4/28にすでにこういう記事があります。
北里大学の大村智博士が発見した抗寄生虫病の特効薬イベルメクチンが、コロナウイルス感染症(COVID-19)に効果あり、との臨床試験が途上国を中心に約80件報告されている。
そして米英の多くの医師も「効果あり」として予防・治療に使うよう主張しているが、製薬会社や政府当局には「臨床試験が不十分だ」として、使用を阻止する動きもある。
日本は、イベルメクチンのCOVID-19治療への使用を
医師・患者の合意を条件に認めているが、積極的に承認する意向は見えない。
なんだか、製薬会社や政府当局が反対しているということは、
利権絡みであるのでは?と勘繰ってしまいますね。
そのイベルメクチンがどんなものかを解説します。
■イベルメクチンとは?
イベルメクチンとは、北里大学特別栄誉教授の大村智博士が
1974年に発見した微生物が生み出す「アベルメクチン」をもとにした化合物(誘導体)である。
アメリカの製薬会社のメルク社との共同研究で、
もともとは家畜やペットの寄生虫、回虫などの治療薬
として1981年に開発された。
家畜の寄生虫や皮膚病、
イヌのフィラリア症などの特効薬となり、
動物抗生物質として、20年以上にわたって
売上高世界トップを維持する記録的なヒット薬剤です。
大型動物に効くのだから人間にも効くだろう、との予測から、
イベルメクチンはアフリカ・中南米・中東などの河川流域で
蔓延まんえんしていたオンコセルカ症(河川盲目症)の
治療・予防に使えないか、研究開発も進み、
1975年に大村博士がメルク社の
ウィリアム・キャンベル博士と
共同研究を進め、オンコセルカ症や脚の
リンパ腺に線虫がはびこって、
太いむくみが出るリンパ系フィラリア症(象皮症)の
特効薬としてイベルメクチン(薬剤名はメクチザン)を開発した。
世界保健機関(WHO)の研究者は
「これまで出てきたどの熱帯病薬剤と比較しても、けた外れに優れた効果を持つ」とイベルメクチンを高く評価し、メルク社と北里大学に協力を求め、
1987年から熱帯地方の住民に無償で配布することにした
何よりも年に1回、錠剤を水で飲むだけという
簡単な服用法がWHOの評価を高めたポイントだった。
この特効薬は、盲目になる人が続出していたオンコセルカ症は急速に減少させ、
コロンビア、メキシコなどでは、オンコセルカ症を撲滅したと宣言している。
その後、ダニによる疥癬かいせん症や糞線虫症など重篤な風土病の予防・治療薬になることもわかり、イベルメクチンは世界中に広がった。
臨床現場では、副作用がほとんど報告されないことも評価を一層高めた。
大村・キャンベル両博士は、この業績を評価され、
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
■なぜ今、イベルメクチンがコロナ対策に注目されたのか?
イベルメクチンは試験管レベルの研究で、新型コロナウイルスがヒトの細胞内で増殖する際に、ウイルスのたんぱく質の核内移行を妨害し、増殖を抑制することがわかった。
最初に臨床試験の結果が発表されたのは、アメリカ・南フロリダの4病院での臨床試験。
20年6月に発表された試験結果によると、
イベルメクチン投与患者173人の死亡率は15.0%で、
非投与群107例の25.2%と比べて有意(p=0.03)に
優れているというものだった。
その後20年10月、学術専門誌「Chest」に掲載されている20年3月には、アメリカバージニア州のイースタンバージニア医科大学の呼吸器・重症患者治療主任のポール・E・マリク教授がリーダーとなって、新型コロナに関する医師連盟であるFLCCCが設立された。
FLCCCは、世界で広がっている
イベルメクチンの臨床試験の報告をいち早く評価して、
自分たちのプロトコルにイベルメクチンを取り入れ、
他のグループの臨床試験を集約して評価をはじめた。
その結果は20年10月31日
「イベルメクチンはCovid-19パンデミックに対する
世界的な解決策となる可能性を秘めている」
とのタイトルで、約30報の論文を
精査した結果として世界に向けて発信された。
その評価内容は
1、新型コロナウイルスの複製を阻害し、感染した細胞培養において48時間でほぼすべてのウイルス物質を消失させる。
2、感染した患者の家族間のCOVID-19の感染と発症を防ぐ。
3、軽度から中等度の疾患でも、発症後早期に治療することで回復を早め、悪化を防ぐ。
4、入院患者の回復を早め、集中治療室(ICU)への入室や死亡を回避する。
5、国民全体に配布・使用されている地域では、症例死亡率の顕著な低下をもたらす。
なんだかすごいですね、ちゃんと論文で発表されたんですよ。
都市伝説とか2ちゃんねるじゃないですよ。
そして、20年12月8日、
アメリカ上院国土安全保障委員会に呼ばれたFLCCCの
ピエール・コリー会長(前ウィスコンシン大学医学部准教授)は、精査した臨床試験結果を根拠に、イベルメクチンは
COVID-19の初期症状から重症に移行する進行を防ぎ、
重症患者の回復を助け死亡率を低下させるデータを示していると主張し
米政府に対しイベルメクチンに関する医学的証拠を迅速に検討するように求めた
イベルメクチンは数百人の研究者グループが世界中で臨床試験を続けており、
全世界で発表された試験データは20年11月から詳しく分析されている。
4月16日現在では52件の臨床試験データが分析され、
その98%にあたる51件がイベルメクチンを肯定的に評価できる結果だった。
その内訳をみると、早期治療では81%の効果があり、
予防的使用では84%が改善を示した。死亡率は早期治療では
76%も低くなることが推測できた。
中等度・重度の感染症を対象とした六つの無作為比較試験では、
イベルメクチン投与群では14人(2.1%)の死亡、
対照群では57人(9.5%)の死亡が認められ、
死亡率が75%減少した(p=0.0002)
また臨床的に良好な回復を示しており、入院期間も短縮された
日本のテレビ、週刊誌などのメディアでも日本発のイベルメクチンをCOVID-19治療に使うべきとの主張が目立つようになってきた。
国民からも期待する声が上がり、
ネット通販などでもイベルメクチンを求める動きが広がっている。
■否定的な意見もある
一方で、効果がないとする試験結果も出ている。
3月4日、アメリカの権威ある学術誌JAMAに、
コロンビアの研究者による「COVID-19治療に
イベルメクチンを投与しても効果はない」とする臨床試験結果が掲載された。
4月5日には朝日新聞の言論サイト「論座」に
「日本のイベルメクチン狂騒曲に見る危険性」という船戸真史医師の論説が掲載された。
船戸氏はこのなかで「世界四大医学雑誌の一角をなす米国医学界雑誌(JAMA)にイベルメクチンの効果に対する否定的な論文も投稿され、現状は益々不確かになっている」と主張している。
だが、この論文をアメリカの研究者らと学術的に精査した
北里大学の八木澤守正客員教授は、
詳細に論文を分析した結果、学術的に不完全、
不十分な内容があったとする論考を発表した。
この問題は研究者がJAMAに抗議の手紙を送る騒ぎになっており、米国の医学会に所属する128人(4月18日現在)の医師が、連名で「米国の医師による公開書簡:JAMAイベルメクチン研究は致命的な欠陥がある」とする書簡を公開している。
書簡には日々新たな署名が加わっており、
「試験結果を歪曲わいきょくして結論付けた論文を掲載した」として、JAMAに対する批判も高まっている。
アメリカの国立衛生研究所(NIH)も2021年1月になって、「抗寄生虫薬として適応されているイベルメクチンを
医師の判断でCOVID-19の治療に使用できる」との方針を表明した。
それまでイベルメクチンに否定的だった
NIHが、肯定に一歩近づいたといえるが、
NIHはCOVID-19への効果について、
科学的証拠はまだ不十分としている。
一方、WHOは3月31日に、
イベルメクチンのこれまでの臨床試験結果からみた致死率や入院、体内からのウイルス除去にもたらす効果については
「証拠が非常に不確実」だと指摘し、
治験以外では「症状の内容や期間にかかわらず、
いかなる患者にも使用すべきではない」との声明を発表した。
■日本でのイベルメクチンのとらえられ方
「適切な手続きを行ったうえで、イベルメクチンのCOVID-19への適応外使用を認める」旨を明記している。
疥癬や糞線虫症の薬として認めていたイベルメクチンを、適応外であるCOVID-19に使ってもかまわないとする通達はすでに出ているのだ。
医師がこれに従ってCOVID-19の治療薬としてイベルメクチンを処方するのは、国も認めた正当な医療行為だ。だが、それが前述の論文のように「狂騒曲に見る危険性」などと批判されてしまうと、医師としては使いにくくなる。効果に期待し、治療薬を待つ国民も、冷や水を浴びせられた格好になった。
しかし菅首相も「日本にとって極めて重要な医薬品であると思っているので、最大限努力する」と、積極的に取り組むともとれる発言をした。
厚労省は20年5月という早い時期にイベルメクチンのCOVID-19治療への適応外使用を認めており、その後も世界でイベルメクチンの効果を認める臨床試験結果が次々に出ている。北里大・八木澤客員教授の調べでは、これまで約80件の臨床試験が世界で発表されているが、そのうちイベルメクチン否定論文は2件にとどまっている。2件のうちの1件が、試験方法がでたらめだったと糾弾されているJAMA掲載の論文である。
■なんで揉めてんのか
わざわざコロナの新薬を開発するのは、特許権のなくなったイベルメクチンをいまさらCOVID-19の治療薬として適応を取り付けても、経済的なうまみは何もないという側面もある
体重70キロの患者の治療に必要なイベルメクチン(日本では「ストロメクトール」)の薬価は、日本では約3500円だが、世界的な相場は数百円といわれる。
新たな特効薬が世に出るまで、イベルメクチンは「効果なし」であってほしいとの思惑があるのでは?
反対している論説を乗せたのが「朝日新聞」っていうのが気になりますね。
ワクチンを注射する方が、手間も時間もかかるけど
莫大な利益を生むのは間違いないというのを考えても
なんか日本らしく金にまみれているのかなと考えてしまう。
■まとめ
個人経営の飲食業種以外の販売業なんかも
もはや限界に来ています。
コロナに振り回されみんな生活が苦しいです。
イベルメクチンのニュースって、多くの人には希望だし、
深読みしたら、トランプ支持派の言ってたQアノンとかみたいな
都市伝説の可能性すらある。
こうなると、大事なことって
自分がどっちを選ぶのかじゃないでしょうか。
私は個人的に、副反応があり、
永久不妊にして人口削減をしようとしている説がある
と言われるワクチンよりも
接種しないと、飛行機に乗れないとか
施設に入れないとか、行動に制限されると脅かしてくるような
ワクチンよりも
日本人が発見した、安価で
インドでも感染者が激減した効果のある
イベルメクチンを信じたいね。
ってことでネットで買いました。
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