大平山頂から、南側展望。ヌシさまの雄姿。ドデ~~ン
もちっと左行って、「平野」付近。山中湖の耳んとこ。その向こうに、片面が白い丘(ススキ原だから)が「鉄砲木の頭」、その奥に三国山の平らな稜線。
きょうの最高点・石割山↓へ向かって、いざ出発。
↓北側が開(ひら)けて、忍野(おしの)村が見える。奥に「三ツ峠」。遠くに南アルプスも見える。
南アルプスを拡大。白峰(しらね)三山が並んでいる。右から、北岳 3193m、間ノ岳(あいのだけ) 3190m、農鳥(のうとり)岳 3026m。「甲斐の白根」と呼ばれて歌枕、また『平家物語』にも出てくるんだそうだ‥
「甲斐の白根」は、「かい・がある」、また「知らね・ど」にかかる縁語として、東海道中の歌に詠みこまれたとか:
「手ごしを過ぎてゆけば、北に遠ざかッて雪しろき山あり、問へば甲斐の白根といふ。其時、三位中将落つる涙を押さへて、かうぞ思ひつゞけたまふ。
惜しからぬ 命なれども けふまでぞ つれなきかひの しらねをも見つ〔今日まで、思い通りにならない人生を生きてきたが、生きていた甲斐あって、甲斐の白根山を見た〕」
『平家物語』巻10「海道下(かいどうくだり)」.
「手越(てごし)」は、旧東海道で静岡から安倍川を渡った所だそうです。そんなほうから白峰三山が見えるぅ??? 「日本百名山」の深田久弥氏は手越まで確かめに行ったけど、見えなかったそうです(⇒:森岡浩のおもしろ雑学)。愛鷹連山の「越前岳」からは見えたけどねえ(⇒:「越前岳西→東縦走(3)」)、東海道からは見えないかもねえ。。。
↑来たほうを振り返る。手前から、大窪山 1267mと大平山。斜面の家は「芙蓉台別荘地」。
↓このピークは、平尾山。環境庁は 1318メートルだとおっしゃるが、国土地理院と私のGPS高度計は 1290メートルを指しておる。どっちが正しいのか?!
ぎっしりと実がなっている。マユミの樹↓。
↓オオモミジ(上)と、オオイタヤメイゲツ(下)。
石割山 1412mに到着。
ここから見るヌシの全容。
北側を見ると、杓子山 1598m・鹿留山 1632m。2峰だが一つの山にしか見えない。手前のカラマツもよく色づいている。
タイムレコード 20221103 [無印は気圧高度]
(1)から - 1007大平山[1299mGPS]1019 - 1027イモ山[1283mGPS] - 1035大窪山[1262mGPS]1038 - 1054平尾山[1304m 1290mGPS]1055 - 1106平野分岐[1291mGPS] - 1119一ノ砂ノ沢ノ頭[1318mGPS] - 1144石割山[1412mGPS]1158 - (3)につづく。