縦走路は「グリーンライン」と並行して走る。ときどき「グリーンライン」の路面に降りてまた昇る。その箇所が急坂になっているほか、アップダウンはゆるやかで、やせ尾根もない。終始ヒノキ植林の中で、展望と自然林に乏しいのが欠点と言えば欠点。
コース東半分 の中間
↓「大沢山 480m」。山というより、路のわきのふくらみだ。このあとのピークも、みな同様。
「大沢山」の先に伐採地があって、展望が開ける。
↑西。都県境尾根方面。↓南東。コースの先の山々と関東平野。
↓振り返ると、越上山 566m。
↓「蟹穴山 460m」
五六峠 420m に下りて、また登り返す。
越上山↓。だんだん遠くなる。
↓「ユガテ」分岐 389m(トレランの人の手前)。こないだは、ここを右に下りた。きょうは直進。
分岐から1分足らずで「エビガ坂 371m」。急坂を昇り、岩がち斜面をトラバース↓。
斜面(南に傾斜)の岩石が気になった。研いたような表面(層面?)があり、とても硬い。きれいなもようが見える。破片を持ち帰ってクエン酸水に浸けてみたが、発泡しない。石灰岩ではなかった。
このあたり(高麗川北斜面)の地質を調べてみると、
「刈米―黒山線を境として〔…〕、南は古生層からなる。 古生層は粘板岩、砂岩、輝緑凝灰岩、チャート、石灰岩などからなっている。〔…〕チャートは赤・黒・灰・白など多種の色を呈し、かたく、尖峯、渓谷をつくっている。一般に1~2cmの層状をなし微褶曲をなしているが塊状の場合もある。分布は刈米―黒山線以南、高麗川北斜面の稜線付近に広く分布している。〔…〕一般走向は北西―南東であることが了解される。傾斜は高麗川付近までは南に、それより南では北に傾斜し、一つの向斜軸をなしている。」(⇒土地分類調査報告書(川越) 2 表層地質図 山地)
→古生層中の層状チャート(珪岩質岩石)のようですね。古生代以前の珪藻の死骸が海底に積もってできた岩⇒:表層地質図「川越」
↓「スカリ山 433m」。ここは展望の名所。
来し方↓。越上山がもう遠くなっている。歩いてきた山々がのんびりと連なる。
↓北。桂木山方面。
↓西。「伊豆ヶ岳 851m」と「武甲山 1304m(矢印)」、遠方は都県境尾根。
↓「観音ヶ岳 425m」に到着。展望いまいち。
↓「北向地蔵 374m」に着いた(正面下の、人がいるところ)。
「北向地蔵」。たしかに北を向いている。
この3体の地蔵像は、1786年、天明の飢饉の際、権現堂村(現・毛呂山町権現堂)の住人らが、岩船地蔵尊(現・栃木市)から勧請したと伝えられる。説明書きは英語しかありませんでした。↓がんばって読んでね(^。^)ッ
↓「東ムカイ山 406m」。ピークとは思えない平坦な場所。
↓「小瀬名富士 390m」。登らないで、わきを行ってしまふ。尖がってるから省略w
もぉ‥‥ここまで来ると、ほとんど遠足状態。山みちじゃないね。ただぶらぶら歩いていくだけよ。。。
↓「物見山 375m」への登り。ラクだねえ。。。
↑山頂。
↓つぎの「高指山 330m」は、下を通過。こんな駐車場みたいな山、登る気にならないでしょ?
↓さいごのピークです: 「日和田山 305m」。うん、この登りはちょっと手ごたえある。シメにいいな。やっぱりこのコース、最後まで気を抜かせないのがいい。ぐだぐだは存分にぐだぐだして、シメるとこはシメる。最高だね!
タイムレコード 20220402 [無印は気圧高度]
(3)から - 1121大沢山1125 - 1127伐採地[506m] - 1133蟹穴山1137 - 1144五六峠 - 1152茶之岳山1156 - 1204「ユガテ」分岐1207 - 1208エビガ坂1212 - 1228スカリ山1240 - 1244観音ヶ岳1315 - 1330北向地蔵1335 - 1352東ムカイ山1355 - 1357巻き路出会い[GPS394m]1400 - 1412巻き路岐れ[GPS359m]1414 - 1417物見山1420 - 1434「高指山」下 - 1448日和田山1455 - (5)につづく。
Wilhelm von Gloeden