ビビッとくるというか
いい意味で私の人生を変えてくれたのが
聖飢魔Ⅱ
小5で進研ゼミのCMをみたときに
これだ!と衝撃だった
ちょうど少し前にフェスタ静岡に
聖飢魔Ⅱが来ていて
知り合いのお兄ちゃんに
ビッグタイムチェンジズを借りて
夢中になった
中学になり
聖飢魔Ⅱが好きというだけで
変わり者扱いされ
いじめとか無視はなかったけど
たまに馬鹿にされたりして
皆がスピッツやBzを聞いているときに
私は聖飢魔Ⅱを聞いていて
完全に浮いていたが
それが心地よかった
高校に入っても同じで
あまり理解されなかった。
あからさまに馬鹿にしてくるやつもいたけど
利口な奴は聖飢魔Ⅱのすごさを認めていた
そいつとは今も友人だ
大学ではバンド活動して
聖飢魔Ⅱのコピバンをした。
私は長官が好きだったけど
長官のギターって難解なので
分かりやすくロックなルークさんの
ギターを担当
目標だった、メイクしてライブするというのが
1つ叶ったが解散ミサは行けずだった。
当時から私はライブを長時間見るのが苦手だった。
立ちっぱなしで疲れるからね
聖飢魔Ⅱも解散し、
以降はいろんな音楽に触れて
27歳の時にギターで
お金をいただけるようになった
ある歌手のバックでギターを弾いて
ツアーに出たりして
私はプロギタリストになった。
最初のレコーディングの仕事が
聖飢魔Ⅱの公式トレビュートアルバムの
楽曲カバーだった。
私はそこで、リズムとギターソロを弾かせて頂いた
一か所気に入らないところがあるが
まあ、ご愛敬だ
それでそのあと、
国際フォーラムでのミサに招待された
打ち上げで構成員と同じ部屋にいられたが
時間切れでお話しできなかった
そのあと、ルークさんが渋谷のライブ会場の
近くを通りかかったといって
歌手にあいさつに来ていた。
あこがれが急に来たからびっくりした。
クラシックロックジャムのイベントで
DIOのトレビュートがあって
その時私は精神的にも最低状態で
朝から酒飲んでべろべろだった
ライブも見ずに飲んだくれ意識を失って
誰もいない客席で目が覚め
私の雇い主が「ちょっとこい」と
連れて行ってくれたのが
閣下の目の前!!!
ウイスキーでもうろうとした意識が飛び
小学生の時にCMで見た時から好きですと
私は閣下に告白
閣下は
「あのCMは、ハイパーメディアクリエイターの
高城君が作ってくれたんだ」と
会話していただきました。
私の音楽人生はそこで途切れて
今はサラリーマンしていますが
燃え尽きたのはあこがれに会えたことで
緊張の糸が切れたんだと思う。
それに今のコンプライアンスの厳しさや
コロナ禍を想うと
2011年で私は音楽を手放していて
良い選択だったとも思うし
もっと頑張って
ワンルームで機材に囲まれ
タバコと酒の中で音楽を
謳歌するのも悪くなかったとも思う。
どっちも良い人生だと思うが
聖飢魔Ⅱに出会って
豊かな生活ができたと思う。