諸行無常でした | 大鶴義丹 不思議の毎日

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大鶴義丹がつづる、芸能な日々と遊び。

夜中に日テレでバイクのレースの番組を観て、人生に通じる、あまりにショックな結果に思わず書き込みしてしまいます。


 簡単に言うと、バイクの最高峰レースMOTO GPというステージにおいて、無敵を誇ってきた若き王者バレンティーノ・ロッシという方が、ストーナーという荒武者のようなチャレンジャーに、力負けし始めているという状況がおきています。これは天才中の天才であるロッシの強さを知っている私たちには大事件でした・・・・・・彼は、まさにスピードの女神に愛されているかのような超人なのです。

 

 まあ、それ以上のマニアックな話はどうでも良いのですが・・・・・・要するに、そのバイクのレースから、平家物語ではありませんが、どんな王様や時代も変わっていくという、「諸行無常」を感じてしまいました。まさに先週まで私が滞在していた京都の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」というやつです。


 バイクのレースのように、スポーツの世界なら王者の交代は仕方のないことですが・・・・最近頻繁に起こる、カリスマ経営者や、尊敬すべき学歴を持っているような、高級官僚の方々の、あまりの墜落は参ってしまいますね。

 私は十歳になる娘を思わず思い出しました。つまり、子供たちがちゃんと尊敬できるような人間の、モデルケースが全く崩壊しているのです。

 「ああいう方になりなさい」「高学歴を目指しなさい」「経済力がすべてだ」などと、容易に言えたものではありません。そんな方々が毎日逮捕されたり破産しています。

でも、だからといって「真面目で穏やかなだけの、牧歌的な人生を目指しなさい」とも、私は言えません・・・・・・・諸行無常の消費サイクルが早すぎ