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たけなわの都知事選挙戦。

各候補のLGBT政策《徹底比較》してみました。

まず、各候補のHPをリンクしておきましょう↓


山本太郎
小池百合子
宇都宮健児
小野泰輔
立花孝志
 


《山本太郎》
 「都パートナーシップ条例」の制定と、災害時の「性的マイノリティ(LGBT)の権利擁護」に、政策集の1章をあてている。「差別を防ぐ取り組み」「都パートナーシップ条例の制定」「同性婚実現に向けて国へ働きかけ」――区のレベルを越えて、都全体で条例を制定することで、全国の他の自治体へ波及させ、国の「同性婚」実現への力とする‥という展望。
 「災害時に、性的マイノリティは多くの困難に直面しています」として、避難所運営上の配慮を約束。災害時の差別防止は、他の候補にない政策。目の付けどころがいい。
 もっとも、この章の半分は、在都外国人に関する平等化政策。LGBTには、ちと物足りないが、マイノリティどうしの助け合いも大切‥‥てことで、ま、いっか。


《小池百合子》
 HPに掲げられた政策集を見ると、LGBTに引っかかるものなんて全然ないのだ。。。 や‥、あったあった !! 「多様な生き方の尊重」として、10項目あがっているなかに、1項目だけ、「性的マイノリティのアウティング対策」。これだけえ??? 無理やりバラさないどいてやるから、おまえら、居ないふりしてろ、ってこと?? いったいどこが「ダイバーシティ」だよ。
 ちなみに、津田大介の討論会では、都として《パートナーシップ》制度を取り入れる考えがあるかと聞かれて、「住民基本台帳は都じゃなくて市区町村のしごと」、などとタライ回しをやってましたなあ。。。


《宇都宮健児》
 立候補3回、1回休みのロングランだけあって、『総合政策集』は、とにかくブ厚い。その中に、「性的少数者の人権を尊重する東京をつくります」という章もある。「同性パートナーシップ条例を制定」これは《山本太郎》と同じ。「性的マイノリティの人権状況を調査……人権擁護活動を推進」「性同一性障害などの性別異和感、同性を好きになることで悩む」子どもと親が相談できる地域窓口。「都営住宅の入居基準緩和」で「同性パートナー」入居受け入れ。ん~... もっとやってほしいことがあるんだけどなあ。たとえば、都議会議員の人権教育とかっ!!
 しかし、津田大介の討論会では、「東京都パートナーシップ条例」の必要を力説していた。LGBTに話を聞いて痛感したと。なるほど‥、こういう人には働きかけることが大切。「聞く耳」を持つ人と見た!


《小野泰輔》
 この人も、政策集に1項目だけ。しかし、小池氏よりずっといいかも:「小池知事が頑なに拒んできた同性パートナーシップ都条例を制定」「同性間に限らず使えるパートナーシップ制度(東京版PACS)も合わせて検討」とある。パックス?…ウィキを引いてみると:「民事連帯契約法 (Pacte Civil de Solidarité)」異性、同性を問わず内縁のカップルに、法的婚姻関係と同等の権利を認める制度(フランス民法第515-1条)とのこと。とっくに破綻してるのに、離婚届に判をおしてくれない‥というお悩みを解消する話かな?


《立花孝志》
 ホームページが見つからない!! ↑上のリンクには、朝日の記事を載っけました。「合理的な少数派を目指す」と、おっしゃるんですが、どういうマイノリティとも関係がなさそうですな。選挙公報でも同じ。こういうことが、ぜんぜん頭に入らない人ではないかと。。。 ホリエモン新党の底が見えたかも。