今日は月末に日光で撮影する、二時間ドラマの衣装合わせに、世田谷の東宝撮影所に出向きます。主演は水谷豊さんと布施博さんで、私はゲストです。布施さんは去年の夏に、北海道で二週間近く映画のロケを一緒にしていただいて、時々お話もさせていただく先輩なので、競演が楽しみでした。
また、私と敵対する役で、石橋稜さんも一緒です。石橋さんはハリウッドの経験もある、とても大好きなので、御一緒が楽しみです。
しかし関東は天気が最悪で参ってしまいます。私は服がヤレルので、乾燥機は滅多に使いませんが、皆さんはどうしていますか・・・・
話は変わりますが、レオ様の、ブラッディー・ダイヤモンド、結構な秀作でしたよ。アフリカの避けられぬ現状、ダイヤモンドという存在自体がアフリカの貧しい人たちの血みどろの内戦と、欧米の身勝手な利益の上に成りたっているという告発的映画です。
欧米の武器マーケットとダイヤモンドマーケットが、裏で密接だという現実。また、一番悪いのは結局は消費者、つまり、先進国の女性たちがダイヤを欲しがること。男たちが給料の三ヶ月分を支払う限り、マーケットは一部の者に支配され続け、彼らの血は流れ続けるという、呪われた資本主義への批判でもありました。私はこんな地味な映画に出たレオ様が好きになりました。
この話を知り合いの女性たちに言いまわったのですが、みんな、それでも欲しいと言っていました・・・・。私はみんなに、呪われた石で自らの未来を彩ろうとするかぎり、みんな地獄に行くね・・・と、つぶやきましたが、そんな、私も、今から、馬が何百匹もボンネットに詰まっているような、大排気量の車を乗り回します。でも、電車に乗ったとしても何万ボルトを使うだけで、大差はないでしょう。では雨の中を風邪をひいても歩けばよいのか。
出口なんてあるのだろうか・・・・