私が初めて買ったCDは馬渡松子の
「微笑みの爆弾」の8cmシングルだったと思う。
私の育った少年時代は娯楽と言ったら音楽鑑賞か、
漫画か、ゲームとかプラモや
なんだかんだいっぱいあって、
ネットがない時代だったから、趣味が豊かだったと思う。
小さいおもちゃ屋とか駄菓子屋もたくさんあったし
古本屋や中古CD屋、ゲームショップもたくさんあった。
レンタルビデオ店もタバコ臭い不良のたまり場のような
ゲームセンターもたくさんあった。
ブックオフとかに支配されていなくて、
今思うといい時代だった。
音楽をきちんと聴く余裕があった時代で
娯楽が文化的でした。
ドラマも映画もすべてがキラキラして楽しかったし
エンターテイメントの中にコンプライアンスが
しゃしゃり出てくるようなこともなく
暴力的で、差別的で面白い時代でもあった。
雑誌は売れまくっていたし、
CDも売れまくっていた。
くだらない映画も、ゲームもあふれていたし
テレビはもっと下品だった。
2000年あたりから、小室哲哉の音楽が死んで
モー娘が売れ出したあたりで音楽はどんどん産業的になった。
おそらくアメリカの音楽の売り方が
日本にも入ってきて一般的になりだしたんだと思う。
音楽は本物の歌手や演奏者の技術よりも
カラオケで歌えるようなものになり
感動から共感になっていった。
ようするに音楽は素人臭くなってしまった。
ビデオからDVDになり、ストリーミングからDL動画になり
レンタルビデオ屋はつぶれて個人経営のゲーセンは無くなり
ゲームショップも徐々に潰れ
中古CDや古本はブックオフが牛耳って
趣味は流行りをベースに作られて
画一的で無個性で面白くなくなってしまった。
AKBやエグザイルやKポップみたいな、
見た目だけのものにお金を使うようになり、
音楽ではなく、歌っている人を鑑賞するのが趣味になってしまった
音楽は死んだ?
マリリンマンソンも、
「今の時代表現という方法においては音楽でなくてはいけない理由がない」と
言っていて、音楽から気持ちが離れているように思う。
音楽は本当に死んだのか?
そうじゃない、自分が老いて見えなくなっただけで
若い場所には音楽はまだ生きている。
今の音楽に感動できないのは、
自分が老いたからだと思う。
若い言語の音楽はおっさんには理解できないんだよ
でも、熱量は伝わってくる。
音楽は若者のものだ。
2000年まで音楽は価値があったのは
私の感覚で、音楽にはずっと価値がある。
世界を変えることは無理だとしても
思春期の中学生に勇気を与えることくらいは
今もできるんだろうと思う。
それは、その子にとって、
世界を変えるのに匹敵するパワーだと思う。
そういう意味でも若さってパワフルだね。
私はせめて勃起力だけでも若者になりたいので
メガリス買いました。
いつでも何があっても良いように
常備しています。
若いチ○コには戻りました。
親指くらい反り返ってます。