潜水艦浮上 | 大鶴義丹 不思議の毎日

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大鶴義丹がつづる、芸能な日々と遊び。


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 潜水艦たちの命綱とも言える、空気の吸い口【レギュレーター】を水洗いして部屋で日陰乾燥しています。私のはイタリアのマレスというブランド。


 こういう作業は大事なのですが、これをしているのは、明日は潜らないということで、深海との別れも間近です・・・・


 明日は夜に東京に帰るのですが、昼間は潜ることができません。


 ダイビング終了後、飛行機に搭乗するまで、減圧症の危険性を少なくするため、 18時間はあけなくてはいけないのです。


 それを聞くと、いかに自分の体に負担がかかっているかということを感じます。楽しいだけではないのですね。


 今日、最初に潜ったのは、慶良間諸島でも屈指のダイナミックなポイント。


 水深60メートルの水底から水面まで、一気にそびえ立つ、タワーマンションのような岩の根です。


 その外壁を螺旋状に、38メートル(一応へなちょこアドバンスダイバーです)付近まで下って、再び浮上するという、ダイナミックなポイントです。当然ですが、底までは不可能な深さです。


 透明度の高い故に、高層ビルからスカイダイビングをしているような気持ちです。

 

 大感動 & 心臓がバクバク・・・ほとんど、宇宙探検のような気分でした。


 そして、途中、耳に聞こえてきた奇妙な音。「キャコーン キャコーン」


 なんと、数キロ先にいる鯨のソナー音です。あり得ません。ほとんど、童話の世界です。 白鯨なら、近くに来たらエイハブ船長のように食べられてしまいます。


 そのあとは、前後上下、360度×2がブルーに包まれた幻覚のような、中層域のなかを潮流に流されて、安全停止後、予定通り終了。46分の異次元探検でした。


大鶴義丹 不思議の毎日-11

コナン五味川氏撮影

http://ds-conan.cocolog-nifty.com/blog/


 写真はブルーの大盛に、ビビっている私のです。慶良間諸島。「久場島・隠れ根」 また行きたいポイントです。というか、取り憑かれました。