飯盛山から下りて「奥武蔵グリーンライン」に合流。下りも急坂、しかもガードレール跨ぎのオマケつき。
「グリーンライン」に沿って、高山不動方面へ。れいによって、車道歩きから、山路に入って、また車道に出ての繰り返し。しかし、自然林が多いので、この尾根道は気が休まる。
↓ホオノキ。ほかに、ミズナラ、リョウブ、アセビ、クリ、フサザクラ、オニグルミが眼につく。
↓でっかいキノコも出ている。最近むし暑いし、雨も多かった。
車道と別れ、「関八州見晴台」へ昇ってゆく。
やややっ‥‥こんなところに、「クーポー大博士の研究所」だ。
このあいだは、越上山の向こうの「一本杉峠」付近にあるのを見た(⇒:[ヤマレコ]高山不動から尾根伝い(3))。アンテナも、建物も、よく似ている。何なのか分からないが、何かの通信施設なのだろう。人は住んでいないようだ。
「クーポー大博士」を過ぎると、いきなり眼の前が開けて、見おぼえのあるけしき↓。
きょうは雲が多くて暗いが、なんだか幻想的。こういうふんいきの見晴らしも、わるくない。
このピークは、高山不動尊の「奥の院」で、小さなお堂がある。中に、不動尊を線刻した石板が安置されている。
右から左へ「武蔵國高山高貴山常楽院」↑。「常楽院」は、高山不動尊の現在の本坊。
「見晴台」771m から不動尊の本堂 c.580m に下りてゆくのだが、きょうは山路の急坂が濡れていて滑りやすい。途中、「グリーンライン」と交差する処からは、舗装の車道を歩くことにした。
燈籠がある↓。ここから不動尊の境内。
「高山不動尊」本堂に到着。
いつも変わらない佇まい。16時に間に合うように急いで下りてきたが、ここは閉門とか、ないようだ。人の気配もない。夜は戸締りをするのだろうけれど‥
段々になった境内を下りていくと、神社がある。扁額には「國造三輪社」とある。
めあては、そこにある水場↓。いつも、おいしい水が湧き出ている。
このあとの下山路も、きょうは滑りやすい山路は敬遠しよう。重力にまかせて、舗装の車道を駆け下る。↓「大窪」集落。ここで、不動尊からの山路と交差するので、山路に入って「西吾野」駅への最短経路をゆく。いまにも雨が降り出しそうな雲行きだ。
旧・国民休暇村が下に見える。いまは名前が変わった。休暇村ではなくなったらしい。カネのないやつは休まず働け、というお国の有難い政策か?
長めの山行も、ここで終点。国道299号に降りてゆく。ちなみに、この国道、調べてみたら、正丸峠、秩父市から、小鹿野町、志賀坂峠、十石峠を越えて、長野県佐久穂町、麦草峠、茅野市までつづいている。「峠越えの酷道」なのだそうだ。十石峠といえば、秩父困民党が鎮圧されたあと落ち延びた経路。そちらの峠道も踏破してみたいものだ。
ついに雨が降り出した。いきなり本降りだ。
「西吾野」駅に到着。駅舎の明かりを見て、ほっと一息つく。
踏査記録⇒:YAMAP
タイムレコード 20220829 [無印は気圧高度]
(1)から - 1358飯盛山(飯盛峠南ピーク)[799m]1432 - 1437「グリーンライン」出会い[769mGPS] - 1442「グリーンライン」別れ[765mMAP] - 1450「グリーンライン」出会い[757mGPS] - 1504「グリーンライン」別れ[755m]1506 - 1517関八州見晴台[775m]1532 - 1536「グリーンライン」出会い[725m]1539 - 1556高山不動堂[591m]1625 - 1633水場[543m] - 1713「大窪」集落[268mGPS]1715 - 1740国道出会い[224m]1742 - 1747龍岩公園[228m]1757 - 1817西吾野駅[257m 244mMAP]。