク邸まで大映しに、
さらにそのうち1人とは実際に戦います。
どうやらその某作品の次回作に参加確定のようです。
あ、ここは言っちゃならんよ…ですかね(;´∀`)

最近のアメコミ映画ってストーリーや人間描写もしっかりできていて
その荒唐無稽なイメージとは裏腹に見ごたえがあるものが多くなっています。
この作品もご他聞にもれず、たいへん楽しめる内容でした。
個人的には今回紹介した中ではこれが一推しだったりします。

アメコミはたぶん下敷きになる原作が至極シンプルなので
大人向けの新作として起こす場合のアレンジがし易いのかもしれないですね。

日本のコミックは原作漫画の段階で既にかなりの心理描写やディティールが
盛り込まれていて、
映像化の際にアレンジの入り込む余地が少ないので、
難しいのだと今回あらためて思いました。