男にとってエフェクターはトレカと似ている | 永遠のSEVEN TEENブログ

永遠のSEVEN TEENブログ

リポドリンエクストリームでMAX106kgから85kgまで減量した
アラフォーです。元プロギタリストで、現在は子育てとしながら
サプリメントの会社で仕事しています。

要するにエフェクターとは集めたいという気持ちを
抑えるのが難しいアイテムなんです。

つまり、集めて使う以外に、
飾るとかしたりして、所有欲を満たしてくれるんですが
これって日本人だけの性質なんでしょうか。

基本的に男は、切手とかジュースのラベルとか、空き缶みたいに
異性にはゴミにしか見えない「換金しにくいもの」を集める習性があります。

女が、宝石やカバンとか靴みたいな、換金しやすいものを集めるのとは
逆の行為ですね。

ただ、エフェクターの中には、プレミアがついたりするものもあるので、
男の趣味の中でも、女性的な一面もかんじるので、
エフェクター収集はオカマっぽいと言わせていただきたい。

だから女ギタリストのエフェクター集めはオナベっぽいということですね。

私は、20代中頃が一番蒐集に力を入れていて、
使えるお金のほとんどをエフェクターに費やしました。

特に、アマチュア時代はアンプを買えなかったので
エフェクターとスタジオやライブハウスのアンプで
どこまで自分の満足な音を作れるかに情熱を費やしていました。

その結果、わかったことは
「良い歪のエフェクターなんかない」ということ。

これは当時の一つの真理でした。
ギターの良い音というのは、真空管アンプの爆音でだけ
作られるので、良い歪欲しかったらアンプ買えということが
私の答えでした。

2005年以降は、テクノロジーの発達で、
徐々に、エフェクターでも満足な音は出せるようになってきますが
ちょっと金がかかりました。

私はBOSSのGT10をジャズコーラスのリターンに繋いで
ライブなどで音づくりしていました。
音の分離が良く、抜けるので気に入っていましたが
やはり、真空管の音圧が物足りなかったです。

この後わかるようになるのですが、
ギターの気持ちが良い音というのは、単体で気持ちが良いとか、
自分の好みというだけで、アンサンブルになった時に
ぬけが悪かったり、うるさかったりして
音楽として成立しないことがあります。

自分が気持ちが良いだけで、独りよがりの
チェリーサウンドといいうわけです。

それと、男がエフェクター収集する一番の理由って
自分のギターの未熟さを、物を買ってごまかして
自分よりもうまい人に出会ったとき、
俺のほうがこういう機材を持っていて、こういう知識があると威張り、
テクニックや演奏面で負けた悔しさをごまかせるからです。

非常に昭和的思考だと思いますが、
きっと今の若い子はそんなことしないと思います。
こういう卑しいことをするのは、昭和世代なのでいずれいなくなりますが
少数ながら、そういう 遺志を受け継いでいる人もいます。

これはもう人間の脳のつくりの問題のようですね。
本人は取柄もないのに、高級車に乗って威圧的な運転をするとか、
高価な腕時計をするとか、高価なバッグを身につけるとか、

人は、自身がない人ほど
自分の足りない部分を金で補えると思っているんです。

私がプロとして活動している時代も、
機材は一種のギタリストとしてのバロメーターみたいな
雰囲気があって、マルチエフェクターなんかクソみたいな
考えのエンジニアとかPAはいました。
足元が立派なほど偉いという考えの人もいました。

逆に、使うのは
BOSSのエフェクター1つだけという人もいます。
image
どちらも美学です。
私はいろんな経験をして、
自分のギタースタイルでは、そんなエフェクターを
駆使しないでもいいし、買いそろえることもしないでいい。

今していることや、私ができることは
イレブンラックで十分足りるし、
まあ、ピッチシフターは欲しいかな。

 

 


ただ、欲しい気持ちと使う頻度を考えたら
たまたま安く買えたくらいのチャンスじゃないと不要レベル。

でも、何年かに一度欲しいと思うものは
今も出てきて、そのためにお金をプールしているので

エフェクターって、なんだかんだいっても
私の愉しみなんだろうなと思う。

今日のひとことブログ

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する