私は一時期プロミュージシャンとして活動していました。
ギターについては、今でも自信のある分野です。
小さい時に無理やり習わされたピアノも
実は意外と役に立っていて、
今も指はきれいに動きます。
音楽的な助けになったかと言われたら
微妙な部分が多いですが(※常にギター主体だったため)
しかし譜面を簡単に読むこととか、
採譜とか、理論を理解するうえで
ピアノを習ったことは役に立ったと思います。
一番実感することは、
「練習したらなんでもできる」ということです。
ギターもピアノも、1曲を弾けるようになるのは
簡単なことじゃないです。
右手と左手を同期させて
今押している鍵盤のその先の先まで
無意識に理解し、考えないと弾けないからです。
でも、こういうものは練習次第で
何とでもなります。曲を通して弾けるようになる
達成感というのは自己満足以上に
満ち足りた気持ちになるから不思議です。
こういう個人的なことに達成感を感じることができないと
継続は難しいです。
元々、楽器なんて言うのは
弾けなくて当たり前で、やらないでも
問題のない作業です。
私の古い友人は、
思い立ち30歳過ぎに電子ピアノを買って
ボヘミアンラプソディーを練習すると意気込んでいて、
私はその様子を見てうらやましくも思い、
できるようになったらかっこいいなと感じていましたが、
全く練習しないまま、何もできないまま
ピアノは誰かに譲っていました。
その友人も、ギターをそこそこ弾けるし
音楽は興味あると思っていたんですがね。
ジムやジョギングとかと違い、
1人暮らしのサラリーマンだったら
家に帰ってピアノに向かうことなんか
余裕と思っていたけど、
それよりも、競馬やパチンコ、インターネットで
ダラダラとする方が楽だし楽しいんです。
何よりもがっかりしたのは、
「俺には才能がない」という言い訳で
ピアノを辞めたことです。
それは練習しないからだと言っても、
できないものはできないと言い張り終了。
私から言わせたら、
その才能っていうのが何なのかというと、
スマホとか、競馬とか、パチンコよりも
ピアノを弾けるようになりたいという想いと
そのために練習を継続する気持ち
があるかないかが才能なんだよ。
彼は最近離婚したと風の噂で聞きました。
奥さんの実家の方にわざわざ引っ越した結果これです。
個人のピアノ練習程度も継続できない奴には、
家庭なんか維持できないんだと思います。
まあ、一人がお似合いだし、
結婚したのもデキ婚だし、
残りの人生は独身貴族でいいんじゃないでしょうか。
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