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 「篭山」から外輪山の尾根づたい、「駒ヶ岳」へ向かう。


 


 

 ↓樹々と尾根のあいだに見えるのは、日光の「男体山」ではないか?

 

 


 

 

 きれいに色づいている。近づいて見ると、ウリハダカエデオオイタヤメイゲツのようだ。

 

 

 

 

 

 ほかに、ミズナラ、ダケカンバ、リョウブ、ナナカマド

 

 ↓分岐点。「大洞」登山口からの路が、左から上がってくる。振り返れば、雲海の下に、渡良瀬 わたらせ 河谷へ落ちこんでゆく尾根状斜面。

 

 

 

 

 

 整備された道になったが、登り坂の尾根路は続く。ひと休みしたら昇っていこう。

 

 

 

 

 「小沼」が見える↓。左は「長七郎 ちょうしちろう 」で、外輪山の一部。

 

 写真だと近くに見えるが、ずっと遠い。「地蔵岳」の向うだ。遠くに見える稜線は、方向は秩父の山々。それとも雲だろうか。

 

 

 

 

 ↓「渡良瀬」方面。さっきより低く見える。だいぶ昇ってきた。

 

 

 

 

 ↓「駒ヶ岳 1685m」に到着。カルデラ湖の「大沼」がよく見える。手前の半島は「赤城神社」。沼の向うに突き出たピークは「鈴ヶ岳」。

 

 

 

 

 

 ↓ハウチワカエデ

 

 


 

 「黒檜 くろび 」頂に向かう。

 

 

 

 

 ↓来た路を振り返る。「小沼」があんなに遠くになった。ダケカンバが多い。

 

 

 

 

 黒檜山」が真正面に。あとひといきだが、この登りは半端じゃない。

 

 

 

 

 

 ↓山頂の手前のコブに乗っかる。1820メートル圏で、山頂三角点とほぼ同じ高さ。神社がある。「黒檜大神」という石碑が立っている。これが御神体か。

 

 

 


 

 赤城山の最も古い記録は万葉集の歌で、そこでは「くろほのねろ」と呼ばれている。

 

 上毛 かみつけ の 久路保のねろの 葛葉 くずは がた かなしけ児らに いや離 ざか り来 く も 〔万葉集,十四-3412〕

 

 上州の「くろほ」の山の葛のツルが伸びるように(思いがあとをひいている) いとしいあの子から遠ざかって来てしまったものだ。

 

 赤城山の「くろほ・ろ」に対して、榛名山は「伊香保ろ」と呼ばれている。

 

 「ねろ」は「嶺 ね ら」の方言で、連峰ということ。「くろほ」は「黒火」だろうか(焔 ほのほ =火群 ほむら など、「火」は「ほ」とも読む)。火山の噴煙が立ち上るようすだという。現在も、「くろほね」という村落が麓にある。「くろほ」が「くろび」になった。語源からいうと「黒火山」と書くべきかもしれない。

 

 ↓「黒檜山」頂 1828メートル。

 

 

 

 

 

 ↓山頂の先に、北側の展望が開けた頂きがある。沼田市の平野部をへだてて、正面に「谷川岳」が見える。

 

 

 

 

 

 下りも一気に下りる。カルデラの崖だから、大岩だらけで急だ。

 

 ↓「大沼」に突き出た半島は「赤城神社」の境内。沼の向うには「長七郎山」と「地蔵岳」。

 

 

 

 

 

 「黒檜山登山口」に降り立つ。

 

 

 

 踏査記録⇒:YAMAP

 

 

 

 

 

 

タイムレコード 20231019 [無印は気圧高度]
 (1)から - 935篭山[1440m]947 - 1032「大洞」分岐[1624mGPS]1055 - 1115駒ヶ岳[1680mGPS] 1120 - 1157 1747m地点1205 - 1213「黒檜大神」※[1369mGPS]1217 - 1219黒檜山[1832m]927 - 1223展望地[1819mGPS]1320 - 1331※ - 1428 1531m地点1440 - 1503「黒檜山登山口」[1366mGPS] - 1515「あかぎ広場前」バス停[1348mGPS]。