愛の歌(1922年)
ぼくは花
きみがそっとやってきて
ぼくを手に取りじぶんのものに
してしまったらどうですか。
それとも赤ワインになりましょか
きみの口に美味しく流れこみ
すっかりきみのなかに入って
きみもぼくも元気になるのはいかがかな。
【1】 ヴィクター・ボーグ
「ウィリアムテル序曲」のはずが・・・ え? なんだか変だ。ちがう曲を弾いてるやつらがいるような‥ 指揮台で戸惑うボーグ。ああ…終わらない! 終わらない! 曲がどうしても終わらない! 焦る指揮者! 笑う楽団員! えいっ、これでもか!
【2】 ヴィクター・ボーグ: 楽譜めくり
ん? この曲、変だゾ! ……よく見たら、楽譜が、ひっくり返しになってた!
ピアニストの横にすわって、楽譜をめくる人がいるけど。あんなこと、よくできますね。めくるタイミングが狂ったら、どうなっちゃうんでしょ?(汗)‥ と言ってたら、案のじょう。。。。
【3】 ハンス・リーベルク迷場面集
とにかく抱腹絶倒。クラシックの冗談って、どうしてこんなに笑えるんでしょうかね? むかしの「クレージーキャッツ」の「冗談音楽」がユーチューブにあるけど、歌謡曲系で、ゲラゲラ笑うほどじゃない。ヒットソングの替え歌とか、聞いて思わず吹き出すって、ないですよね? たぶん、クラシックは、ふだんがクソまじめで、しかつめらしいから、いったん羽目をはずすと、よけい笑えるんでしょう。
バッハ作曲「トッカータとフーガ ニ短調」……オイッ!足で踏む鍵盤はどこにあるんだ? なにっ? ピアノには無いだと?! 足を動かすなって、無理じゃん。……と、弾いてる途中から、なぜかベートーベンの「運命」になってしまう! 似たようなもんだ! さいごは、ドンドコドンのスットントン! いっちょあがりぃ!
リーベルクのネタは、いつもワンパターンで、同じことの繰り返し。それなのに、何度見ても、そのたびに吹いてしまうのは、ふしぎです。ぼくは、笑いすぎて息ができなくなりそうでした! 肺に持病のある方は、見ないほうがいいかも!
【4】 シャルル・デュトワ指揮 ラヴェル「ボレロ」
こちらは、レッキとした一流クラシック指揮者で、楽団も、一流どころのモントリオール・フィル。それなのに、この演奏は、いったい何なんでしょう ?! ・・・ 冗談で、わざとやっているとしか思えない。ともかく、何度も吹かずには聞いていられない。終ったあとで、観客がふつうに拍手してますから、やはりこれは、事前に銘打った冗談演奏なんでしょう。
聴きどころ(聴いてられないところ??)は、6:10 から。あと、9:50 で、いきなり音がバカでかくなるので、音量調整必要。要注意!!!
【5】 桐朋祭(桐朋学園音楽部門)
飯島諒さんの超絶技巧フルート。技巧もすごいが、笑わせるテクニックもすごい! フルートの・穴の開いている管をはずしてしまい、吹き口だけで、棒のようなもので音程を調整して吹く神わざ! 音程はひょろひょろとふらつくが、最後には正確な音程に合うから、この人は、音感も技巧も超一流にちがいない!
こういう人、尊敬するなあ!
愛の歌(1908年)
絹でこさえたきみの靴と
衣擦(きぬず)れの音をぼくは歌う、
きみに魘(うな)される夜ごとの夢、
おおぼくの意地悪なひと、ぼくの心の傷み!
きみのほかにはどんな名前も知らぬ、
もうどんな苦しみにもどんな喜びにも
ぼくは泣くことはない、ただきみのために
ぼくは涙を流す、ぼくの心は。
もうこれ以外にはどんな幸福も
どんな悲惨もぼくは知りたくはない、
きみに焦(こ)がれて燃えるこの想いのほかには。――
いったいどうして、きみは死んでしまったのか?
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