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↓こちらにレビューを書いてみました。


【必読書150】ドストエフスキー『悪霊』(4) 

―――“ことば”にならない思想はあるのか?


これは死産された《キリスト》の物語、
語る前に口を封じられた救世主の福音。

“革命派”内部で同志を刹害した
《ネチャーエフ事件》の裁判を傍聴して
ドストエフスキーはこの小説を書いた。

専制反逆を生み、反逆
それ自身が専制となる
出口のない社会。
同じ人間たちが支えている以上、
結果は同じになる道理なのか。


「ロシア」はどこにあるのか、
天使は、どこから見ているのでしょうか?

ドストエフスキー『悪霊』のレビュー
今回が最終回です。