タンメン俳優あらわる | 大鶴義丹 不思議の毎日

大鶴義丹 不思議の毎日

大鶴義丹がつづる、芸能な日々と遊び。

 朝早く起きると、テレビで、イケメンと称される俳優らしき男が、とある御婦人との四年前の不倫を嬉々として「告白」している。「何だコリャー」と目をこすって見ると、どうやらこの輩、週刊誌において自分からノコノコと激白しているという。

 不倫があったないなどどうでも良い。こんな男が嬉しそうにテレビに出ているこの日本、もう何かが終わりだと思った。大げさな話でも、冗談でもない。

「いくらなんでも、このパターンで、男は自分から出てこないだろう~?????

 私も人のことをどうこう言えた立場ではないが、せめて、口先や、格好、大ウソでも良いから、何とか見栄を張ってでも、「男らしくしろ」と育てられたのが私たちの世代である。


 これは歪んだ男女平等の弊害であると感じた。醜いところまで、男女が平等に行うようになっている。女性たちも、昔と比べれば部分的に自由を謳歌できるようになったが、同時に、それは「女の特権」の消失を意味することかもしれない。

 過去において男たちのみが飲まされたこの手の「煮え湯」を、これからは女性もときとして味わうことがあるということだ。フェミニストぶる訳ではないが、「煮え湯」は男だけでよいと思う。それは返すと、「男の特権」の消失でもあるからだ・・・(男はズルイネ)

 

 今朝のこの事件は、私たちまでの世代の意識としては絶対にありえないことだ。これは氷山の一角で、大きな世相意識のシフトが起きている証拠だろう。面白がってはいけない、恐怖すべき予兆のひとつ。

 

 「男らしく、女らしく」、それらを過去の無意味な差別や区別ではなく、あらためて次世代的に考える時期の到来と、建設的に見るしかないだろう。そうしないと共倒れになるだけだ。


 私は、この話題、生理的には「天下り」や「汚職」よりも気持ちが悪い。何が「イケメン俳優」であろうか、「タンメン俳優」で十分である。

 


 午後から、渋谷セルリアンタワーにて、週刊誌・女性自身のインタビューを受ける予定。普通の取材。このホテルのロビーにあるカフェが大好きでよく使います。新宿のヒルトンも打ち合わせでは好きな場所。


 来月に雑誌の取材で、上野から札幌まで寝台特急カシオペアに乗ることになる。一晩かけて上野から極寒の札幌までの、ウィンドウ・ジャーニー。その話を知り合いにすると「ひとりで北上・・寂しくない・・・陸奥ひとり旅???」と切り捨てられる。


 また、明後日に写真家の桐島ローランド氏に、かなり凝った写真を、深夜の街で撮影して頂く。

 不肖・義丹、「タンメン俳優」に負けないように、カッコウつけねば。これは連載しているフリーマガジン「ahead」の来月号で掲載。

http://www.ahead-magazine.com/  

 昨日は娘の誕生日にiPod shuffle 、新しく出た小さいタイプを、ヤマダ電機自由が丘店に買いに行く。

 ついでに私はプラズマテレビに釘付け。なんとバケモノみたいな65型が90万円強、液晶65型も90同じくらい・・・これって少し前までは200万円以上くらいしたはず。加えて50型はすでに二十万円台後半・・・。時代の変化に驚く。

 自作PCにはまっていた時、CPU単体の値段の推移もこんなものだったから、ハイテクとは、つまり、いつもこんなことなのだろう。


 とにかく時代が、良くも悪くも加速している気がする。集中して、急がないと、全てにおいていかれそうだ。だから朝も早く起きるようにしている。