第2章 2--◆へラクレイトス(紀元前五四〇？-四八〇?)
万物のもとは火であり~また万物は流転していると唱えたo弁証法の祖とも言われる。
ちっぽけな市場の世界を誰も真剣に取-合う者はいなかったが'商人たちにはすでに自由に生きたいとする執着と激しい欲求が宿っていた。
また商人は自分たちよ-も巨大なものに対抗することができることを自覚し始めた。
一方これも史上はじめてへ西洋が東方からやって来た侵略者に抵抗した。
市場の秩序は、多-の人々の利益を代弁していたことから、さらにその櫓力が強化されへその価値観が明確になってきた。
紀元前四四四年'イスラエルでは'預言者が災害の発生を予言したとき、アテネの偉大なリーダーであるペリクレスは'ギリシャの首都を軍事面・経済面・文化面で巨大権力に仕立て上げた。
二〇年の間にギリシャでは'彫刻、詩、劇、哲学、民主主義といった理想が開花した。
しかし'紀元前四二〇年にギリシャのスパルタとの不条理な戦いは'西側の隣国マケドニアのフィリップ王に勝利をもたらせた。
- 21世紀の歴史～-日本語版序文にかえて ジャック・アタリ
- 1-宗教・軍事・市場-人類史を動かしてきたころの秩序
- 2--ノマド・カニバニスム・性…
- 3--神・近親姦の忌避・定住化-(ノマド)と(定住民)の衝突
- 4--〈帝国の秩序)から(相場の秩序)へ
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第2章 １－(市場民主主義)の誕生-紀元前１２世紀
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第2章 2--「自由」こそ究極の目的-古代ユダヤ・ギリシャの理想
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第2章 2--◆春秋戦国時代
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14・・・アメリカ,終悪の始まり
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