若いときに見たら、また違った感想だったと思う。

横山ノックの良い言葉で、

 

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「ドーランの 下に涙の 喜劇人」

 

というのがあって、

 

ドーランは、主に演劇上演や映画撮影などのための
メイクといった用途に使われる、油性の練り白粉のことである。

 

芸人はどんなにつらいことがあっても
悲しいことがあっても、笑いを振りまかないといけない
という一句。

 

ミュージシャンを経験した私もそうで、
辛くっても、ステージに上がらないといけない。

 

親が死んでもライブが入っていたら
ステージに上がるという覚悟がないと
こういう仕事はできない。

 

私は法事で一回ライブ断ったら、
大阪のPAごときが怒り狂って

その結果私は干されましたが、


今となっては、干されたおかげでコロナで

飢え死にしないですんだというのが
本音です。

 

まあ、そのPAは後輩にたかって生きている人だったので、
早々にかかわりがなくなりよかったです。

 

錦鯉ですが、
50歳まで頑張って芸人を続け、つかんだ大舞台での優勝。


その涙は本物で、最高の酒が飲めたことでしょう。

 

20歳の私だったら、何を芸人が泣いて、
お涙頂戴しているんだと思っただろうけど、

40歳にもなると、その涙の質が理解できるし、


言葉だって本物だし、おめでとうと本当に心から思える。

 

あきらめないで、続けてきたからといって
誰もがその栄光をつかめるわけじゃないけど、

 

きっと想像以上の苦労や苦汁を味わいながら
生きてこられたのでしょう。

 

いつもふざけて、おちゃらけてばかりいるから
本当の涙に、私も涙しました。

 

実家の母親の喜ぶ様子もYOUTUBEで見れるんですが、
もらい泣きします。

 

もしも自分の子供が売れない芸人で、

こういう風に優勝したら

心からうれしいだろうね。

 

むかし、幹てつやがボキャブラで高得点とって泣いていたのを
真似したデンジャラスの胡散臭い涙がゴミに思えますね。

 

世の中は2022年に向けて加速する中、
神田沙也加さんの自殺、M-1錦鯉優勝

お金配る人が宇宙に行ってましたけど、


なんだかね、すごいことなのに、
かすみますね。

 

所詮お金の価値なんていうのは、
命よりも重いのはわかっている反面、

人の感情を揺さぶるような出来事には
かなわないという気持ちもあるけど、

 

実際に目の前に10万ちらつかされたら
尻尾を振る自信もある(笑)

 

ただ、昨日の21時以降は、
宇宙の話なんかどーでもよかった瞬間です。

 

せめて、宇宙人にさらわれたら
話題にもなるんですけどね。

 

おめでとう錦鯉