絶望を退ける勇気を持て・・・
アムロ・レイ、カミーユ・ビダン・・・
歴代ガンダムは、〝主人公の成長記〟という側面も持ち合わせています。
その傾向はUCでは特に顕著で、主人公バナージ・リンクスは、
Ep.1ではカーディアス・ビスト、
Ep.3ではダグザ・マックール、
Ep.4ではスベロア・ジンネマン
といった
敵味方関係なく、それぞれ立場も境遇も異なる大人たちの言葉に、
あるいはその生き様に触れ成長をとげていきます。
そして、Ep.5では、歴代ガンダムパイロットの少年たちの成長を具に見てきた、
初登場の頃はまだ士官候補生という設定で、
〝ややヒステリックで頼りないリーダー〟といった印象だったのですが、
シリーズを重ねる毎に、指揮官らしくなっていきました。
〝機動戦士ガンダム〟シリーズ全般として捉えれば、
ブライト艦長の成長記といっても過言ではないほどに感じられます。
さりげなく隣に腰掛け語りかけます、
座標の開示で、より多くの犠牲が出るので、今は何も語れない、
というバナージに対して
〝そのことはそのまま黙っていればいい〟と返します。
黙秘を行使している囚われの少年に対して、
ましてや盗聴されているかも知れない状況下で、
そこまで言ってしまうんですね。
そして、最後には〝ありがとう〟で締め括るのも印象的でした。
また、この後こう付け加えます、
〝君の目には力がある。困難を糧にできる強い目だ〟
諦めずにいれば、必ずチャンスをものにできる〟
心強いアドバイスを与えるとともに、
バナージの本質をも見抜いているんですね。
そしてそんな指揮官は、当然ながら人望も厚く、

〝わかってねえなあ、この船の艦長はあの人なんだよ!〟
クルーたちが、財団の黒服たちを牽制している間に、
ブライトはバナージに極秘命令を託し、
ユニコーンとともに送り出します。
〝かつてガンダムに乗った者たちと同じく、
君もガンダムに選ばれたのだと思いたい、
いつもそれは、結果的に必然だった、
良くも悪くも、だがな〟
絶望を退ける勇気を持て、
君がガンダムのパイロット、
ニュータイプであるなら〟





