「丹沢の東の端」という触れ込みで、地元の愛川町では観光に力を入れているらしい。どうも、こう蒸し暑いと山へ行く気にならない。それでも、ラクに行けそうなところを選んでやってきたが、もうお昼だ。
シルエットは行程の標高(左の目盛り)。折れ線は歩行ペース(右の目盛り)。標準の速さを 100% として、区間平均速度で表している。横軸は、歩行距離。
↑「半僧坊前」で下車。「半僧坊」って何だろう?
↓なるほどお寺の名前か。帰ってから調べてみたら、「半僧坊」というのは、寺の中にある鎮守の権現らしい。詳しいことは (2) で書くかもしれない。
↓右手前が「仏果山」。左が「経ヶ岳」。経ヶ岳→仏果山が定番のハイキングコースだが、今日は出てくるのが遅かった。「経ヶ岳」だけになりそうだ。
↓ここが登山口。何やら荒れていて美観がない。道標のポストに、コース・マップが入っていて、無料配布だ。そこは気が利いている。
↑「とうのいりさわ」と読むらしい。路は沢に沿って上がっていく。
↓砂防ダムを幾つか越える。杉の植林に、まじっている自然樹はケヤキばかりだ。下生えはオオバイノモトソウ,その他羊歯類。暗くて湿っぽい。たしかに標高が低い。クリとかコナラとか、見なれた樹が出てくるのは、もう少し上なのだろう。
↓途中、休憩所。ベンチとテーブルが置いてある。そこから下界が少し見える。クレーンが出て、造成地の工事をしている。シラカシ,ヒメユズリハ,ハリギリ,ホオノキが出てきた。
↓シロダモだね、この葉っぱ。クスノキ科でも、ヤブニッケイとは葉脈が違う。
ん? 行く手が明るくなったぞ。
伐採跡に出て、眼の前が開けた。もう少し昇ると↓
さっきの造成地が右のほうに見える。
↓林道に出た。
すぐにまた山路に入る。
樹の根が張っていて歩きにくい。
ギザギザのふちに丸っこい葉形。アカシデのようだ。
↓オオモミジのようだな。イロハモミジより切れが深くて堂々としている。
尾根に出て、勾配がゆるくなった。もうすぐ頂上だ。
木の間越しに山々が見える。「仏果山」方面か?
到着!
633メートルと、低い山だが、出発点が低いから、標高差は結構あった。低いが、展望は一丁前だ。
↑頂上に雲がかかっているのが「大山 おおやま」。おととし初詣に登った。その手前が「三峰山」。いちど行ってみたい山塊だ。右奥の、かすんで高い稜線が、丹沢「主脈」尾根。遠いのに高くに見える。すっきり晴れた日なら、もっと迫力があるだろう。スマホで撮すと、↓こうなる。こっちのほうが迫力があるか。でも粉飾がかかっている。ぬり絵みたいなものだ。
タイムレコード 20240914 [無印は気圧高度]
「半僧坊前」バス停[90mMAP]1230 - 1238ハイキングコース入口[117mGPS]1242 - 1305砂防ダム上部・渡渉点[213mGPS]1330 - 1347ベンチ[322mGPS]1358 - 1413林道出会い[429m]1416 - 1417林道岐れ[432m]1419 - 1458経ヶ岳[633m]1535 - (2)へつづく。