小学5年生の時に、なんか一つ下のやつとケンカになった。
些細なことで、私も悪かった
でも一つ下のくせに、食って掛かってきて
身体もでかくて狂暴な奴で、頭がとんがっていて
脳みそが少ない粗野なバカという感じで
顔つきからしゃべり方とか、声のトーンまで
生理的に嫌いでした。
多分本気でケンカしたら負けていただろうし、
その時はなんか友達が入ってうまく収まった感じで
その後は本当に嫌いでしたが
中学も一緒で嫌だったけど
まあ、学年が違ったら視界に入らないし
相手は運動部で私は水泳部の幽霊部員でギター少年だったので
会うこともなく、
たまに見かけたら、嫌だなーとずっと根に持っていたし
年下のくせに歯向かってくる狂暴なパワー系の脳タリンということで
私はそいつを恐れていたんだと思う。それでムカついていたのだ。
私が高校に進学してちょっとしたときに
そいつが原付で事故を起こして死んだと聞きました。
妹の同級生だったので
通夜があるという話がでて、
私はしょうもないと罵った。
死ぬべくして死んだ間抜けだと今でも思っているけど
何もスッキリしない
なんか相手が死んだら、死に勝ちじゃん。
だって死んだらもう苦労も年収も家族もなにもかも
関係なくなるから
私が今の生活で豊かで満ち足りていて
後輩が、貧乏で汚らしく生きていなかったら
私の勝利ではないんだよね。
学生時代はいきがって
調子乗って、勉強もしないで遊びまくって
色恋にうつつを抜かして好きなことだけしていたやつが
社会に出て、そういう学生の価値観じゃなくなって
落ちぶれていくのが見物なんだけど
今場に、それができなかったのが悔しいね。
ただ、死んじゃったら終わりだね。
なにも残らない。たまに思い出しても
クソ野郎のままなんだから
死ぬってかっこ悪い。