私はB’z 松本孝弘が好きじゃないはずなのに、なんだかあのギターの音は癖になる
私も一時期はプロギタリストとして
生活していましたので
あの音については
強烈な個性であると思うし
面白いし、気になるんですよね。
あの音よりもかっこいい
ドライブサウンドはいくらでもありますし
私の理想のギターの音は
90年代のザックワイルドなんで
全くB’z 松本孝弘とは違うのですが
気になる不思議な音だと思います。
ちなみにB’z 松本孝弘のギターの音は
年代により変化があり、
私の好きなのは初期のB'zの音なので
2000年代より以前のCDで
とくに90年代くらいが分かりやすく
松本サウンドだと思います。
本人はかつて、過去の自分のギターの音について
「ペラペラで、うすっぺら、人間性が出ている」と
反省していましたけど
あの音で作られたヒットソングの数々は
もはやあの音でしか成立しないと思いますので
それもまた個性であると思います。
実際、B’z 松本孝弘のギターの音はどんなものか?
前述のとおり、実際、B’z 松本孝弘のギターの音は年代によって変化しています。
私の好きな初期の音は
ロックマンというエフェクターが
使用されていて、このエフェクターを通すと
9割同じ音になります。
なので、特徴が分かると誰でも気が付きます。
海外だと、デフレパードとかがこの特徴的な
エフェクターを使用しています。
音の特徴は、鼻をつまんだような音と
表現されることが多く、ギターの中音域が一部
ぐっとフォーカスされているような・・・
ワウペダルの半踏み状態がそれに近いですが
面白いことに、ロックマンの製品以外では
この音は再現不可能です
ギターの中音域は250Hz~2kHzが
標準で、どの機材も800Hzを基本にしているのですが
ロックマンは700Hzという特殊な位置を
PUSHできるのもその個性の一因だと思います。
だからこそ、ほかの機材だと、PUSHする帯域が微妙に違うから微妙に似ないのだと思います。
初期B’z 松本孝弘のギターの音をまとめると
強力なコンプと、特殊な帯域が目立っている
ロックマンの音です。
2000年以降は、松本孝弘は10代の高校生のように
アメリカナイズされだして、使う機材も
アメリカンなハイブランドでマニアックなものを
好むようになり、レスポールでローミッドが分厚い
モダンなロックサウンドになります。
5150やボグナー、ダイヤモンドといった
松本に憧れるアマチュアギタリストが買えないような
高額な機材で、独特な鼻つまみ音を出すので
さすがの一言です。
やはり、あの音は行きついた先のB’zの音であり
あれをそう簡単に変えるのはバンドのアイデンティティを
覆すことになるのでしょう
私は特に、クリーンの音が好みで
他の機材で出そうで出ない
またロックマンのコーラスエフェクターや、
ディレイなんかもロックマン独自の響きであり
ロックマンを使うということは、
ロックマンという色に染まることなので
個性がなくなると思いきや
ロックマンという個性になる
なんとも不思議なエフェクターなんですね。
私も過去にサスティナーを所有していましたが
クランチのジャキジャキ感は今の時代でも
十分にかっこいいし、
他の人が使わないぶん、これは十分な個性ですし
面白い機材だと思います。
MXRから新たに発売されたX100!!
ロックマンは1980年代に登場し、
今は作られていません、というかだいぶ昔に
会社はなくなりMXRがその権利をもっているようです。
日本では急にB’zの音が出したいブームが2010年以降に沸き上がりロックマンの価格は高騰しました
そこに目を付けたのか国内の楽器屋や、
個人のエフェクター職人がしのぎを削り
ロックマンを再現したものを発売していました。
私はTC楽器オリジナルのディストーションを買いましたが
これがかなり肉薄していて、録音するとそのまんま!
ロックマンマニアの人は、ここが違うあれが違うと
難癖付けていましたが、その人の動画見て感じたのは
「だまれ!」ですね。
自分の腕で似せるような方向にもっていっていないことも原因だし、機材おたくの頭でっかちみたいで
作り手へのリスペクトがない。ただ金出して買ったというだけの享楽乞食。
年間1000杯食べるラーメン評論家が店にいちゃもんつけるみたいなもんでしょう。あいつらは自分は何も生み出さないのに人のもので商売して卑しいとすら思います。
私が上記のエフェクターで弾いた聖飢魔Ⅱのエルドラド
以前、町田のクロサワ楽器に
怒りながら入店してきたハゲ親父が
「高い金出してクラプトンと同じギター買ったのに
CDと同じ音が出ない!金返せ!」と騒ぎながら
ケースから買ったギターを出して
じゃかじゃか弾きだました。
「ヒィンヒィンと金属音が混じっているだろ!こんな音CDじゃしないんだよ!」とキレていました。
どこから説明したら納得してくれるのか
分からないし、説明に足る頭があるかも謎ですが
まあ、数十万のギターを買ったら期待もするでしょうし
色々考えちゃいますが
最終的には使用者の腕が関わる部分なので
知恵と工夫が足りないなと思います。
そして、日本国内では、空前のロックマン再現ブームが起こりXPRを再現したといわれるものが登場し
興奮度はピークに達し、過去のビンテージ品に大金はたいて
壊れかけを買わないで済むというところまで
到達した矢先に
ロックマンの権利をもつMXR社から
X100が再発売されるというニュースがXに流れてきて
これは買わないと後悔する!と思い
買えなかったらしょうがないが、予約してみようかなと
ポチったところ買えてしまったわけです。
最近のエフェクターは30000円越えが当然のように
高級品になっています。
中古のBOSSも7000円くらいなので
だったら新品買う方がいいじゃない?と思うこともありますね。ハードオフなんてタダ同然で買って利益を乗っけるんだからひどい商売だよ。
また、本家が使っているという
ブランドじゃ、10万とかありえない値段で中音域をPUSHできるエフェクターを売ってますから信者から巻き上げているとしか思えないね。
でもそういう部分から何をしたら儲かるのかというのが
分かりやすくわかるから良いよね。
不況でも、みんなお金がないわけじゃなくて、
本当に欲しいものだったらお金を出せるし払うんだから。
X100でB’zとか弾いてみた
最初アンプにつないだ瞬間は
なんかしっくりこなくて、
速攻で売ろうと思ったのですが
ここ最近、ずっと弾いていたら
このエフェクターのクセが分かってきて
非常に面白いです。
やっぱ音が似ると弾き甲斐があるもので
その1音があの音
思わず笑う
忘年会で弾いたらウケること間違いなし
ギタリストだったらネタのために
1台は持っていても間違いないです。
オリジナルをやっているバンドのギタリストでも
いきなりB’zの音でやっていたら笑うだろ。
だから全ギタリストに推奨したいね。
これは面白い。
半ワウとかで濁しているようじゃ
まだまだ甘いね。
やっぱ、機材を買って出す音には
説得力がある
私はまだスタジオで大きい音で
鳴らしていないのですが
大きな音にした時にどういう感じになるかも
楽しみですね。DTM上では100点の大爆笑です。
あと聖飢魔Ⅱのエース清水長官が
80年代からしばらく、ロックマンを利用していて
アルバムでもこの音を聞けます。
そう考えたら松本と長官の共通点は
スタジオミュージシャンだったということなんだよね
つまり、ロックマンはスタジオミュージシャンが
使いやすく便利でいつも同じ音が出せるという
利点があるからこそ重宝されてたのだと思う。
それがこんなに小さな筐体から出るんだから
技術の進歩はすごい
そして、過去のリバイバルで終わらず
きちんと現代風なロックマンとして
作られているところも評価が高い。
もしかしてこのあとサスティナーや
XPRの再現があるかもしれないと思うと
胸が熱くなるね。MXRの動向には大いに期待したい。
まとめ
いやいや、買ってよかった。
面白いエフェクターです。
もう売り切れていますし
おそらく追加の再販はないと思います。
あまりにもB’zなので
実際の自分のライブで使えるかは謎ですが
インパクトはあるし
誰が聞いてもB’zとわかるこの音は
ニヤニヤしてしまいます
でも馬鹿にしているわけじゃなくて
2週回ったくらいの感想です。
とくにクリーンは気持ちが良い。
XPRの発売を期待しています。