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 「展望台」から、山頂へ向かう。

 

 

 

 

 ↓「立山山頂」と表示された道標があるが、まっ平らな場所だ。どこが山頂だか分からない。標高約1330メートル。


 

 

 

 ↓「畑尾山」。こちらは、いくらか起伏がある。標高約1360メートル。

 

 樹はミズナラが多いが、ヒメシャラ、リョウブ、カエデもある。

 


 

 

 「アザミ平」へ下りて行く。木の間から山中湖が見える。

 

 


 

 

 「アザミ平」の西の端で、籠坂峠から上がってきた「三国山ハイキングコース」と合流する。

 

 ↓「アザミ平」は、1290メートル前後の平原で、灌木がまばらに生えている。森からぬけて、急に見通しがよくなる。カラマツ(葉が落ちている)が多い。雪が融けると、“春の妖精”が咲き出てくるのが楽しみな場所だ。


 

 

 

 箱根が見える。左から、明神ヶ岳、金時山、神山、湖尻の三国山?。

 

 

 

 

 崖に生えている針葉樹が気になる。

 

 


 

 

 ウラジロモミのようだ。モミに似ているが、葉のウラが白のストライプ。標高1000mあたりでモミと交替するそうだ。もっと高くなると、シラビソと交替する。
 

 

 

 

 庭木仕立て…のようなアカマツ。この平原は、まるで人がこしらえた庭園のようだ。

 

 

 

 

 来たほうを振りかえると、「畑尾山」。富士山が顔を出している。

 

 

 

 

 山中湖のほうへ下りて行く路がある。雪の上にトレイルができている。最近できた路らしい。少し寄り道してみる。山中湖が見える。向う岸に、ホテル・マウント富士、うしろ右に杓子山、左に三ツ峠。

 

 


 

 

 ハイキング・コースに戻って東へ向かう。樹が増えて、森に入る。このまま三国山まで行ってみたいが、きょうは出てくるのが遅かったので、もう日が傾いている。この先、1366mピーク付近に展望箇所があるので、そこまで行って引きかえすことにしよう。

 

 

 

 

 太いブナが出てきた。ブナは、三国山に近づくほど多くなる。

 

 

 

 

 ↓こちらはイヌブナ。イヌブナは、枯れ葉が落ちないで、枝に残っていることが多い。

 

 

 

 

 ふたたび森を抜けて、平原になる。ここが、「アザミ平」の東の端。行くての丘が、1366mピーク。

 

 

 

 

 「アザミ平」西端まで戻る。ふりかえると、ちょうど傾いた日が当たって、いま行ってきた丘と、その向うの「大洞山」が、いやに大きく見える↓。人間の眼は、明るいものは大きく、暗いものは小さく見えるらしい。写真を見ても同じだろう。ん?...

 

 

 

 

 「アザミ平」西端で、立山方面と岐れて、籠坂峠へ向かう。ここは、昔からある下り道だ。

 

 


 

 

 立山へ行く枝道と分岐する↓。ミズナラと混じって、細いブナが多い。北側の斜面で雪が積もるから、ここではブナも世代更新している。積雪の保温効果で、実生が枯死をまぬかれているのだ。
 

 


 

 

 モミ、ツガの大木も点在している。

 

 


 

 

 籠坂峠に降り立つ。

 

 


 

 

 

 

 

 

タイムレコード 20210131
 (1)から - 「立山展望台」1330 - 1335「立山山頂」1340 - 1353畑尾山1356 - 1414「アザミ平」西 - 1436「アザミ平」東 - 1455 1366mピーク1501 - 1517「アザミ平」東 - 1524「アザミ平」西 - 1603立山分岐 - 1632籠坂峠。